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2011年は勝てるのだろうか…?
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2009年という年はレッズを名乗るチームにとってあまりいい年ではないようです。
日本の浦和レッズは転換を目標にシーズンインしましたが、巧く行かずに来年も再建期が続きそうです。
英国のレッズことリヴァプールはチームがどんどんジリ貧になりつつあります。
ついでに米国のシンシナティ・レッズも今季はBクラスでした。
ということで、この日英レッズを何となく覆っているように見える憂鬱感について、独断と偏見込みではありますが感じることでも書いてみようかということで、最初は英国の方から。
このブログを開設の頃というかgooの頃からご覧になっている人がどのくらいいらっしゃるかは分かりませんが、2006年から7年くらいまではプレミアではリヴァプールをメインにしていたこともあります。
まあ、別にリヴァプールサポというわけではなくて、何せリーズ・ユナイテッドがプレミアにいない。で、リーズのアイデンティティである「俺たちはマンチェスター・ユナイテッドが大嫌いだぜ!」というのを体現してくれるのはというとこれはリヴァプールしかいなかった(というかマンU嫌いに関してはリーズよりレッズの方が上だろうし)ので、とりあえずリヴァプールを応援しようかというくらいだったのですが。
で、まあ、そんな感じの消極的理由で一応メインにしていたので、理由がなくなってくれば応援してこなくなるだけの話で、現在のリヴァプールはそんな感じ。
といっても、別にリヴァプールはマンチェスター・ユナイテッドを倒してくれそうにないから愛着がなくなったというわけではありません(笑) いや、まあ、倒してくれそうにないのは(個別の試合は別として)既に規定事実になりつつありますけれど。
私は上のような事情でリヴァプールを軽くサポートしていたわけですが、別にそれだけではなくて一応リヴァプールのfootballにも魅力を感じていたからというのがあるわけで、その魅力がどんどん薄れてきているというのが単純に応援したくなくなった理由ということになります。
ここからは多少私の偏見込みですが、個人的にヨーロッパで勝ち負けを度外視したものを求められるクラブが二つあると思うんですね。
例えばレアル・マドリーとかマンチェスター・Uとかバイエルンなんかは勝つことがアイデンティティになっていて、内容云々は別にしてとりあえず勝たなければ話にならないと。
しかし、FCバルセロナとリヴァプール・フットボールクラブに関しては、そんな勝ち負けだけでは済まされないという存在であると思うわけです。
FCバルセロナはもちろん常に攻撃的に振舞うというあの哲学です。勝っただけではいかんという他所のところからするといけ好かない哲学ですね(笑)
リヴァプールはとにかくあのビル・シャンクリーの言葉「Footballは生死の問題ではない。もっと重要な問題だ」に代表されるfootballに対する極限的な情熱、パッションです。
で、まあ、ウリエ時代のリヴァプールというのははっきり言ってサッカーはつまらなかったけれども、とにかくfootballジャンキーといっていいようなのが揃ってた。唯一ハマン(シャビ・アロンソと同じくらい賢く、シャビ・アロンソほどの長距離パスはなかったが、シャビより守備ができた)だけは例外でしたけれども、CBからしてエンシズとヒューピアという根性が取り得なんてのが二枚いたわけですからねー。で、前線はというとファウラーとオーウェンでどちらもfootballを取り上げたらどこのチンピラヤクザになってしまうんだというレベル。
そんな連中が極論すればとにかくやる気だけで戦っていたので、試合はつまらなくても魅力があったのが当時のリヴァプールなわけです。
ただ、結果がついてこなかったからウリエが解任されて、で、ラファエル・ベニテスがやってきた。
で、ベニテスは一流の戦術家でありますから、そんなやる気だけで戦うチームに我慢できなくなるのは当然でしょうから、そこに戦術を植えつけようとする。戦術が理解できそうにない選手なんかは放出したり冷遇するというのはこれはまあ仕方ない話。
ところが戦術を植えつけようとすると、逆に変にさかしらになってしまう傾向もあるわけで、そうすると今までリヴァプールをリヴァプールたりえさせてきたパッションが薄れてきて、逆にspecialな存在でなくなってくるという方向になってきてしまったと。
ということで、ベニテスが監督になるとサッカーそのものは改善されて面白くなったものの、今度はチームの方が魅力を失ってしまったとそういう印象を受けてしまいました。
結果論だけ見てしまえば、ウリエ政権の悪い部分だけを除いて、他はあまり手をつけなかった(つけられなかった)ベニテスの就任一年目にリヴァプールがチャンピオンズリーグを制したのは、だからある意味必然だったのかもしれません。何だか不可解な奇跡を呼び込んだのもfootballジャンキーが多かったからこそできたという部分があったのでしょうし。
あのくらいで現状維持を続けていればよかったのですが、ベニテスがその後も改造しつづけた結果、リヴァプールは強いけど普通のチームになってしまって、段々弱くなってる。
それを決定づけちゃったのが、ミランとの再戦なのではと思うわけで、07年の時のリヴァプールの戦力は間違いなく勝った05年より上だったと思うんですよ。で、ミランはというとそんなに変わらないわけですからね。ところが07年ではリヴァプールは完敗してしまった。
