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少し前に指揮官のやり方というのは麻雀のようなものだとかいうエントリを作りましたが、各国代表のサッカーが仮に麻雀だとどんなものになるのか、というのを考えてみました。
ブラジル:圧倒的な存在感で場を支配し、相手を呑みこむような打ち方をする(漫画とかだとこういうのあるけど、本当にそんなのってあるの?)。分厚い攻めを得意とし、三暗刻、四暗刻などであがる傾向が多いが、反面雰囲気が悪いと判断すれば鳴いて対々和や七対子に切り替えるなど柔軟さももちあわせる。
アルゼンチン:老頭牌や字牌を絡めた役が得意で、チャンタ三色などの華麗な役を好む。国士無双、字一色など大きな役をあがることもしばしばだが、ライバルと認めているブラジルと違って鳴いてまで勝とうという意識は低く、そのあたりの美学が勝率などに微妙な影響を及ぼしている。
ウルグアイ:実力が秀でているとはいえないが、闘争心旺盛で打ちながら大声をあげることが多く、それで相手を威圧するのが得意。好きな役は特に無いが、あがれる時は確実にあがりたいというタイプ。
イタリア:まずは相手に振り込まないことを絶対的な指針としている。相手の牌読みの的確さは世界一で、ロンを嫌うことから自らがリーチをすることも少ない。あがる役には特別傾向はなく、安い手であっさりあがることも多い。また、油断しているとたまにイカサマをしていることもある。
ドイツ:理論的な麻雀を得意とし、最初の牌から最短ルートであがれる役を好き嫌いなく選択する。実力や読みは決して一級とはいえないが、集中力が持続するタイプであるため、他の面子が疲れてきた終盤に大勝ちして逆転することも多い。海底あがりも結構得意。
イングランド:とにかくドラにこだわり、ドラだけ揃えてあとは力業であがろうとする。実力は確かだが、自分の役のことしか考えないため、あっさり相手に振り込んで自滅するパターンも少なくない。
スペイン:三色などの分かり易い役を好み、積極的なツモが好き。鳴いてあがることは美学に反し100%面前であがる。テンパったら待ちの可能性にこだわらず即リーチをかけるが、悪い待ちに突っ込んでたまに自滅することも。
スウェーデン:ニコニコが大好きで、混一色などと絡めてたまに大きな役であがることもあり、波乱を起こすことも多い。ただ、流れが悪いと判断すれば恥も外聞もなく降りて流局まで逃げるため、嫌われることもある。
チェコ:狭い選択肢の中でその牌をツモる瞬間に無上の幸福を感じるらしく、単騎待ちの手に走る傾向があるが、何故かそうした難しい役をツモる実力を持ち合わせている。役としては一盃口、ニ盃口などが好きだが、字牌の単騎待ちも結構やる。
メキシコ:ソーズが大好きでほぼソーズ絡みの混一色か清一色を狙いに来る。流れが向いているときには倍満、三倍満を軽々やるため実は最強なのではと誤信されることもあるが、流れが来ない時はめっきりダメ。最高の目標は緑一色であがることだが、最近では白にこだわるようにしようじゃないかという反対意見がある。
カメルーン:実力は一級雀士にも認められているのだがじっくり打つことができず、意図もなく鳴いて後で自分が苦しんでいることがしばしばある。意味もなくカンを繰り返してドラを増やし、場を混乱させることも多い。
日本:基本的には分かり易い役が好きで三色、タンヤオなどの無難路線が好き。決して下手ではないが、しばしば捨てる牌を間違えるなど経験不足を露呈することがあるうえ、「念ずれば積み込める」と奇妙な精神論を唱えて無謀な役満に走り自滅することもある。
フランスの傾向が思いつかなかったのが残念です。PR
リルシア「うーん、麻雀の大会って何か沈黙感があってやりづらいわね」
