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- 2026.04.09 [PR]
- 2008.07.10 南アで三位を目指す:天の時編
- 2008.07.03 議論テーマ:ユニフォーム
- 2008.07.02 不真面目に決定力不足を議論する
- 2008.07.01 また新企画?
- 2008.06.24 議論テーマ:現状把握+スポンサー
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リルシア「さて、ロベルトと古畑が熱い議論(?)をしている間に、こちらはこちらでマイペースに行きましょ」
ネミリー「…で、南アで日本が3位になるためにどうすればいいか、ですか」
リルシア「よく天の時、地の利、人の和っていうでしょ。この三つが揃えばあるいは巧くいくかもしれない、ということでまずは天の時ね」
ネミリー「天の時というのはタイミングとかそういうものなのでしょうけれど、これは人の力でどうこうできるものでしょうか?」
リルシア「ま、天という以上は当然難しいけれど不可能ではないでしょ。手繰り寄せるための努力をするのよ」
ネミリー「どうやって?」
リルシア「ラグビーのオールブラックスってあるでしょ」
ネミリー「ありますね。強いですね」
リルシア「彼らは試合前にハカをやるでしょ」
ネミリー「ええ、マオリ族の踊りです」
リルシア「それを日本もやるのよ」
ネミリー「えっ、日本がハカをやるんですか?」
リルシア「まあ、日本も海上の島国という点ではオセアニアだからハカでもいいけど、MA・TU・RIとでもしておけばいいんじゃない? 試合前に円陣を組むかわりにこんな感じで…」
← 試合前にMA・TU・RIを行う日本代表
ネミリー「…神々に祈りを捧げるとかそういう感じでしょうか」
リルシア「そういうこと。これはいいわよ~。相手は動揺するし、日本の選手の一体感が増すこと間違いなしね」
ネミリー「確かに、いきなりやられたら相手は面食らいそうですね」
リルシア「今後日本と対戦する試合相手も…」
イタリア人A「今度サン・シーロでアズーリが日本と試合やるんだって」
イタリア人B「日本と試合しても意味ないだろ」
イタリア人A「でも、日本は試合前にMA・TU・RIという独特の踊りをやるらしいぞ。試合はともかく、それは見てみたいな」
イタリアB「ほう、そいつは面白いかもな」
リルシア「となりそうだし」
ネミリー「でもFIFAが認めるでしょうか?」
リルシア「円陣がOKなんだから代わりに別の儀式をやっても問題ないでしょ。仮にダメだって言っても電通ルートで金を流せばそのくらいは認めてくれるわよ」
ネミリー「しれっと賄賂を正当化するような問題発言をしないでください」
リルシア「それにこういうのがあった方が視聴者も面白がるでしょ」
ネミリー「まあ、確かに伝統的な踊りをアレンジしたりすれば…」
リルシア「おぬし、今よいことを言った」
ネミリー「は?」
リルシア「伝統の踊りというのがキーポイントなのよね。ハカはリードがマオイ系の選手がやるらしいのよ。MA・TU・RIは代表キャプテンがリードをやるんだけど、キーの部分は同じでもそれ以外の要素はキャプテンが自由に決められるとすべきよね。それでキャプテンの出身地の祭りなどの要素を取り入れる」
ネミリー「なるほど、それをすれば代表キャプテンが注目を浴びそうですね」
リルシア「もちろんケガとかそういうのもあるから、主将と副主将を合計3人まで選んでその3人にのみ編成を許すと。3人ともいなければ無しもしくは一般パターンということで。何かの区切りで代表キャプテンが変わったりすれば、次のMA・TU・RIはどうなるのかというのが話題になるわけ」
ネミリー「というか、試合前の練習ってそっちの方に重点が置かれそうですけれど」
リルシア「つまらないロンドとかミニゲームやるよりはそっちの方が集中力が高まるでしょ」
