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- 2008.03.24 議論テーマ:高みか妥協か
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最近CSとBSが見られないのでゴールデンウィーク特別企画はガンダムベストイレブンとかベストイレブン関係になるとのもっぱらの噂(管理人の脳内で)。その第一弾はマニアックなビザンツ帝国。
ビザンツなんてユスティニアヌスくらいしか知らないよというのが多数でしょうけれど、管理人個人としては大学の卒論に類するもののテーマがビザンツだった(正確にはユスティニアヌス時代)こともあって、結構好きだったりします。
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バシレイオス2世 ミカエル8世
ヘラクレイオス ナルセス
テオドルス1世 ベリサリウス
レオン3世 ヨハネス3世 テオドシウス2世 ニケフォロス2世
コンスタンティノス11世
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オーナー ヨハネス2世
GM ユスティニアヌス1世
監督 テオドラ
ヘッドコーチ フォティオス
フィジカルコーチ コンスタンティノス7世
広報 アレクシオス1世
スカウト部長 マヌエル2世
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寸評:極悪2トップを世界最高の司令塔の一人ベリサリウスが操る。ベリサリウスとバシレイオス2世のホットラインは2人でどんな相手からも点を取れるとの説も。ベリサリウスが攻撃に専念する間はテオドルス1世がカバーをし、中盤から前は世界最高クラスのタレント軍団が攻撃サッカーを展開する。
が、守備陣は並以下の面々が集い、特にGKのセットプレー時の集中力の無さは溜息が出るほど。両サイドも運動量に欠け、後半はサイドを支配されっぱなしでカウンターのみに活路を見出す有様。
バシレイオス2世:強靭にして極悪、勝利のためにいかなる犠牲をも厭わない対戦相手には恐怖の禁欲FW。ブルガリアとの試合では手のつけようがないという噂。
ミカエル8世:ゴールという目的のためにはいかなる手段をも厭わない。サミング(目つぶし)が得意。
ヘラクレイオス:前半は快調な運動量でサイドを支配するが、後半運動量がもたずに自滅。そのうち中に入って、「ああ、あのサイドを支配する相手は何といいことだ!」とヤケくそな台詞をはいている。
テオドルス1世:厳しい局面でも巧くスペースをカバーして難をしのぐ守備的マインドの持ち主。が、ヤバい時にはさりげなく危ないポジションから離れており、メディアの批判をかわしているとの説も…
ベリサリウス:疑うことなく世界最高の司令塔の一人で一人でいかなる状況をも克服できる。数的不利? 相手の戦術が多彩? そんなの関係ねぇ。あまりにも活躍が華々しいのと妻の悪行を野放図にしていることでフロントに嫌われ、度々規律違反処分を受けている。
ナルセス:可も無く不可もなし。序盤は意図的に抑えて、相手の疲れを待つ狡猾な面がある。
レオン3世:時折長距離砲が火を噴くが、それ以外はさほどでもない。
ヨハネス3世:苦しい局面からも攻め上がり、チャンスを作る。守備陣でまともに信頼できる唯一のタレント。
テオドシウス2世:地味な仕事はきちんとやるため、監督からの信頼は厚い。が、一線級の相手を止めるほどの力はない。
ニケフォロス2世:ヘラクレイオスと同じく前半は快調で後半は続かないタイプ。おまけに家庭内不和を抱えており、メディアから批判されやすい可哀相な人。
コンスタンティヌス11世:オンプレー時には可もなく不可もなし。割られたゴールも誰がGKであっても割られただろう代物。が、セットプレー時に著しく集中力を欠き、相手のポジションを見逃す救いがたい悪癖をもつ。
ヨハネス2世:極悪人ばかりのビザンツチームの中で数少ない善良な人。サポーターの信頼は厚い。
ユスティニアヌス1世:規則を定めることに病的に意欲を燃やし、チームを引き締める。嫉妬深さからスター選手をすぐに放出したがるために監督のテオドラに完全に尻に敷かれている。
テオドラ:誰よりも攻撃サッカーを愛し、監督の座を失うくらいなら死ぬ方がマシと考えている。叱咤激励が戦術のほとんどだが、その才能では誰にも負けない。
フォティオス:テオドラとは正反対の戦術オタク。一々戦術の細かいことを披露したがるため、監督とはやや対立気味。
アレクシオス1世:広報家としてはまずまず。必要な資金を募るつもりが、予想外のお節介を生んでしまうことも。
コンスタンティノス7世:どれだけ幽閉されても負けない体力を培う…この系統のフィジコってこんなのばっかな気も(笑)
マヌエル2世:スカウト部長のくせに悲観的な物言いしかしない。が、その交渉にパラドックス的な魅力を感じることもあるともっぱらの噂。
