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- 2011.07.18 永久に栄光あれ、なでしこジャパン
- 2011.07.14 遂に決勝へ
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このエントリはフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。
日本の象徴「桜」が飾られてある大阪の工場では、常に侵略者と戦うための日本代表適格者(チルドレン)が作られている。
やん坊「僕の名前はやん坊♪」
まー坊「僕の名前はまー坊♪」
2人「2人合わせてやんまーだ。君と僕とでやんま-だ」
パァァァァァッ
釜本邦茂ができました!
だが、ファーストチルドレン釜本邦茂は高い評価を受けながらもそもそも世界へ羽ばたくことはなかった。
セカンドチルドレンは西澤明訓、通称明訓ナインだったが…
トッティ「キャプテン・ツバサは面白いね。ドカベン? この競技はイタリアでは受けないんじゃないかな」
アラーダイス「ニシザワの動きにはヤワラを感じさせられるが、私はツバサのように空を羽ばたく(くらい空中戦の強い)選手が好きなんだ」
残念なことに、明訓ナインの良さは欧州の人々には分かってもらえなかった。
だが…
香川シンジ「似ている…。この人、父さんに…」
ユルゲン・クロップ「シンジ、私は君を信じている」
香川シンジ「でも父さんよりフレンドリーだ」
ドイツで真の父親を見つけたシンジ君は、覚醒した。
この覚醒ぶりに驚いた世界が、大阪の桜工場に目を向けたのは言うまでもない。
レヴィー・クルピ「待つんだ。イヌイはチルドレン適格者だがまだ未完成だ」
イヌイ貴士「俺って有名人じゃね? こんなところいても仕方ないんじゃね?」
フォースチルドレン・イヌイは結局、工場の制止を振り切り暴走してボーフムまで行ってしまった。
その後完成したフィフス・チルドレンが…
キヨマー弘嗣「おう、ワイや。イヌイがいなくなったなら、ワイがやらんとまずいわな」
香川シンジ「…キヨ、君も覚醒したんだね。…だけどキャラが随分変わったね」
キヨマー弘嗣「先輩がドイツで偉うなってワイも嬉しい限りや。キヨ言うたら管理人はこれしか思いつかんのでな」
キヨマーの活躍により、A代表も五輪代表もセレッソも好調である。
代表監督ザック「シンジ君とキヨマーの息はぴったりだ。秋口のワールドカップ予選に彼の力は欠かせない」
バーニングハート関塚「キヨマーが五輪代表の軸だ!」
レヴィー・クルピ「ACLと残りのリーグ戦もキヨマーに期待したい」
追記:ACLは敗退が決定したよう。
キヨマー弘嗣「いや、ちょぅ待ってや。全部出たら…」
原口元気「10月とか11月とかすげぇな。五輪予選出たら前後に中一日のリーグ戦、しかもバーレーンに行き来しなきゃなんねぇ。こんなすげぇ特訓なんて中々ねぇぞ。ワクワクしてくるな」
キヨマー弘嗣「人事のように言うな! こんなの全部呼ばれたらどないせいっちゅうんじゃ」
香川シンジ「(自棄になって)笑えばいいと思うよ」
マレーシア戦
キヨマー弘嗣「Noo! 交代枠使いきった後にワイはケガや!」
バーニングハート関塚「まあ、2点リードしているし無理しなくてもいいぞ」
キヨマー弘嗣「ワイを舐めんなや。オラ、ワイにパス寄越せおら! ぬぉぉぉぉ!」
バーニングハート関塚「キヨー!」
翌日。
医師「全治2週間ですね」
キヨマー弘嗣「ほなら、ACLくらいは出られるっちゅうことか(…チッ、たった2週間か)」
シーズン終盤に向けて、酷使が予想されるフィフス・チルドレンキヨマーの運命は…?PR
このエントリはフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。
ワールドカップでの優勝は、しかし澤様にとって必ずしもうれしいものではなかった。
小沢イチロー「政治の面で色々対立することはあるし、不信任案を出したいと思っているが、澤様が国民栄誉賞を受けることについては何一つ反対する理由はない」