ネミリー「あちこちのコーチから批判が殺到しそうなことを言わないでください」
リルシア「というわけよ」
ネミリー「で、これが天の時なんですか?」
リルシア「そう。MA・TU・RIを捧げることで神々の加護を得るわけ」
ネミリー「何かテリー伊×あたりが適当に言ってるだけの企画って気がするのは気のせいでしょうか」
リルシア「それを言ったらおしまいよ。ということで、次回は地の利編ね」PR
リルシア「夏の高校野球が90回になるということで、これまでの名試合とかを振り返るんだってさ」
ネミリー「そこまでやるならいっそNCAAみたいに、半分プロみたいな学生スポーツみたいにしたらいいのにって気もしますけれど。そこまで開き直れば甲子園ビジネスとかそういうのもOKになるわけですし、役員の人達にとってもかえっていいような気がするのですが」
リルシア「メンツなのかしらねぇ」
ネミリー「まあ、財団法人の性質が変わるのが一番の問題なんでしょうけれど。で、名場面というと例えば三沢と松山商の18回の激闘とか?」
リルシア「あとは嶋清一の準決勝、決勝のノーヒットノーランなんかも取り上げられるのかしら?」
ネミリー「当時の関係者とか連れてきてそのくらいこだわるならいいんですけれどね」
リルシア「とりあえず桑田がPL学園のユニフォームを着て出てくるって話はあるみたいね」
ネミリー「…はあ。野球とかサッカーっていいですよね」
リルシア「何なのいきなり?」
ネミリー「だって、例えば18年後にフィギュアスケートとかのイベントで『荒川静香がトリノ五輪金メダルを獲得してから20年。当時の衣装で登場!』なんてことにはならないと思いますので」
リルシア「…ま、まあ、それはねぇ」
ネミリー「ビーチバレーだってそうでしょうしね。もちろん、女性だけでなくて例えば20年後に北島康介がレーザー・レーサーとか着て平泳ぎしたりはしないでしょうし」
リルシア「…でも、プロレスラーは50、60でも海パンつけてるわよ…うわっ!」
どこからか矢が飛んでくる。
ネミリー「先輩、プロレスラーのリングコスチュームを海パンなんて言うものではありません。そんな侮辱的発言を繰り返せば先輩の未来について、私は一切の保証ができなくなってしまいます」
リルシア「わ、わ、分かったわよ」
ネミリー「将来設計を考えると、野球やサッカーの方がいいということになるんですかね」
リルシア「将来設計の意味が違うような気もするけど。でもま、ゴルフの長さにはかなわないんじゃない?」
ネミリー「確かに、でも、普通に百貨店で売ってるからそもそもユニフォームというのかどうかが疑問ですけど…もちろん、大物ゴルファーさんは大体似たような格好でラウンドしていますけれど」
ネミリー「とりあえず司会が必要なので、達人をお呼びしました。金古達人さんです」
金古達人「ブエノスディアス。金古達人です。タツジンですのでよろしく」
ネミリー「金古さんは達人だけに16連射が出来るとかいう話ですけど」
金古達人「ウィ! ウィ! ウィ! ウィ! ウィ! ウィ! ウィ! ウィ! ウィ! ウィ! ウィ! ウィ! ウィ! ウィ! ウィ! ウィ!」
ネミリー「……とりあえず司会お願いします」
金古達人「じゃあ、決定力不足とかいきましょーか」
古畑厚焼き「確かに深刻ですよね~」
ロベルト越前「は、これだから素人は困るよね。
決定力不足なんて言葉はね、ないんだよ。マスコミが勝手に煽り立ててるだけ。そもそも一体何をもって決定力不足っていうわけ? シュートを20本打って入らなかったら決定力が低いっていうの? それともシュートが1本も打てなかったら決定力不足? 言葉を使うからには責任をもって定義を示してほしいよね。でも、僕は一度だって、どういうことになったら決定力が不足しているかなんて説明を聞いたことがない。
DFがダメで失点を喰らい続けたりすれば日本は防御力不足とかそういう言葉を使う? 使わないよね。じゃあ何で決定力不足って言葉を使うの?