1000年王国の割にあまり強そうに見えないあたりが何とも…(笑)
皇帝以外の面々をもう少し選んでみたかったというのは山々ですが、実力者が全員皇帝になってしまうのがまたビザンツの特徴だったりするので。PR
タイトル通り、最近三国志を読み返したりしていたので、そんなことを考えてみたよということで(笑)
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呂布 鄧艾
関羽
趙雲 周瑜
劉備
司馬懿 龐統 兀突骨 陸遜
夏候惇
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オーナー:袁紹
GM:曹操
スカウト主任:朱桓
監督:諸葛亮
ヘッドコーチ:法正
フィジカルコーチ:黄蓋、馬岱
セラピスト:孫権
メディック:華陀
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GK夏候惇:矢でもシュートでも構わず飛び込む勇敢なプレーが特徴。
DF龐統:DFラインを連環の計で繋ぎ、ラインコントロールは完璧。
DF兀突骨:4mという高さから打ち下ろされるヘディングが最大の武器。セットプレーの主役。
DF司馬懿:守備の場面では下がり、機を見れば果敢に上がるスタイルはサイドバック向き。
DF陸遜:司馬懿と同じく。
MF劉備:危険察知能力が高いので、逃げるのではなくスペースを埋めることを教える。
MF趙雲:監督の言うことを素直に聞き、何をしても優秀なのでMFとして最適。
MF周瑜:自意識過剰なのが難点だが、ケガの振りをしたりと悪知恵に期待。
MF関羽:5人のDFを突破するくらいの馬力のあるドリブルが武器。
FW鄧艾:予想もつかないポジショニングが最大の武器。消えて現れる動きで成都ゴールを陥れる。
FW呂布:まあ、とりあえず一番強いんで…
袁紹:名門なのでオーナー向き。口を出したがるのはマイナスだが袁術よりはマシなので。
曹操:選手獲得は得意なのでGM向き。
朱桓:1万人の名前と顔が一致する記憶力が強み。
諸葛亮:周瑜との仲が悪いのが困り物だが厳格な監督としてビシッと締める。
法正:私怨を忘れないので監督にはなれないが、戦術にかけては一級。
黄蓋、馬岱:どれだけ痛めつけられても大丈夫なよう鍛えてくれる。
孫権:貢献度を涙ながらに語り、選手を前向きにさせる。大きな試合の前には机の角を剣で切るパフォーマンスも。
華陀:どんなケガでも大丈夫。
個人的には郝昭もDFとして起用したかったのだけれど…
リルシア「フィギュア世界選手権の男子で四回転を飛ばなかった選手が一位になって不平不満が出てるなんて話があるわね。安全運転な態度には失望したってことで」
ネミリー「スポーツ紙の記事なんて基本的にはアテにならないんですけれど、高橋は負けてしまいましたし日本人と関係ない話ですから、一応信用できそうですね」
リルシア「最高得点が低くなるのを承知で三回転系でまとめてるわけだから、別に不当な勝利というわけでもないわけだし文句を言われる筋合いではないような気もするんだけどね。ただ、このあたり安全運転者に対する非難なんてのはどこの世界にもあるわよね。ボクシングでも採点とかに関してジャバーが有利なんて言うけど、このジャバーって俗称もどっちかっていうと侮蔑の意味とか含んでるわよね」
ネミリー「ジャバーといっても、サッカー元サウジアラビア代表のサミ・アル・ジャバーのことではありません」
リルシア「むしろそっちに間違う方がおかしいわい。一応説明しておくとジャバーってのは特別強いパンチではないけど、軽いジャブを適切に当てて手数だけでポイントを奪取して判定で勝つタイプの選手のことね」
ネミリー「つまりKOを狙って判定勝ちとかいうのではなく、元々判定勝ちに主眼があって、手数の延長にKOがあるタイプの選手のことですね。ファンの言い分としてはこういう選手については『ファンではなく、採点者のために試合をしている嫌な奴』ということになるみたいですね。何というか教師に好かれるタイプの生徒とでも考えればいいのかもしれません」
リルシア「柔道で一本を狙わずに採点だけで勝つっていうのも同じ」
ネミリー「柔道は当該シーンの部分が分かることもあってかボクシングよりは判定がどうだってのが分かり易いですけれど、効果とか技ありとかそのあたりまで行きだすと確かにボクシングの採点と同じ問題点をはらんでますね。TKOを巡る問題とかは技ありと一本の間ということも似てますし。武道という概念で捉えている柔道家にとってはポイントだけで勝っていく専門的JUDO家みたいなのは相当拒否反応とか抱きそうですね」
リルシア「だろうね」
ネミリー「まあでも、勝敗がある場合には勝利のための最短ルートを探したいというのは人の常ですから、それをあれこれ批判していても仕方ないような気がします」