北澤俊美「ただ、澤様は自分一人がこれ以上目立つのも嫌なのでチームで受けたいと言っていました」
小沢イチロー「うむむむ…しかし国民栄誉賞は個人であって、集団での前例は…」
澤穂希『もう一度言うわよ。小沢、あたしの言うことが理解できないわけ?』
小沢イチロー「…是非もなしか」
かくして、澤様となでしこは、国民栄誉賞の前例をも曲げてしまった。
その当人は中々外に出歩けない状況になっていた。
澤穂希「はぁ。どこに行っても目立つようになってしまった」
中村北斗「澤様ぁ、ケンゴウに頼まれて晩御飯の材料買ってきたよ」
澤穂希「サンキュ」
中村北斗「でも、全澤会とか使えばいいのに」
澤穂希「ボンバーは今それどころじゃないでしょ」
中村北斗「まあ、うちのY150も…」
澤穂希「ただま、日本の原発も中国の新幹線も絶対安全を言いつつ、事故ってしまった。つまり世の中に絶対などないということね。いい目も悪い目も可能性はあるということ。だから諦めてはいけないということね」
中村北斗「おぉぉ、澤様が珍しくいいことを言った…」
澤穂希「…何か言った?」
中村北斗「それにしても、澤様もロクに外も歩けないというのは大変だね」
澤穂希「まったくね。だから今まで日本サッカーを裏から支配していたというのに…」
中村北斗(…ANKが影で暗躍するのが好きなのはこの人の影響なのか…)
中村北斗「じゃあ、僕はそろそろ」
澤穂希「(ボソッと)ザッケローニはさすがよね」
中村北斗「うん、何で?」
澤穂希「前任者が見抜けなかった影の支配を、あの男は鋭く見抜いた。さすがにイタリアンな労働者。マフィアな環境で過ごしたのはダテじゃないわ」
中村北斗「一体何のこと…?」
澤穂希「d-YOUよ」
中村北斗「d-YOU? d-YOUの一体何が問題なの?」
澤穂希「…d-YOUは南アフリカで勝者になった」
南アフリカ。
サムライSBうっちー「うわぁぁ!」
闘将トゥーリオ「全てはd-YOUのために。うっちー、すまんのう。お前はベンチだ」
サムライSBうっちー「何故だ? 僕と一緒にd-YOUの牙城を突き崩そうと約束したじゃないか!?」
闘将トゥーリオ「ふはははは。悪いが、それが罠だったのだな」
サムライSBうっちー「罠…? はっ!」
マルクス・トゥーリオ・リュージ・ムルザニ・タナカ=田中りゅうじ
長友ゆうと 中澤ゆうじ 田中りゅうじ 駒野ゆういち
中村北斗「…あら、何気にd-YOU揃い踏みだったのね」
澤穂希「ここの管理人ですら知らない陰謀を、ボンバーは描いて見事に岡田武史を出し抜いた。とはいえ、派閥解消は日本サッカー協会が公約としていることだから、こんなことはあってはならない」
中村北斗「ははぁ、それで最近トゥーリオも呼ばれなくなったんだ」
澤穂希「おまけに長友もMFになるみたいだしね」
中村北斗「確かに。代表でもクラブでも3-4-3。むっ…?」
その時、北斗に電流走る。
中村北斗(澤様は何故僕にこんなことを話す。もしかして、派閥解消というのはJFAだけではなく、日本サッカー界を支配している澤様にとっても望ましくないのかも。それで3バックのザックが監督になり、長友の移籍先に3-4-3の監督がなった。考え過ぎか…? いやしかし、澤様ならこのくらいのことは軽くやってのけても不思議はない)
澤穂希「どうかした?」
中村北斗「ぼ、僕そろそろ帰らないとまずいから」
澤穂希「北斗」
中村北斗「な、何?」
澤穂希「夜道は気をつけなさいよ」
中村北斗「ひぃぃぃっ!(間違いない! これは警告だ。もし迂闊なことを言ったら、生きてはいけないという) す、すぐに帰ります!」
北斗、脱兎のごとく帰っていく。
澤穂希「…? 節電中であまり電灯ついてないから、急いで走ると…」
???「うわぁぁぁぁっ!」
澤穂希「だから気をつけなさいと言ったのに」
中村北斗(ゴミ捨て場に頭を突っ込みながら)「…は、早く帰ってケンゴウに伝えないと…」
そのケンゴウ(コラ)は何しているのか?
