川の果ての更に果てに

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2024.05.19 -

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オスカー・デラ・ホーヤとフロイド・メイウェザーのファイトが終わり、まあ当分のところこれに対抗できるようなスーパーファイトは生まれないのでしょうが、スポーツイラストレイテッド紙に「これも実現したら凄そうな５カード」みたいなものがありました。

１．フロイド・メイウェザー　対　アントニオ・マルガリート
このところ安定しているマルガリートとメイウェザーの一戦が一番面白いファイトだそう。マルガリートの印象が薄いので今ひとつピンと来ませんが、中盤以降もタフネスで旺盛に攻めかかれるボクサーです。
ただ、最初で圧倒されてしまうと翻弄されたまま終わってしまうような気も…

２．ジョー・カルザーギ　対　ミッケル・ケスラー
ウェールズの巨人とデンマークの暴れ者。ラスベガスと縁の薄い二人のファイトですが、実現可能性があって尚且つ面白そうなカードです。カルザーギは老成してきて迫力そのものは薄れてきたような感もあり、ケスラーが勢いそのままバーンと倒してしまうかもしれない反面、その老成した技術でケスラーを巧く封じるかもという気もします。

３．ウラディミール・クリチコ　対　ヴィタリ・クリチコ
実現はありえないでしょうけれど、本当に実現すれば話題性抜群のカードですね。
共にヘビー級王者の経験多数でおそらくナンバー１とナンバー２。言うなれば横綱時代の若乃花と貴乃花が優勝決定戦をやるようなものです。
どっちもスタイルそのものは似ていて受けに回ると脆い部分も変わりません。より破壊力のあるヴィタリ、応用性のあるウラディミールという部分はありますが、そもそも本気でできるのかという点が疑問です。
でもこの二人が対戦したら両方とも20億くらいのファイトマネーがもらえるビッグファイトになりそう。

４．ファン・マヌエル・マルケス　対　マニー・パッキャオ
これも実現可能性がゼロではないカードといえるでしょうか。
軽量級最大のスターであるパッキャオの出世試合の一つでもあり、同時に辛酸を舐めた試合でもあるのが３年前のマルケス戦。１Ｒにマルケスを３度ダウンさせながらそこからマルケスの驚異的な粘りにあい、結局引き分けとなってしまった一戦でした。
この二人がリマッチすれば当然かなりの注目を集めるでしょうが、試合そのものはマルケスが警戒しながら巧く立ち回るのではという気もします。

５．オスカー・デラ・ホーヤ　対　ミゲール・コット
コットは好きなボクサーではあるのですが、もう一つスーパーになるには何かが必要なんではなかろうかという気もしないではありません。２年前スーパーライト級が大激戦だった時にも結局誰とも顔を合わせることなく上に行ってしまいましたし。今度ザブ・ジュダーとやるようで、ジュダーを沈めれば確かに大きな自身にはなるかもしれませんが。
クリス・マニックス氏はスーパーファイトを期待しているようですが、個人的にはむしろデラ・ホーヤの花道を飾る一戦としてそこそこいい感じ？　みたいな印象な気がします。

カルザーギとケスラーの試合は私も見たいんですけどねぇ。あとはまあ、バレロあたりが更に強くなってベガスに進出してなんてのも見てみたいところです。もちろん長谷川にも期待していますが。

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