簡単だよね。失点は原因が分かりやすいけど、得点をできないのは原因が分からないからだよ。自信がないんだよ、誰もかれも。
点が入らないならFWがダメだって言えばいいじゃん。パサーがダメだって言えばいいじゃん。監督のコンセプトに問題があるって言えばいいじゃん。それで済むんだよ、それで済むはずなのに、それができないところが最大の問題なんだよ。
決定力不足なんて言葉は勝てない現実を受け入れられないダメども、何が問題なのかを認識できない馬鹿共が不適切な批判して自分達が火傷するのが嫌だから安易な言葉を作ってそこに逃げ込んでいるだけの話。そんなのを語りたてたって何にもならないんだよ。およそ誠実な態度ではないし、僕にはそういうのを煽り立てるのが理解できないね」
金古達人「き、来ましたね~」
ロベルト越前「野球でタイムリーヒットが足りないからタイムリー不足ってすぐ言うかい? バレーでスパイクが決まらない時にスパイク不足なんていうかい? 言わないでしょ。何で? どうして巧くいかないか分かるからだよね。バレーならセッターのトスが悪いのかもしれないし、高さが足りないのかもしれない。単純に相手がノッているからかもしれない。野球なら元々ホームランしか打たないバッターばかりかもしれないし、ランナーの進め方が悪いのかもしれない。
当然サッカーだって同じはずなのに、そこのところが分かってない。バイタルエリアの活用の仕方が悪いのかもしれないし、少ないタッチでシュートにもっていくイメージが足りないのかもしれない。パサーの精度が悪いのかもしれないし、体力不足なのかもしれない。でも、そんなことは言わない。シュートへの意識が足りないってよく言うけど、それにしたって日頃の練習がシュートを想定していないからかもしれないし、単にFWに臆病者が多いという人選ミスかもしれない。色々あるよね、でもその色々な原因を検討しない。
僕はね、決定力不足なんて言葉を一切使用厳禁にしたい。使用者には百万円の罰金を課してもいいね。そうすれば、みんな真面目にチャンスの作り方、攻撃のあり方を考えるでしょ」
古畑厚焼き「ある意味、周囲が原因を決められんことが決定力不足っちゅうことなわけですか」
ロベルト越前「それなら僕は納得するね」
古畑厚焼き「それは分かりましたけど、ほな、どうしたらゴールが増えるんでしょか?」
ロベルト越前「弱い相手と試合をすればいいんだよ」
古畑厚焼き「そ、それは当然ですけど、同格の相手とかやったら…」
ロベルト越前「同格の相手より強くなればいいんだよ。簡単なことじゃないか。日本のサッカー関係者は点が入ることが強くなることと思っている。僕に言わせればそれはとんでもない勘違いで強くなるから点が入るんだ。点が入らないということは要はすべてにおいて弱いということだよ。そんな簡単なことが分からないから、いつまで経ってもダメなんだ。もちろんすぐに能力値が上がるとかそういうことはないかもしれない。しかし、それならそれで決められたことをきちんとやる。一つ一つのプレーを確実に集中してやる。練習により身を入れる…色々できるわけだ。決定力不足なんて一言で括る連中…もちろんマスコミであろうとファンであろうと…がどれだけ練習中の選手のプレーをきちんと見ているか、僕は甚だ疑問だね」
古畑厚焼き「まあ、練習は嘘つかないのはどのスポーツも共通してますしね。状況を想定した練習なんかもあっていいかもしれませんね」
ロベルト越前「試さないだけなんだよ。提言しないだけなんだよ。でも、それは選手がシュートを打たないことよりもっと問題だ」
金古達人「ちょっとちょっと、古畑さんももう少しコメントしてくださいよ。ロベルト越前さんが言いたい放題な感じになってます」
古畑厚焼き「いや~、点が取れないことについてはどれだけ擁護したくても否定できへんので、擁護しようがないですわ」