アナザーナカムラ・ケンゴ「何とか復帰できました。ああ、しかし、澤様の怒りはもう解けたのでしょうか」
地球名楠神順平(この地球には、頭が上がらないという言葉があるらしい)
このエントリはフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。
とある酒場。
マスター「お嬢さん、もうそれくらいにした方が」
かえで「らいじょうぶよぉ。あたしはまだまだ10杯くらい」
マスター「もう閉店ですよ」
かえで「ヒック。何言ってんのよぉ。これが飲まずにいられますかっての」
マスター「全く…」
マスター、シャッターを下ろす。
かえで「あたしは巧く行けば、サッカー協会ミュージアムとかで女の子向けのCGとかになる予定だったのよぉ。なのに、なのに…」
マスター「…現実にワールドカップ優勝、得点王、MVP、おまけにバロンドールの有力候補者がいるとあっては、フィクションはいらないってことですかい。強いて言うなら決勝ゴールだけが足りなかったのかもしれないが」
かえで「そうよぉ。だから、もうあたしがミュージアムとかでサッカー教室とかする可能性はゼロ。きっとT橋先生は澤様を美化したマンガを描くはずだわ…思えば…」
数ヶ月前
ワールドカップに向け、練習中のなでしこジャパン
宮間あや「これがなでしこのPRキャラ?」
小倉会長「そうそう。何せ、日本を代表するサッカー選手といえばつばさ君だからね」
大野忍「じゃあ、このかえでちゃんも10番つけるの?」
鮫島発電所「えーっ? 10番はないでしょ。日本の10番は澤様以外考えられないわ」
安藤梢「澤様以外が10番つけてPRしていたら、あたし達のアイデンティティの大半が失われる」
小倉会長「いかん。選手達の士気が著しくダウンしてしまった」
アナザーナカムラ・ケンゴ「クククク、これは再考しかないですね」
中村北斗「あ~あ、澤様の権威に挑戦しようなんてのは、いくらT橋先生でもやったらいけないよ」
かえで「それで結局、『あやの背番号くらいがちょうどいいんじゃない?』とかいう提案を受けて、8番つけることになったのよ。どこのPRキャラが端役の背番号つけてるっていうのよ。どうせ10番つけられないなら、100番とかネタ的な番号くれれば良かったのに」
マスター(そういう問題ではないような気が…)
かえで「しくしく…。選手がボーナス貰う傍らで、あたしはバイトでもしなきゃやってらんない状況よ」
マスター「バイト?」
かえで「つばさ君の方に端役で出るとかそういうことよぉ。なでしこがあそこまで勝たなければあのマンガも長いんだし、あたしがヒロインの新機軸ものが出るはずだったのに…」
マスター「はいはい」
かえで「……」
マスター「おや?」
かえで「帰る。ツケで」
マスター「バイトやるって人が堂々とツケ宣言されても困るんですけど」
中村北斗「うーむ、相手チームだけでなく、マスコットまで一蹴するあたりは澤様はさすがと言わざるをえないね」
リトル・マナ「澤様がいなくなったら、私がその後を継ぐしね」
ということでロンドンの時、かえでちゃんの扱いがどうなるのかということがさりげなく気になったという次第でございます。
T橋先生ごめんなさい(笑)
このエントリはフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。
土曜のJリーグ。等々力のピッチにアナザーナカムラ・ケンゴの姿はなかった。
中村北斗「最近チームが好調の北斗だよ。ケンゴウはどうしたんだろう?」
Y150俊輔「CKからの得点者が俺から小野に訂正されてちょっとブルー」
中村北斗「でも、お互い首位に立ったからいいじゃん。で、ANKだけど」
Y150俊輔「ボンバーが『ANK、全澤会の生贄になったんじゃないの? ウケルー』とか言ってた」
中村北斗「おのれボンバー…」
Y150俊輔「ただまあ、それはボンバーなりのジョークだろう。本当に生贄に捧げたのなら主催たる奴が把握しているはずで、疑問符はつかないからな」
中村北斗「とすると、本当に体調不良?」
Y150俊輔「いや、祝賀会場の設営でもやってんだろ」
