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2011年は勝てるのだろうか…?
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昨日の試合でちょっと気になったこと。
試合中にセルジオ越後氏とかが言っていたり、あと多くのところであったりたしのですが「セットプレーだけでなく流れの中の得点も見たかった。それがないから不満」なんてものが結構多かったんですね。
この手の批判って随分前からよくあるわけですが、でも例えばこんな批判ってあります?
実況「松坂、これで今日10個目の三振を取りました」
ロベルト越前「いや~、今日の松坂はストレートでばかり三振をとっていて、変化球で三振を取っていないから不満ですね。ストレートで空振りが取れることは分かったけど、変化球での三振も見せてくれないとファンは納得しませんよ」
私が視聴者なら、ロベルト越前のコメントに対しては「阿呆かコイツは」と思いますが、実際問題、セットプレーで点が取れてるけど流れの中での点を取らないと不満だとかいうのにも「だったら何なの」って正直思っております。ラグビーのようにセットからのキックが3点。流れの中からのトライが最高7点になるのならそれは流れの点にこだわる必要もあるでしょうが、ストレートでも変化球でも空振りでも見逃しでも三振は三振、セットプレーだろうと流れだろうとオウンゴールだろうとゴールはゴール。
同じなら別に何であろうと関係ないわけで…
むしろ、
「ペルーはセットプレーに対応できていないからもっとセットプレーを取りに行く工夫をしてほしいですね」とか。
あるいは「ペルーはセットプレーを如実に警戒するようになってきたので、ここらで一発流れから点を取ってほしいですね」
とかなるのが自然なんじゃないかと思うわけですが。
正直何を求めて試合を見ているのかよく分からないわけです。セルジオ越後氏は横綱審議委員なので仕方ありませんが…
で、ま、このあたりに関連して。
ここから書く内容は五輪代表のサッカーに対して特に顕著に思っていたりしたので28日の試合を見てから書こうかなと思っていたのですが、勝負事で安定して勝ちにいく、結果を残すには何かしら型が必要と思うわけであります。例えば相撲取りなら四つとか押しとか、ピッチャーならストレート主体とか外角の変化球の出し入れとかそういう型、型があれば応用も利くわけで戦術の幅も取れるわけです。
それこそ、日本はセットプレーで9割の点を取るとかなると、相手は嫌がおうにもファウルを警戒する。となると、家長とか水野を入れて積極的に仕掛けさせるなんてのが効くかもしれませんし、セットプレーを警戒されるから逆手に取ってどうこうということはできるでしょう。
逆に特に武器もないのにあれこれやっても、それはただジタバタしているだけで多様性とは言いません。
しかしながら現実的にはそういうことを考えているでもなく、特に型もないまま何かジタバタしているだけというのが特に五輪代表あたりに感じる現状なわけです。
135キロのストレートとそこそこ曲がるカーブとそれなりに切れるスライダーと、ちょっと落ちるフォークとか持っていて、高校レベルなら十分過ぎるけれどプロレベルになるとどれも通用しそうにない…なのに既存の球種を磨こうとせずにチェンジアップまで覚えようとしているピッチャー…
ぶっちゃけ現在の代表を喩えるとそんな感じに見えてしまいます。あるいはあれですかね、受験を控えて参考書を10冊20冊買って全部気負ってやろうとしているなんてのも似てるかもしれませんね。
ま、オシムにしてみるとそんな状態だからこそコーナーワークとか頭脳的なピッチングをして何とかしろということになるのかもしれませんし、当然そのためにはコントロールミスが許されないので走りこみを続けてミスをしないようにするとなると、走る考えるサッカーというのも分かるかもしれません。
しかしまあ、それでも武器もないのにあれこれ手を伸ばすと行き着く先はカオス(混沌)であって、カオスの中に何かが生まれるほど創造性とかがあるのなら苦労しないよという気もするわけで。
そこまでややこしくしなくても、一番通用しそうな要素を軸にその周囲を膨らませる方がある程度単調ながらも効率的になるんじゃないかとは思うわけですが。オシムも反町氏も「特定個人のチームは作らない」のだそうですから、そのあたりは無理なのかもしれませんけれどね。
