川の果ての更に果てに

新宿駅近くでは禁煙防止運動ということで灰皿をもった職員が路上喫煙者を呼び止めて、吸わないよう勧めたりしています。条例で罰金を定めているはずなので、とっ捕まえて「罰金払え」とやっても全然問題ないような気もするのですが、中々そこまで高圧的にはなれないんですかね。
ただ、それで迷惑被っている人間もいるにはいるということも考えると、「路上でタバコを吸うのは損」と皆に思わせるべくきっちり取り立ててもいいのではという気もしますが…

ま、それはさておき。
フランスでは来年の２月から公共の場所での喫煙を全面的に禁止するんだそうです。
ただ、こうした前面禁煙は別にフランスに始まったことでもないらしくて、アイルランドやイタリアとかでも同様の措置は採られているのだとか。
そもそも、海外の喫煙者に対する攻撃は日本の比ではないようで、例えば欧州では普通の企業が「ウチは喫煙者は一切雇用しない」というような区別を設けたとしても、「それは差別にはあたらない」んだそう。おまえはタバコを吸ってるからという理由で一方的に解雇したとしても理屈の上では通じるのだそうです。そのうち日本企業も体のいいリストラ策として採用したりするのかも…
ここまでいくとちょっと行き過ぎのような気もしますが、言うなれば日本のドラッグの範疇の中に喫煙が含まれつつあるということですかね。ま、見方によっては使用している人間だけがダメになる大麻の方がタバコよりマシだという見方もできるかもしれませんが（向精神性のある覚醒剤とかコカインは周囲に危害を与える恐れあり）。

ドビルバン首相は「年間5000人が受動喫煙で死んでいる。これは全く許容できない」ということなのだそうです。ま～、確かに日本でも結構な数の受動喫煙者がそれが原因でなくなっているという部分はあるんでしょうし、そう考えると一理あるのかもしれないですかね。

米ホラー 怖すぎて公開危機に（日刊スポーツ）
あまりに凄惨過ぎて悪影響を与えるということでＲ－15にするかＲ－18にするかが話題になっている映画があるようですが、数字上の計算では、「こうした映画に触発されて犯罪を犯すかもしれない人間について考慮するくらいなら喫煙と飲酒について考えなさいよ」ということになるのかもしれませんね。
というかこの映画の題材自体が飲酒運転らしいですけれど(苦笑)　飲酒運転をしたらこんな目に遭うかもしれないんだという一つの教訓として有意義…という見方は成り立たないですかね（笑）
ホラー映画は見ないので個人的には15禁でも18禁でも気にはしませんが……なんて書くと後で「表現の自由を何と心得るんだ！」みたいな批判が飛んできたりして…