川の果ての更に果てに

予想通りといえば予想通りではありますが。

匿名の自殺予告など相次ぐ＝いじめと無関係の手紙も－文部科学省（時事通信）

ま、便乗犯も多いのでしょうし、自殺は考えていないけれど、ある程度もやもやしたいじめの被害者などがポンポンと出すようになっているかもしれません。
ま、最初の手紙に対して、ああいう態度を取るのはある意味仕方ないでしょうし、仕方のないことではないですかね。文部科学大臣も文部科学省も役人的な机上の空論だけで言うのではなく、実際に生徒の悩みを受け止めるということではいいんではないですかね。どうせロクな政策を出さないわけですから（笑）、相談相手とかやっていた方がまだマシでしょう。

で、文部科学省と文部科学大臣が教育現場について色々知ることになるでしょうけれど…
それまで待っていられるか、今が不安だということでこういう話も出てきています。

＜いじめ調査＞うちの子大丈夫？　探偵社に依頼増える（毎日新聞）

何だか目新しく見えますけれど、実は昔からいじめが社会問題になる度にこの手の依頼は増えたりしていたそうです。
信用できる業者に任せると効果があるだろうと思いますが、探偵は調査をする仕事であって用心棒ではありませんから、いざとなったら助けるというわけでもないので、あくまで確認とか証拠収集で役にたつという程度でしょう。
裁判でも起こすつもりでなければ根本的な解決には結びつかないかもしれません。

ただ、実際に調査させると『実はいじめている方だった』なんてのが分かることがあるなんて話もありますけれどね。中には、最初は虐められていたけれど、何かの要因（上級生になった）によって虐める側に転向したなんて話もありますしね。ほとんどの人が明らかに無視をしているのが気になるのでありますけれど。

ま、そのあたりは虐待された子供が、転じて虐待する親になるなんていうのと似ているのかもしれません。
もちろん、それが全てというわけではなく、そうしたケースがあるということですけれどね。
社会問題はある意味生き物みたいな部分があるわけです。