その通りであった。
アナザーナカムラ・ケンゴ「ひぃぃ…工期に間に合わない」
ビッグベイブ稲本「ばぶばぶ(結局試合にも出なかったから義理は果たしたし、そこまで急がなくてもいいんじゃないの)」
アナザーナカムラ・ケンゴ「いえ、一時も早く完成させないと…。こら矢島、それ持ってきなさい」
矢島たくろう「はいはい。せっかく前半だけで切り上げて来たらこき使われる有様とはね。しかし、何で何時にも増して恐慌状態なんですか?」
アナザーナカムラ・ケンゴ「余計なことを言ってる暇があったら…」
ビッグベイブ稲本「ばぶ?(あれ、何か落ちた。手紙だ)」
『人を指して怪物とは随分偉くなったんじゃない? ほまれ』
ビッグベイブ稲本「だぁ(ああ、そういえばメディアに対して「僕が初めて出会った怪物でした」とかコメントしてたっけ)」
矢島たくろう「…確かに怪物だが、怪物と言われて気分のいい人はいないわな」
アナザーナカムラ・ケンゴ「こんなことならトルコ(シーズン前にカイセルスポルへの移籍話があった)に移籍しておけば、時間のロスが少なかったのに…」
そして、米国戦。
モーガン「ゆうしょうハあめりかネ!」
海堀あゆみ「うわー、早い!」
ワンバック「トットトアキラメナサイ!」
海堀あゆみ「うわー、高い!」
佐々木監督「ひぃぃ、やはりアメリカは強い」
近賀ゆかり「あー、せっかくの決定機なのに外れた!」
佐々木監督「もうダメか…。次に備えてリトル・マナをこの舞台に…」
リトル・マナ(経験してこいってこと?)
だがしかし。
宮間あや「澤様お願いします!」
澤穂希「任せなさい!」
実況「澤様来た! 追いついたー!」
川上「やったー!」
澤様のヘッドで追いついた日本は2-2として延長も終了。PK戦に入った。
ラジオで様子を聞いているANK、安堵の溜息。
アナザーナカムラ・ケンゴ「やった、まだ時間がある」
矢島たくろう「ひぃひぃ」
ビッグベイブ稲本「うゆうゆ」
佐々木監督「澤様には5人目のキッカーをお願いいたしたい所存にございます」
澤穂希「当然ね。ところで忍」
大野忍「はっ、会場設営の方ですが、PK戦に入って安心したのか仕事が遅くなっております」
澤穂希「……」
大野忍(まずい! 澤様がちょっと不機嫌になった!)
リトル・マナ「…!? マナの力が不思議な方向に…」
追記:本人談だと監督に頼んで最後にしてもらったとか。順番を決めるあたりもさすが澤様?
澤穂希「…みんな」
なでしこジャパン「はい」
澤穂希「あたしが蹴る前に終わらせるつもりで」
なでしこジャパン「おー!」
大野忍(これは…、勝利に対する意欲か、それともANKへの圧力か…。あ、やめよ。余計なこと言うとあたしも設営させられそうだし)
動機は不明も…
海堀あゆみ「前後の動きは弱い分、横への反応で取り返す!」
宮間あや「おお、海堀がすごいセービングを…にしても、左右が強いのはまるで蜂…(蜂は前後の動きの認識力が弱く、左右に強いらしい。スズメバチなどに会ったら、一匹だけなら真っ直ぐ後ろに下がるのが吉なのだとか)」
石清水梓「飛び出しの判断が微妙なのも今度は何とかしてほしいけど」
ボックス・ロイド「PKニナッタトタン、GKテゴワイネ!」
永里優季「あ、外した!」
海堀あゆみ「すぐ取り返す!」
PK戦では圧倒的に日本側のペースで進む。
そして、日本は4人目の熊谷が決めて優勝を決めた。
アナザーナカムラ・ケンゴ「はやっ!」
矢島たくろう「急がなあかん」
アナザーナカムラ・ケンゴ「と、とにかく急いで作らないと…」
ボンバー中澤ゆうじ「おー、やってるねー」
澤昌克「手伝いに来たよー」
アナザーナカムラ・ケンゴ「…何故?」
ボンバー中澤ゆうじ「…それはまあ、MVPと得点王がついてくるわけだから」
アナザーナカムラ・ケンゴ「しまったー! 優勝以上の豪華なものにしないといけないんでした!」
相澤貴志「資材も追加発注しておいた。もちろんANKの名義で」
アナザーナカムラ・ケンゴ「シクシク…」
ボンバー中澤ゆうじ「まあ、でも、負けたらロンドン五輪のために生贄にさせられていたかもしれないんだし、命があるだけいいんじゃないの?」
