川の果ての更に果てに

ずっと政情不安が続いているミャンマー。
最近大規模な反政府デモが起き、その様子を撮影しようとしていた日本人のカメラマンが射殺されたこともあってにわかに注目を集めているような感じです。

ただま、元々人権団体とかが「タン・シュエは金正日に続く世界第二位の独裁者だ」なんて公表していたこともありましたし、むしろ今まで無視されすぎていたんじゃないかという気もしますけれど。
反政府デモが政府に鎮圧されるなんてのは以前ベラルーシでもありましたし、おそらくどこででもあるのでしょうけれど、とりあえず報道はするけれど、潰されれば「ああ、酷いね」ということでオシマイ。やはり日本国民的には日本人が巻き添えを食うなどしないと関心が向かないというところがあるのかもしれません。

ミャンマーの反政府デモがどうなるかというのは専門家でもないのでさっぱり分かりませんが、揺れているところにもう一つ何か内外から力が加わる、というのが無さそうなので２、３ヶ月ほどで自然消滅って感じになってしまうんじゃないかなぁという気はしています。日本政府は真相究明を求めているとのことですが、そちらの方もうやむやになるんじゃないかなぁと。

しかしまあ、北朝鮮では国民の不満は高まっている～なんて話は見聞きしますけれど、軍隊内部はともかくとしまして反政府デモなるものが行われているなんてのは聞いたこともありません。と考えると独裁者二位と一位の間には相当な隔たりが存在しているということなんでしょうか（苦笑）
まあ、そこで10位だった故ニヤゾフ大統領のトルクメニスタンでもその手の話は聞きませんでしたけれど。

ところで、例えば戦国大名とかの「強い奴」とか「智謀の将」ランキングなどある場合にはそれぞれの人がどんなことをしていたのかなんてのを列挙しているわけですが、同じようにどこかの新聞とかが「世界独裁者ランキング」などを人権団体が発表した際に「この人はこんなことをしていて今回トップ10に入りました」なんてやってくれたりしないもんでしょうか。別に独裁者でなくても、今一番強面の元首ランキングとかそういうのでもやれば意外と喜ぶ人は多いんじゃないかという気はしますが。