川の果ての更に果てに

ブログで自滅したりする人の話は推挙に暇がありませんが、Ｍｉｘｉでも失敗しそうな人が出てきたそうで。
ミクシィに…アタック２５予選「カンニングした」（ＺＡＫＺＡＫ）

長寿番組・アタック25の優勝者が、予選会でカンニングをして本選に出場したことをＭｉｘｉに書き綴って「詐欺だ」と怒りの大火を起こしたのだそうで。
これに対して放送局側は「本人に確認してみたら二度否定した。ウケを狙ってそういう発言をしたのではないか。とりあえず信用する」というような態度なのだそう。
ま、実際に誇張して書いたなんてのはあるかもしれませんから、何とも言いようがないですね。軽率なことを書いた上に、軽率な性格なので冗談を冗談と理解しないような人を自分のコミュに入れてしまったのかも。
少年が籍を置いている大学は調査に乗り出すとのことですが…。

私はアタック25は昔見ていたきりでここ10年くらい観ていませんが、質問と誤答内容がつらつら列挙されているので、観ている人には誰のことであるか事実上まる分かりでしょう。
で～、この少年は19歳なわけですが、厳密に言えばここまで誰であるか推認させる記載をしていると少年法の趣旨に鑑みてどうなのかという気もしないではないですね(笑)　もちろん、本選に出るために詐欺はしたようだけど、本選で詐欺をしていない以上、刑法の予定するような詐欺といえるのかどうか微妙です。けれど、少年法の趣旨は刑事犯でなければどれだけ非難してもいいという類のものでもないでしょうし。
新潮がやれば確信犯でしょうけれど、産経系列のＺＡＫＺＡＫにそんな意識はないでしょうから、多分そんなこと考えなかったんでしょうね。

もっとも、（カンニングが実際あったとして）これが出ている配信記事には、カンニングをした際に主催者が下す処分の内容が書いてないです。アタック25のサイトにもありませんでした。普通は出場権取消なのだろうと思いますが、ひょっとするとないのかもしれません。
無論カンニングをするのは倫理的には良くないことですが、ペナルティ規定がない（想定していない）のならこの少年が書いたように「勝てばそれでいい」ということになるのかも。

まあ、テレビ局の内実とかは全然知りませんが、一般公募のチート行為について厳密にチェックしているところは少ないような気もしますし、今後はしっかりとチェックした方がいいのではないでしょうか。

ちなみにアタック25のサイトに参考問題みたいなのが10問ありました。
…半分も分かりませんでした(笑)。