このエントリはフィクションであり、実在の人物・団体とは関係ありません。
準決勝・スウェーデン戦
澤穂希「日本のターン! この時のために取っておいた、日本の珍味カラスミを先発で起用!」
川澄奈穂美「私はかわすみですが…」
佐々木監督「そして、カード投入は一応監督である僕の役目なんだけど…」
澤穂希(無視)
宮間あや「カラスミは北海での生産量が少ないから、スウェーデン人にはなじみがないと思う」
阪口夢穂「カラスミがあると高級感が増すからいいよね」
川澄奈穂美「うわーん」
佐々木監督「これはアピールするしかないな」
川澄は2点をあげてアピールした。
川澄奈穂美「カラスミじゃないの、かわすみなの!」
全員(計算通り)
かくして、スウェーデンに3-1と勝利。
決勝の相手はアメリカとなった。
鮫島彩「アメリカ…」
澤穂希「……」
電力供給不足に悩む東京電力。
このようなご時世では電力供給できるのなら何でもありか、と思いきや。
幹部A「鮫島発電所はどうしますか?」
幹部B「澤様はじめとするなでしこの面々からは左サイドにエネルギーを安定供給していると褒められていて、評価が高い発電所ですが」
幹部C「だが、鮫島発電所を有効活用するためには1チーム所持しなければならない。今の東電にそこまでの力は…」
こうして、4時間に及ぶ討論の末、東電チームは解体。鮫島発電所も移設が決定した。
鮫島彩「がーん!」
宮間あや「とりあえず別のチームを探すしかないね」
紆余曲折の末、鮫島発電所はアメリカに移設されることとなった。
なでしこで絶対的な権力を築く澤様。
しかし、絶対権力者には絶対権力者なりの悩みがあった。
5年前の出来事である。
澤穂希「ということなのね」
クルム伊達公子「なるほど。澤様ほどの権力者になると引退後に結婚する場合に派閥争いが起きる可能性があると。わかるわー。あたしも澤様ほどじゃないけど、一時期相当な権力があったから」
澤穂希「全澤会解散とかなってもアレだしね」
クルム伊達公子「それならあたしみたいに外国人と結婚すればいいのよ。そうすれば、相手の姓がくっつくけど今の姓がなくなるわけでもないわ」
澤穂希「なるほど…」
その後アメリカのドラフトで選ばれた澤様は渡米、オバマ大統領を介して、連邦政府の職員を紹介してもらった。
オバマ「日本サッカー界の最高権力者の仲介をするのはアメリカにとってもいいことです」
澤穂希「さんきゅ」
その後、アメリカのリーグは立ち行かなくなり、チームが減ることが決まった。澤様も移籍を余儀なくされる。
澤穂希「とはいえ、もうなすべきことはほとんどなしたし、このまま身を引くのもアリかな。あやもリトル・マナもいるし」
マイケル(仮名)「ダメだよ澤様。澤様はまだサッカーを続けるべきだ!」
澤穂希「…そう?」
宮間あや「澤様がいなくなると大変!」
大野忍「助けて澤様!」
リトル・マナ「まだ私はマナの力をうまく使えません!」
宮間あや「つーか、あのメリケン人、澤様引退させる前に消しちゃってもいいよね」
大野忍「伊賀の連中総動員するよね、よね」
リトル・マナ「マナの力で…」
注:マナ(Mana)は、太平洋の島嶼で見られる原始的な宗教において、神秘的な力の源とされる概念である。魔法や超能力といった尋常ならざる特別な力の源とも言われている。(wikipediaより)
マイケル(仮名)「澤様が引退しちゃうと、僕が殺されかねない…」
澤穂希(権力って大変だ…)
かくして、澤様は引退を取りやめた。
鮫島彩「決勝は今後電力を供給する予定のアメリカ…」
宮間あや「つーか、そろそろアメリカには勝たないと。そうですよね、澤様」
澤穂希「……(アメリカに勝ったら、下手すると次の協会会長にさせられかねないな。面倒そう)」
おまけに。
ラモスルイ「日本が優勝したら、澤様にチューするよ!」
記者A「な、何で優勝の後に罰ゲームが待っているんだ…?」
澤穂希(平穏な生活のためには、銀メダルの方がいい?)
なんて思わずに、あと一試合頑張ってください。PR