がんばれANK+全澤会、早く祝賀会場を作るんだ。
このエントリはフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。
準決勝・スウェーデン戦
澤穂希「日本のターン! この時のために取っておいた、日本の珍味カラスミを先発で起用!」
川澄奈穂美「私はかわすみですが…」
佐々木監督「そして、カード投入は一応監督である僕の役目なんだけど…」
澤穂希(無視)
宮間あや「カラスミは北海での生産量が少ないから、スウェーデン人にはなじみがないと思う」
阪口夢穂「カラスミがあると高級感が増すからいいよね」
川澄奈穂美「うわーん」
佐々木監督「これはアピールするしかないな」
川澄は2点をあげてアピールした。
川澄奈穂美「カラスミじゃないの、かわすみなの!」
全員(計算通り)
かくして、スウェーデンに3-1と勝利。
決勝の相手はアメリカとなった。
鮫島彩「アメリカ…」
澤穂希「……」
電力供給不足に悩む東京電力。
このようなご時世では電力供給できるのなら何でもありか、と思いきや。
幹部A「鮫島発電所はどうしますか?」
幹部B「澤様はじめとするなでしこの面々からは左サイドにエネルギーを安定供給していると褒められていて、評価が高い発電所ですが」
幹部C「だが、鮫島発電所を有効活用するためには1チーム所持しなければならない。今の東電にそこまでの力は…」
こうして、4時間に及ぶ討論の末、東電チームは解体。鮫島発電所も移設が決定した。
鮫島彩「がーん!」
宮間あや「とりあえず別のチームを探すしかないね」
紆余曲折の末、鮫島発電所はアメリカに移設されることとなった。
なでしこで絶対的な権力を築く澤様。
しかし、絶対権力者には絶対権力者なりの悩みがあった。
5年前の出来事である。
澤穂希「ということなのね」
クルム伊達公子「なるほど。澤様ほどの権力者になると引退後に結婚する場合に派閥争いが起きる可能性があると。わかるわー。あたしも澤様ほどじゃないけど、一時期相当な権力があったから」
澤穂希「全澤会解散とかなってもアレだしね」
クルム伊達公子「それならあたしみたいに外国人と結婚すればいいのよ。そうすれば、相手の姓がくっつくけど今の姓がなくなるわけでもないわ」
澤穂希「なるほど…」
その後アメリカのドラフトで選ばれた澤様は渡米、オバマ大統領を介して、連邦政府の職員を紹介してもらった。
オバマ「日本サッカー界の最高権力者の仲介をするのはアメリカにとってもいいことです」
澤穂希「さんきゅ」
その後、アメリカのリーグは立ち行かなくなり、チームが減ることが決まった。澤様も移籍を余儀なくされる。
澤穂希「とはいえ、もうなすべきことはほとんどなしたし、このまま身を引くのもアリかな。あやもリトル・マナもいるし」
マイケル(仮名)「ダメだよ澤様。澤様はまだサッカーを続けるべきだ!」
澤穂希「…そう?」
宮間あや「澤様がいなくなると大変!」
大野忍「助けて澤様!」
リトル・マナ「まだ私はマナの力をうまく使えません!」
宮間あや「つーか、あのメリケン人、澤様引退させる前に消しちゃってもいいよね」
大野忍「伊賀の連中総動員するよね、よね」
リトル・マナ「マナの力で…」
注:マナ(Mana)は、太平洋の島嶼で見られる原始的な宗教において、神秘的な力の源とされる概念である。魔法や超能力といった尋常ならざる特別な力の源とも言われている。(wikipediaより)
マイケル(仮名)「澤様が引退しちゃうと、僕が殺されかねない…」
澤穂希(権力って大変だ…)
かくして、澤様は引退を取りやめた。
鮫島彩「決勝は今後電力を供給する予定のアメリカ…」
宮間あや「つーか、そろそろアメリカには勝たないと。そうですよね、澤様」
澤穂希「……(アメリカに勝ったら、下手すると次の協会会長にさせられかねないな。面倒そう)」
おまけに。
ラモスルイ「日本が優勝したら、澤様にチューするよ!」
記者A「な、何で優勝の後に罰ゲームが待っているんだ…?」
澤穂希(平穏な生活のためには、銀メダルの方がいい?)
なんて思わずに、あと一試合頑張ってください。