川の果ての更に果てに

公的機関をかたる架空請求などは後を絶ちませんが…

東京地裁を名乗り架空請求、メールで「支払命令」（読売新聞）

これはさすがに…
いくら国が借金だらけと言っても、判決文をメールで送ってくる裁判所は嫌すぎます。といいますか、訴訟が提起された時点で「提起されましたから来てくださいよ」というのだってくるわけですし。
大体本質として税務署もそうですが、官公庁は無駄遣いをしたいのです。「もういいよ」というくらいに判決文とか送ってくるなどの無駄遣いをすることはあっても、経費節減になるような方法を決して取るはずがありません。
裁判所や税務署はメールで請求したりしないというような通り一辺倒で考えてもそんなことがないということは分かろうものですが、本質論で考えても裁判所がこんな手っ取り早い方法を取ることはありえないということは分かろうものです。
訴訟そのものをはしょることはありますけれどね。裁判官少ないし事件が多いですので。

送った連中は「民事訴訟法が改正されて電子メールで支払命令を出せるようになった」とか「民事部」を名乗るとかそこそこ知識とか動員したんでしょうけれど、メールでってのはあまりにもチャチい気が。
ＤＭを送るだけの金もないのか、あるいはもったいないということなんでしょうけれど。

どうせ被告の名前とか書いたりしてるわけでもないでしょうし、こんなのに騙されるのがいるとも思えないのですが、２万円と額をおさえているだけに「その程度なら」なんて思う人もいるんですかね。