金古達人「これじゃ独演会じゃないですか」
ネミリー「じゃあ、少し目先を変えるために質問」
ロベルト越前「何かね?」
ネミリー「ロベルトさんは、今の日本だと誰がFWをやるのがいいと思いますか?」
ロベルト越前「…(ちょっと考える)巻と李忠成かな」
金古達人「おや、ちょっと意外な気もしますが」
ロベルト越前「そうかい? 僕は今のFWに少なくとも点を取るということは期待していないんでね。中途半端に点を決めそうな奴はいるよ。でも、試合になると誰も決めないじゃない。どうせ決めないんなら、それ以外の仕事をきちんとする方がいいに決まっていて、それを考えると巻と李忠成の二人が一番いいんじゃないかな。それにきちんと動くということは本質的には理詰めでやりやすいはずなんだ。理詰めは相手にとって予測可能という点に難はあるが、原則なくして応用もないからね。どうせ誰も決めないんだから僕ならこの二人にきちんとやらせる方向性で考えるね」
金古達人「ジュニーニョとかはどーですか?」
古畑厚焼き「確かに期待したいですね」
ロベルト越前「僕は今のジュニーニョにはあまり期待しないな。もちろん彼の実力そのものには疑いはないよ。でも、今季は結果も出てないし、状態も良くない。それを無理に使うのは日本に戻ってきたから全部呼んでみた高原と同じことになるんじゃないかな。そういうの学習能力がないっていうんだよ」
古畑厚焼き「でも、あれだけ速さと巧さがありますし、本人も期するところがあって帰化申請してくれたわけですから…」
ロベルト越前「本人の事情なんて関係ないよ。使えるか使えないかの問題だ。わざわざ帰化してくれたなんて考えて特別扱いされても本人にとっても気の毒だ。もちろん代表でプレーしたいから帰化したのは分かるが、実際に選ばれるかはピッチの中での話だ」
リルシア「ちょっと、古畑ダメなんじゃないの?」
ネミリー「でも、代わりがいないです。松林明日太郎さんだと苦しいと『ウォーッ!』とか吼えるかもしれませんし」
リルシア「風魔千尋はどう?」
ネミリー「キャラがよく分かんないですから。風魔だからってニンジャにするわけにもいきませんし…」
リルシア「全然関係ないけど、アメリカンフットボールマガジンってどうなったのかしら? 特別休刊するとかいう話は見てなかったけれど、去年のプレーオフあたりから全然出てないし」
ネミリー「事実上の廃刊というやつなんですかね?」
リルシア「あれ廃刊されると痛いのよね。もちろんタッチダウンがあるんだけど、あっちはネタ系の話が多いので、あまり好きじゃないのよね」
ネミリー「何か私達のアイデンティティを根幹から否定するような話ですね」
リルシア「まあ、それはいいわ。で、EUROも終わっちゃったけど」
ネミリー「終わりましたねぇ。まさかスペインが優勝するとは思いませんでした」
リルシア「それぞれの国を担当して、ファイナリスト担当者には毎月の検索エントリを担当させる条件つきで試合を盛り上げるという企画もあるにはあったけれど、結局不発だったわね」
ネミリー「16人はさすがに辛いです。一応第三戦の前にそろうは揃ったのですけれど、その時点からってのも既に敗退が決まっていた国もあったので」
リルシア「ただま、ぶっちゃけスペインって準有力国扱いだったわけで、その担当予定だったシルフィはせっかくの昇格のチャンスを逃してちょっと可哀相ね」
ネミリー「まあ、彼女はイマイチキャラなので、優勝して主役になったりしたらダメです」
リルシア「このまま継続してスペインキープ?」
ネミリー「とりあえずレパントに勝って欧州一の艦隊の座を手に入れた。当然、次はドレイク相手に木っ端微塵に沈むだろうから別のところに変えるというコメントが担当者から出ております」
リルシア「…なるほど。で、五輪でやるという企画もあるとかないとか?」