リルシア「そういうのはダメであくまで競技的に分かり易く、明快に決着がつくまでやれとかなると、ボクシングも柔道も本当に相手が立てなくなるまでやり続けろってことになるわけだしね」
ネミリー「つまり懐古主義ですね。20世紀初頭のボクシングだとニュートラルコーナーに行く必要もないから、相手をダウンさせるとその場で待機して、立ち上がると同時に殴って立てなくなるまでダウンさせてたって話ですからね。20回以上ダウンがあったなんて話もざらにあります。しかもラウンド制限も無しということで。採点がどうこうと言い出す人にとってはきっと昔のボクシングはパラダイスだったのだろうと思います」
リルシア「剣道漫画だけど『六三四の剣』で主人公の六三四の父親が喉に突きを受けたことが原因で死んでしまったけど、ああいうのもあくまで強さを競う以上は当然と」
ネミリー「大会やるごとに死者とは言わないまでも再起不能者が3人くらい出そうですね。というか、あの漫画、父を死に至らしめた相手に復讐するために剣道をやるって動機が中々すごいですよね。あるいは現代だと『動機としてよろしくない』ということで自主規制とかさせられるかもしれません。当時の剣道界がいかに強さを求めていてストイックだったかをうかがわせる話です」
リルシア「まあ、別に気にしてなかっただけだと思うけどね」
ネミリー「でもフィギュアで明快に決着がつくまでやるってのはかなり難しいですよね」
リルシア「同感」
リルシア「…ま、それは極端な話だけど、妥協に走る姿勢は面白くないというのはどの競技でも基本的には同じ」
ネミリー「サッカーでも「そんなに専守防衛で勝って嬉しいか」とかいう負け犬の遠吠えはよく聞きます。あとは勝ち点1で勝ち抜けが決まる場合に全くやる気のない試合で引き分けて勝ちあがった場合なんかもそうかも。今回のフィギュアの論争はどっちかというとそちらに近いのでしょうけれど。しかしまあ、そもそも勝ちの定義自体が色々あるわけで、高みを目指すだけが崇高な勝ちといえるのかという気もしないではないです。それぞれの方法で勝ちを目指すから勝ちというものに価値が出てくるわけで」
リルシア「あと、状況によっては妥協を要求される場合もあるのも事実なのよね。MLBだと大差のついた終盤の盗塁は盗塁としてカウントしないし。同じく大差がついた試合でデッドボールとかぶつけると即乱闘だろうしね」
ネミリー「サッカーでも、5-0くらいから早いリスタートで6点目を取ったりしたら相手がブチ切れそうです」
リルシア「ま、それは勝ちが見えてるからそれ以上はやらなくていいだろう、という見方なのかもしれないけど」
ネミリー「でも、その理屈だと今後世界で初めて5回転ジャンプをする人が現れた場合、二人目が出てくるまでは5回転を飛べば勝つ可能性は極めて高いわけで5回転を飛ぶなということにつながりうるんですけどね」
リルシア「そこまで来ると訳が分からないけど、ただ一般のフィギュアスケートはプロではないわけだから」
ネミリー「ファンに対する見栄えにこだわる必要はなくて、ただ自分のやりたいスケートをやればいいんですよね」
ネミリー「ということで、今回のテーマは決定力です」
リルシア「決定力不足は日本サッカー最大の課題だってのはよく聞くわね」
ネミリー「ただ、決定力不足自体はどこの国でもあることで、むしろ決定力が足りている国やチームが存在するのかと聞きたいくらいです。歴史的に見てみても、決定力に不満がなかったチームとなるとジョアン・サウダーニャが率いていた頃のブラジル代表くらいでしょう。あとはセベシュが率いていた頃のハンガリー代表、いわゆるアレイニクサパット(マジックマジャール)もそれに近い存在だったのですが、それでもスイスでのドイツ戦Ⅱでは決定力不足だったわけですし」
リルシア「常に常に決定力を発揮できるわけではないということね」
ネミリー「くどいですけれど、セレソン時代のサウダーニャはそれができたんですけれどね。ボタフォゴ時代は分からないですけれど。ただ、サウダーニャはもう故人ですし、他に決定力不足を解決できた人はいませんから。
決定力不足を解消できればというフレーズを良く見ますし、サッカーにかなり詳しい方でもそのフレーズを使いますけれど、それってある意味、レベル99にする裏技を見つければ勝てるというようなものであまり正しい意見という気はしません」
リルシア「まあ、それは分かった。じゃあ、日本の決定力って世界と比べてどんなものなのかしら?」
ネミリー「このあたりは何を指標に比較すればいいのか分からないのですが、単純に試合パーゴールで考えれば、極端に悪い数字ということはありません。玉田とか巻はかなり批判も多かったですけれど、それでも試合数の4分の1くらいの数字ですから。例えば隣の韓国のFWはじめアタッカー陣を見ていると日本と互角かあるいはより決定力に欠けていることが分かります」
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高原
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56/23