これでベニテスが寄る辺を失ったんじゃないかな~という気はします。あとは段々チーム全体の自信みたいなものが薄らいでいるのではないかという気がして。
まあ、それは個人的にそう思っているとはいっても、結果から見た逆算という部分があるので、この部分では異論はあるだろうとは思います。
異論の余地がないことというと、例えばベニテスが連れてきた選手なんていうのは契約とかでもめたり、他所のクラブと天秤にかけたりする選手とかが多い。
例えば同じくスペシャルな存在であるバルセロナなんかだと確かチキだったかと思いますが、「バルサが取る選手というのはバルサに行きたいと思う選手である。他所と比較したり年俸が高ければ行くと思う選手は必要ない。FCバルセロナでプレーしたいと思い、努力を続ける選手には門が開かれている」みたいなこと言っていたんですけれど、裏ではどうかは知りませんが(笑)、表向きではそういうプライドみたいなことは見せるわけですよね。
ところがベニテスはというと、マスチェラーノが完全移籍するかどうかという時に高額の移籍金を要求させていたわけですが、その時「マスチェラーノの力は今のチームに必要だ~」みたいなことを言ってしまったわけで、実際そうだとしても、リヴァプールというチームの監督としてはこういうことは言ってはいかんと思うんですよね。「マスチェラーノは本当にリヴァプールでプレーしたいのか? プレーしたいなら、それを行動で示すべきだ」とか高楊枝でも言わなければならんかったわけです。
それで嫌だっていうなら所詮リヴァプールでのプレーもそんなに信用できないわけで、実際マスチェラーノは安定しているけど、凄まじい働き…50億とかそういう活躍してるってほどではないですからね。
別にマスチェラーノだけではなくて、「リヴァプールよりプレーしたいクラブがある選手はリヴァプールに来ないでいいし、出て行っていい」くらいでいいと思うんですよね。それでも少し前までは来ていたわけですから。
ま、今それやるとジェラードまで出て行く可能性がありますけれど(苦笑)
ということで最先端の取り入れは不十分でいい要素を失ってしまったのがベニテス就任以降のレッズと思っているのですが、そうは言っても「じゃあベニテス以外にどんな選択肢があったのか?」というとそれはそれで難しい問題ではあるんですけれどね。
当時の方が魅力的だったといってもウリエ時代の末期はかなり終わってたし、そもそも若手をことごとく潰すユースといい(しかもベニテス時代になって海外の選手も取るようになったから、若手有望株の墓場となりつつあるし)、フロントといい問題点は山のようにあるわけで。
ただ、このまま進んでもリヴァプールは特別性を失った中途半端なクラブに行くしか道がないようにも思えるわけで、そうだとするとベニテスにはそろそろ退いてもらい、原点に戻ってロイヤリティとパッションを取り戻すしかないのかな~と。
で、それが遠回りなように見えるものの、一番復権に近い道ではないかなという気もします。
幸い、プレミアにしろヨーロッパにしろ金満主義が溢れていて、リヴァプールは劣勢ではあるわけですけれどそれも長続きはしないでしょうし、自国育成枠なんてのを入れてるから、自由獲得もそのうち限界がくる。
補強に制限がくるとなると、各チームとも戦術に制限がくる。となると、ロイヤリティとパッションに裏づけされた力というのが再び陽の目を浴びることもあるんじゃないかと。
今のうちならリヴァプールでプレーしたいと思う選手は英国圏とかには多いでしょうし、単なるfootballジャンキーならアンフィールドでプレーすれば「出て行きたい」という意欲はかなり薄れるでしょうからね。
それこそ並よりちょっと上の攻撃陣にエンショズとヒューピアとかキャラガーみたいなCBでタイトル取れる(ちなみにトレブルの時のGKはヴェステルフェルト、イスタンブールの時はデュデクとCBより微妙)なんてのもリヴァプールしかないわけですから(ファーディナントがいてもリーズは勝てなかった[笑])ね~。
と言っていますが、今季だけ見てみるとリーグはともかくチャンピオンズリーグでは言われているよりは突破の可能性は大きいとは思うんですけどね。ヴィオラが残り2試合で勝ち点取れば敗退ですけど、1試合はアンフィールドでの直接対決でもう1試合はリヨン戦。リヨンはグループステージでは何故か無闇やたらと勝ちまくるので、この試合でもヴィオラが負けるということは十分ありうるわけで。
ルイス・ガルシアとかリーセなんかも短所も目立つ選手でしたが、とにかく頑張ってプレーしてましたからね。そういう選手がいなくなって何か特徴の少ないチームになってしまったような気がします。
あとはまあ、若い選手が出てこないのでコップとしても活気や盛り上がりにくいなんて状況もあるかもしれないな~と。
少し前まではイスタンブールの奇跡(ミランのファンには悲劇ですが)とか、アラベスとの5-4の死闘みたいな時代を超えて語り継げるような試合をしていたのですが、今のレッズにはそういう試合は望めそうにないのがちょっと寂しいところです。
無題 - がちゃ
プレミアは気が向いたらちょろっと見るーくらいな感じですけど、以前はその中でもリバプールが面白いと思ってましたが、最近はあまり魅力を感じないのは事実です…。
以前のリバプールは危ういけど最終的には劇的に勝つ!みたいな日本人が好みそうな性質(笑)があった気もしますが、最近はあまりリバプール色みたいなものも弱まってる気はしたりして。。。
あ、もしかして私、リバプールじゃなくて、リバプール時代のルイガルが好きだったのかも(笑)。
(・ω・;)(;・ω・)