ネミリー「やってもいいのですけれど、EUROと違って参加国のレベル差がかなり大きいのが辛いですね。選択順の早い人が有力国を取ればあとの人達が可哀相です。私は選択予定順位が二番目なので気にしないですけれど。先輩も四番目だから極端に酷くはないですが」
リルシア「そんなこと言って、ホンジュラスが金メダルだったらどうするのよ」
ネミリー「まあ、それはそれで置いておきましょう。とりあえず新企画として、日本サッカーの今を擁護論者と懐疑論者に語ってもらうことにしました。yoshiさんのところにコメントしていて思いついた企画なんですけれどね」
リルシア「ほほう」
ネミリー「懐疑論者はこの方です。ああ言えばこう、こう言えばああのロベルト越前さんです」
ロベルト越前「どうも、ロベルト越前です。日本はもう終わってるね。僕はプンプン怒っているよ」
ネミリー「で、擁護論者は五輪で日本サポーターをやるらしい古畑厚焼きさんです」
古畑厚焼き「ども~、富士テレビで五輪サポーターを務めている古畑厚焼きです。バッチリ応援させてもらいます」
リルシア「微妙に誰が元ネタか分からんような…」
ネミリー「最近話を聞かなくなったキヨマーさんに出てもらうとかいう説もあったらしいですけれどね。ただまあ、古畑さんの方が一応川の果てにとっても馴染みがありますし。で、私達は外野で質問なり何なりを飛ばすことにしましょう」
古畑厚焼き「ほな、日本を応援しましょか~」
ロベルト越前「いやー、日本はこのままではダメだ」
次回、二人の対決がスタート…?
店員「らっしゃーい!」
リルシア「とりあえず生2つー! ふー、こののれんをくぐると今日も一日終わったぁって気がするわね」
ネミリー「のれんをググるとホッとするのですか?」
リルシア「何が悲しくていつも行く店をググらないといけないわけよ」
ネミリー「いや、最近偽装が多いので、のれんをググってそういう話がないのかチェックされているのかと…」
リルシア「社会派ネタはここにはそぐわないわ」
ネミリー「確かに…」
リルシア「ところで今度のフェスだけど、パンフに載せるコメントとかしないといけないんだってさ」
ネミリー「どうぞ。お任せします」
リルシア「もちろん優勝だ、とでも言っておいていい?」
ネミリー「優勝できるかどうかは他バンドの曲と仕上がりを見ていない現状では判断に難しいですので賛成しかねます。ダメだった場合に笑い者になります」
リルシア「あんた今任せるって言ったじゃん…まあ、とりあえず優勝だって公言してその意気込みや良しってことで」
ネミリー「意気込みだけで全部解決するなら苦労はしません。ないよりはマシという見方もできますが、客観が伴わない発言をした場合、精神的にアンバランスになってかえってパフォーマンスを落とすという可能性も高いです」
リルシア「南アフリカで3位になるとか、最終予選でようやく五輪出場を決めたら途端にメダル発言とかがそんな感じかしら」
ネミリー「単純に生産目標とかなら目標を高くするに越したことはないんでしょうけれどね。相手がいるスポーツなどの場合には全員が高すぎる目標に向けて邁進すると、逆に全員の視線が上を向くので足下をすくわれる可能性がありますからね」
リルシア「でも、冷めたのが一人いたらいたでチームの和が乱れるけどね」
ネミリー「理想はチームが上を向いていて、監督は冷めた状態で見ているのが一番いいというところでしょうか」
リルシア「監督は表向きには目標を低めに謙虚に語る方がいいってことか」
ネミリー「韓非子あたりに言わせるとそれはそれでまずいんですけれどね。ありもしない目標設定は当然国家を騙したってことで有罪ですけれど、低すぎる目標設定にして目標を超える達成度があったとしても、それはそれで国家を騙したという点は同じだということで有罪になりますから」