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ソル・ギヒョン
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77/20
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中村俊
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73/20
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チョ・ジェジン
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37/10
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中澤
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72/13
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パク・チュヨン
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26/7
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玉田
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41/11
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イ・チョンス
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78/9
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巻
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29/8
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パク・チソン
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68/8
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山瀬
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7/5
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チョン・ジョジク
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10/4
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大久保
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24/3
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イ・ホンク
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4/1
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田代
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3/0
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チョ・ジンス
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1/0
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※韓国選手の成績はwikipedia参照のため実際と多少異なっている可能性があります。
リルシア「一番点を取ってるのがソル・ギヒョンだけど、MFの中村俊輔と互角なのね。まあ、俊輔はセットプレーで稼いでいるというのがあるんだろうけれど」
ネミリー「ちなみに過去の選手を見ていてもむしろ日本のFWの方が成績が良かったりします」
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柳沢
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58/17
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アン・ジョンファン
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65/17
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三浦カズ
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89/55
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ファン・ソノン
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103/50
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釜本
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76/75
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チャ・ボングン
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121/55
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リルシア「あら、柳沢ってばアンジョンファンより成績いいんだ」
ネミリー「相手とか途中出場とかは考慮外ですからこの数字を盲目的に信用することはできないでしょうが、とりあえず結果だけを見ると『日本の方がいいMFが多くて、韓国の方がいいFWが多い』というのは結構嘘っぽい感じもします」
リルシア「逆に言うと、昔決定力のあるFWがいたから、今の不甲斐なさが目につくというところなのかしら?」
ネミリー「釜本はほぼ1試合1点取っている計算なのでその見方なら確かに合っているかもしれません。ただま、最近の決定力不足とかそういうのの記事を見ているとあまりそういう論調で書かれているとは思わないですけれど。結局のところ、何となくそう見えるからってのが全てなんじゃないかという気がしますが」
リルシア「タイムリー欠乏症とか完投が少ないとかと似たようなものか」
ネミリー「セットプレーからしか点が取れないというのはタイムリー欠乏症と似ているかもしれませんね。でも、野球と違ってランナーが残るわけではないのでセットプレーしかないってのはタイムリー欠乏症よりはマシな気もしますけれど」
リルシア「それもそうだ。しかし、釜本とかカズはやっぱりすごかったのねぇ。これだけのを擁しても勝てずにいたわけだ」
ネミリー「実はそこが決定力不足という観念に一番近いのかもしれません。要は下手な中にFWで一人すごいのがいると、そこに頼らざるを得ない。仮にその状況で釜本とかカズが外しても『あいつがダメならもう仕方ない』って気になるわけです。しかるに代わりになる選手がいたら、『何だお前外しやがって。だったら、Bにする。お前は決定力のない使えない奴だな』ってことになるのかもしれません。全体のレベルが上がったからこそ、それぞれが頼りなく見えるようになったということで、他が下手ならエースの弱点に目をつむって託すしかないとなり、ましてや決定力不足なんて言えなくなるということです。つまり決定力というのは、そのチームにおけるFWの偏差値を示しているのではないかと思うのです」
リルシア「ゼミとかのイケメンはすごく貴重に見えるけど、ホストクラブのイケメンは特別目立たないのと似たようなものか」
ネミリー「ま、まあ、そういうことです。釜本はともかく、カズの時代にカズと同レベルのFWがいれば、カズも気分良くプレーできずにこれだけのゴールは決められなかったかもしれません。イタリアやスペインのトップレベルのFWよりもデンマークのトマソンの方が代表での成績がいいのもそのあたりにあるのではという気がします」
リルシア「つまりFWの層が厚ければ厚いほどかえって良くないということか。まあ、考えてみれば巨人とかヤンキースも大砲ばかりいるわりに得点力が無茶苦茶高いということはないものね」
ネミリー「もちろん、それでも例えばブラジルだとロナウドみたいなのはいたわけですし、時代を超越する選手が出てくればレベル云々は関係ない、のですが…」
リルシア「さすがに日本でそこまで望むのは酷よねぇ」
ネミリー「で、もう一つ、シュートが少ないという話があります」
リルシア「あるわねぇ」
ネミリー「これも実際のところはそれほど難しいものではないのかもしれません。要はキック力の問題なのではないかと」
リルシア「射程距離の短いミサイルは中々打てないと、そういうことなわけ?」
