川の果ての更に果てに

欧州の王様の中で一番個人資産が少ないのはベルギー王なんだそうです。それでも20億円くらいはあるということで大したものだとも思いますけれど。
逆に一番多いのはリヒテンシュタイン王だそうでこちらが4800億円ほど。２位がグリート・ブリテンのエリザベス女王なのだそうで。
個人的にはモナコ王室あたりがお金持ちなのかと思っていましたが、そうでもないようで。個人資産と管理しているところとの違い（例えば日本だと皇族が個人でもっている資産と宮内庁が管理している皇室資産みたいな関係）などもあるでしょうから、また違ってくるのかもしれませんが。その場合はローマ法王庁あたりがトップですかね。ローマ法王は王じゃないだろって突っ込みが来るでしょうけれど。

何だかんだ言って王室が存在している国は欧州には多いですから、その順位とか並べると面白いかもしれません。ついでに出自とかもイギリスは世界史にも出てくるので有名ですが、その他の国がどんな経緯でどの家なのかなんてのも調べると面白いかもしれませんね。
知っている範囲ではスペインはブルボン家が断続を繰り返しながらも延々と生き延びていること。
スウェーデンはベルナドット家。ベルナドットはボナパルト・ナポレオンの部下で彼の最初の恋人だったデジレを引き受けた（笑）関係から、あちこちで散々足を引っ張ったにもかかわらず王様にしてもらったそうで。ただ、スウェーデンでは結構受け入れられたようで、ナポレオン当人たちの没落を他所にナポレオンの作った王国の中で唯一現在まで存続しているのだそう。なので割と新参者の類なんでしょう。
ルクセンブルクは調べてみるとナッサウ家なのだそうで、オランダと出自を共にしているのだそう。一番貧乏なベルギーは元々はザクセン地方の中流貴族だったそうでそのあたりもちょっとは影響しているんでしょうか。

金持ちという点では世界で見るとサウジアラビアあたりがトップということになるんですかね。ブータンあたりも密かにお金持ちという話を聞いたことがありますが。