リルシア「それは厳しい…でも、そのくらいの方が自己分析を正しくさせるという点では有意義かもね」
~蛇足~
ネミリー「生産能力は高く設定しても良さそうですけれど、でも、第二次大戦中のUKの工場では週の生産台数の報告を受けた上官が『素晴らしい。大変結構だ。来週はもっと作ろう』なんて答えて現場の士気を高めたなんて話があります。おそらく日本だと『○×台達成のために歯をくいしばれ~』って感じだったんじゃないでしょうか。環境も余裕も違っていたので一概にこれが国民性の違いを表すとかそういうことはいえませんが、日本の労働効率が今も悪いのは、目標設定に問題があるのかもしれません」
ネミリー「とはいえ、現実にはスポンサーなどを募るためにもできないと理解しながらも『1位になるぜ』とか発言して関心を惹かざるを得ない部分もあります。このあたりは涙ぐましい話ですけれど…」
リルシア「まあねぇ。入賞を狙いますなんていう程度だと支援してくれないわよねぇ」
ネミリー「とはいえ、それも程度によるんですけれどね。例えば、昔の南極点到達レースの当事者なんかは金メダルか、さもなくば死か、というような世界でした」
リルシア「ノルウェーのロアール・アムンセンがまず到達した後、UKのロバート・スコットは到達したけどその後遭難しちゃったのよね」
ネミリー「スコットについてはそもそも南極点に向かう途中の時点で帰還能力は無かったとの説が有力で、ほとんど全滅に向けての邁進だったそうですけれど(おまけに最後の拠り所としての最初の南極点到達についても途中の時点でアムンセンに先を越されていることが分かっていたらしい)、断念するには南極点到達を公言していた手前できなかった、という話があったそうです。逆に日本の白瀬矗は生還能力が無くなると判断して引き返してしまったんですけれど(こちらは到達能力も無かったという説がある)、そのせいでスポンサーの拠出した費用とかが借金になって死ぬまで苦労したという話が残っています。辛うじて返済して晩年はある程度の生活をしていたという説もありますが、wikipediaには死因は餓死が有力なんていう悲惨な話がありました」
リルシア「まさしく公約も命がけの世界よねぇ。マゼランなんかもそうだったんだろうけれど」
ネミリー「彼らからしてみれば、スポンサーを裏切って水着を替えちゃう水泳の選手達が羨ましくて仕方ないかもしれませんね。今は結果への最短ルートを選べるという点で非常にいい時代になりました」
リルシア「しかし、あの繊維を超音波で繋いでいるってのはどういう原理なのかしらねぇ」
ネミリー「それは企業秘密なので教えてくれないでしょう」
リルシア「音波って信号じゃん。それを乱す信号をミズノの水着が出せるようになれば、スピードの水着の能力を奪えるんじゃないかという想像とかもできそうなものだけど」
ネミリー「将来的にはスピード社に対抗すべくそういうのができるかもしれませんね。明らかにフェアプレーに反するような気はしますけど」
リルシア「ともかく、スポンサーがどうこうというけど、昔は今みたいなものじゃなかったってことが言えるわよね。19世紀のボクシングはKOしか無かったわけだけど、両目が失明するまでやられたボクサーがスポンサーというか雇用主に『まだやれるから捨てないでくれ~』なんて懇願していたなんていう壮絶な話とかもあるらしいじゃない」
ネミリー「判定だと不満だというファンにはきっとパラダイスみたいな環境だったんでしょうね。私は絶対見たくありませんけど。とにかく、少なくともスポンサーとの約束のために死を覚悟でってのはさすがに今の日本だとVシネマの中くらいしかなさそうです…あ、でも…」
リルシア「何? その馬刺し美味しい?」
ネミリー「これはスポンサーの期待に応えられなかったサラブレット達のなれの果てなのかも…」