ネミリー「はい。射程が短いのに長距離で使うと精度がガク落ちするのは当然なわけで、それは兵器も人間も変わりありません。PA内でチャンスを作ったときなんかは普通にシュートを打ってると思いますから、日本人だけ特筆してシュートを打たないということはないと思います」
リルシア「そういえば、バスケットなんかも後半負けそうな時に中々打てないときがあるわね。絶対中に入れさせないみたいな感じで3Pなら打てそうな場合もあるけど、でも、みんながみんな3Pが得意なわけではないしね。そこで『どうしてお前は3Pを打たないんだ』って非難するのと似たようなものかしら」
ネミリー「ですね。じゃあNBAのチームは全員が3Pの練習をしまくるかというと、しないですし」
リルシア「ふむふむ」
ネミリー「ただ、もちろん、個性としてそういうのを好きじゃない選手はいるかと思います。柳沢とかそうでしょうし、バルデラマなんかもそうだったのではないかと。逆にガーナのA・ギャンなんかはシュートコースを見つけたらどれだけ可能性がなくても打ちますし」
リルシア「ハートが強いのかしら」
ネミリー「ギャンについてはパブロフの犬のようにも感じられますが…。条件反射でシュートを打つ選手を育ててみた場合、日本サッカーの中でどのような存在になるか。それについては私は適切な答えを持ち合わせていません」
リルシア「できるものならやってみやがれってことね」
ネミリー「要はそういうことです」
リルシア「八百長ってのも定義がよく分からない言葉よね~」
ネミリー「勝敗をあらかじめ示し合わせること、なんじゃないですか?」
リルシア「とは思うけど、例えば対戦相手の組み合わせ抽選を左右した場合も八百長っていう場合があるじゃない」
ネミリー「確かに、今年のCLでもバルセロナとかチェルシーは仕組まれてるんじゃないかって話はありますね。ただ、組み合わせが不当でも試合は普通に行われたならそれは八百長の定義とはかけ離れているような気はします」
リルシア「ただ、フェアプレーには反するという見方もできるかもね」
ネミリー「そこまで言い出すと…。大体参加チームの格付けをして同じような強さのチーム同士にならないようにしているのはサッカーのトーナメントの基本ですから、それ自体公平性を疑わせる話です。組み合わせに手をつけるのがいけないというのなら…」
グループX
イタリア、スペイン、イングランド、ドイツ、オランダ、フランス、ポルトガル
ネミリー「なんてのがあってしかるべきですし、逆に」
グループZ
フェロー諸島、ルクセンブルク、マルタ、アンドラ、サンマリノ、リヒテンシュタイン
ネミリー「なんてのもあってしかるべきかと。グループZはある意味凄いグループですよ。これらのチームにとっては千載一遇の好機ですからみんな死に物狂いでやるでしょうし、同時に欧州最弱はどこかということをはっきりさせるという恐ろしいグループでもあるのですから、まさしく名誉のためにも一歩も引けません。消化試合なんてのがありえないグループになるかと思います。試合は間違いなくつまらないでしょうけれど」
リルシア「確かにワールドカップ決勝の日に、最下位とブービーが試合してたって話もあるし、どんなことであれ一番を決めるというのは重要なのかもね」
ネミリー「公平さを徹底するならこうするべきです。それができないなら、一々組み合わせについてまでどうこういうような問題でもないのではないかと。組み合わせをあまり言っているとワールドカップ史上もっともぬるいグループを設定した日本がまずい立場になりますので、あまり言わない方がいいのではないかと」
リルシア「確かに2002年は一つの好例かもね。相手を選ぶのと、審判を選ぶのとどっちが見た目的にはマシかということで」
ネミリー「そういうことです。ただ、たまにならともかく、組み合わせの不公平も常態化しているとそれはそれで問題があるかもしれません。例えば相撲の同部屋対決の禁止は明らかに公平性を欠いています。昔のニ子山部屋とか武蔵川部屋なんか横綱と大関、三役クラスに大量に送り込んでいましたし。組み合わせの不公平を八百長というのであれば、ある意味、これは制度的八百長なのではないかという見方もできそうです」
リルシア「ま、でも、同部屋はやらせればやらせたで本来的意味の八百長を誘発するかもしれないしね」
ネミリー「心技体が揃っているのが相撲の関取なわけですから、そうした心を疑うというのはおかしな話なんですけどね。兄弟子であろうと構わず立ち向かうくらいの心の強さがなければ真に強い力士とはいえないのでは?」
リルシア「弟弟子を集団暴行したなんて話はあるけどね」
ネミリー「……。ま、まあ、相撲については個人競技なのに意味もなく団体的要素を混入して、公正さを殊更欠かせているようにしか思えません」
リルシア「むしろF1みたいに部屋別勝利数とか団体戦的色彩を加えれば面白いかもね。そうすれば勝ち越し負け越しが決まっていてもおいそれと15日目に手を抜けないかもしれないし」
ネミリー「年間最多勝利をあげた部屋では、九州場所の最後に力士達が揃って親方を胴上げするんですね」
リルシア「…それはなんか嫌だなぁ」