で、以前反町氏を批判したわけですが、 結局のところ型も何もないのに要求ばかり増やして選手を困惑させ、尚且つ結果が良くないと選手を批判するあたりがかなりイケてないなと個人的には思っているわけで(内容の良くない前半だった場合にハーフタイムで激怒しているというのも監督としていかがなものかと思うんですけれどね)。理想がすんごく高いところにあって、全部足りていないように見えるからそうなるのか、重圧とかでパニックになっているのかは正直よく分かりませんが。
ま、とりあえず平山が一番頼りになる存在だと思っているようで、それがおそらく正しいだろうことは五輪代表の練習を見ていて実感しているのですが、ところが平山を活かすためのサッカーをしているのかというと実は全然していないわけであって。単純に平山にボールを当てて、そこから何かしら展開して最後に平山まで戻ればいいなみたいなくらいのイメージしかないわけです。平山に最後決めるためにどうするかというのが欠如しているわけで、ま、別に平山だけに限らずこんな状況で点を取れと言われてもできるわけがありません。カレン・ロバートが拗ねて守備に奔走するようになってしまったのも頷けようものです。それこそ森本が入ろうと伊藤翔が入ろうとこの状態ではどうしようもないでしょう。ドログバでも連れてくるしかありません。
このあたりは決め球をどうするかも考えずにいきなり初球からベストボールを投げているピッチャー、あるいは時間配分も考えずに試験に臨む学生とでも言えばいいですかね。
それこそ、五輪代表は現時点だったら、戦術練習は守備だけやって、あとはセットプレーの練習だけにあてた方がいいんじゃないですかね。あとは試合になれば「いかにしてファウルを貰うか」を徹底させると。
現実を見据えるとそれが一番いいんじゃないですかね…
家長にしても水野にしても、ロナウドやメッシーみたいに常時2、3人かわせるドリブラーなわけでもなく、戦術の中で生かせれば大いに武器になるというくらいですから、戦術の型のない中で使っても当人達が大変なだけでしょうし。
オシムは「日本らしいサッカー」を体現すべくとっても難しいこととかをやらせたりしているようです。
ただ、セットプレーのひたすら巧い選手を置いて、そこからのプレーに活路を見出す。
それだって定着してくれば「日本らしいサッカー」になるんじゃないかと思うわけなんですが…
別にオシムの批判をするつもりはないですが。
結果的にFKだけで勝ったというのは確かに勝ったからOKみたいな短絡的なものですが、FKをチーム全体で取りにいき、そのFKで勝ったというのならそれはそれで十分価値があると個人的には思うんですね。そのための工夫をするのならセットプレーだけで勝つのも十分に意味があると思うわけで。
何といっても日本はブラジルのようにあれこれやってて勝てる程強くないですから(笑)
五輪はシリアなら何とかなるかなとは思っていますが、どうなりますかねぇ。
ロベルト越前(笑)こんな人がプロ野球界に居たらいやですねえ.張本あたりが近いポジションに居そうですが.
さて,おっしゃることはもっともですね.同感です.
中村だけでなく,日本には歴代フリーキックのうまい選手が出てきやすい土壌にあるようですからなおさらそう思います.
”PからGO!”ならぬ”FからGO!”は一つの柱にすべきです,
ロベルト越前のありえない視点でいつも批判めいた野球エントリを書いていても楽しいかもしれませんが、絶対敬遠されるでしょうね(笑)
FKの精度は世界に通用する確実な要素なので、もっと核に据えてもいいと思います。FKを期待されて、そこでスパッと決めて勝てば見栄えもいいと思うのですが…
こんばんわ。
越後さんの言うことは、ブラジル代表に向けられてるならわかりますが、今の日本代表にブラジル人のサッカー美学をぶつけられても…と。
むしろ、ちゃんとセットプレーで点が獲れたことのほうが大きいのではないでしょうか。
ペルーにソラーノがいれば、セットプレー合戦になったかもしれませんね(笑)。
僕も同じような記事きましたので、こちらの記事をご紹介させていただきました。
ブラジルでも、相手の弱点を見つければそこを徹底して突くでしょうし、日本がブラジルよりも勝ちへのアプローチをないがしろにしてどうすんのかって気もします。
ソラーノがいると確かにペルーのセットプレーが脅威になったかもしれませんね。欧州組がいれば…
結局このあたりに立ち戻るわけですが。
無題 - コージ
こんばんは。
おっしゃる通りかもしれませんね。
でも、単純にFKだっけってのも・・・(苦笑)まぁ、川の果てさんが「FKだけで、ええやろ!」って意味で書いていないってのは、重々承知していますけど(^^ゞ
そう言えば、水曜は五輪代表ありますね。正直、五輪の方が厳しいかな・・・って感じはします。