ネミリー「というより、この学校はどうして学園祭のライヴの順番を麻雀で決めるんでしょうか」
リルシア「伝統なのよ」
ネミリー「…伝統ですか」
リルシア「ところで、麻雀の腕というのは集団競技の指揮官の手腕と微妙に共通しているような気がするわ」
ネミリー「確かにそうですね。言うことを聞かないツモは言うことを聞かない選手に相通じるものがありますし、運不運の流れの中、どうまとめてくるか。そして…」
ルビア「ポン…ポン……ツモ。タンヤオ700てーん」
リルシア「指揮官としての性格なんかもうかがえるわよね」
ネミリー「勝利至上主義者はあんな感じで白のみとかクイタンでも容赦なくあがりますよね。逆に理想的な攻撃的・見た目重視の人は3翻以下では絶対にあがらないとかそんな感じで決めていそうです」
リルシア「役によって好き嫌いが分かれるのもいるわよね。七対子大好きとかすぐ三色に走るとか。ちなみに某川野遥は混一色系が好きらしい」
ネミリー「すぐクイタンに走るとか…」
リルシア「うぁ、それは嫌ね。だけど、流れの悪いときにはそういう逃げもありなんだけどね。麻雀の強さって単発では計り知れない部分とかあるじゃない。どれだけ腕がたってても、最初の配牌とか悪ければもうどうしようもないわけだし。ただ、そこから自棄になって国士無双に走ったりして自滅するのか、ダメな中でも最低限の役を作ったり、あるいは巧く逃げたりするかで長い目で見てくると違いが分かるというわけで…」
ネミリー「まあ、流れのためとか言いつつ負けるのが怖くていつもタンヤオばかりとかいうのもいそうですけれどね。クイタンばかりだと確かに麻雀やってて楽しいかとかそういうことを言いたくなるかもしれません」
リルシア「森さんとかそんな感じかしら」
ネミリー「トラップとかもそうかも」
エディス「…ツモ! 立直、一発、自模、混一色、白、ドラ3、一気通貫…えっと、何点?」
ネミリー「どうやら向こうは絶好調のようです」
リルシア「運さえ向いてくればあんな風になるわけだけど、ただ、あの三倍満一発をもって彼女が最強であると決め付けることはできないのよね」
ネミリー「ただ、ビッグゲームであれをやれば、途端に最強とかなるのでしょうけれど…」
リルシア「そう。だからそのあたりどう評価するかが難しい」
ネミリー「難しいですね」
エディス「ねえねえネミリー」
ネミリー「何よ?」
エディス「これってあがってない?」
ネミリー「…あがってるわね」
エディス「確か最初のツモであがれば自模だけでも役満なのよね?」
リルシア「…あんた、明日東京湾に浮かんでても知らないわよ」
ネミリー「…途方もなくラッキーな奴は常識的な名将を時に駆逐してしまうことがあるということですね」
ルビア「…現物、現物、現物。はい、流局ね。罰点(ノーテン)棒あげる」
リルシア「相変わらずリスクを避けるわね~」
ネミリー「というより、相方がボロ勝ちしているので別に勝つ必要もないんですけどね。このあたり、状況とやり方が変わってくるのも麻雀と指揮官の相似形をなしているような気もします。それこそ残留のみが目標であれば、振り込んでドボンにならなければいいという考え方ができる反面、優勝を目指すとなると8万点以上をゲットするとかそういう目標になるとかですね」
リルシア「奥が深いわ」
ネミリー「しかし、その割に麻雀発祥の地である中国は全然ダメなのは何でなんですかねぇ」
リルシア「政治体制とかそういう要素で説明できるのかもしれないけど、実は麻雀でそのあたりの妙を全部味わえるから、野球とかサッカーなんかやらないってことなのかもね」
リルシア「サッカーが野球とかに比べて複雑だと思うのは…」
ネミリー「いきなり何ですか?」
リルシア「ポジションって概念がかなり曖昧なことだと思うのよね。例えば野球だと投手と捕手が1人ずついて内野が4人、外野が3人でしょ。もちろん王シフトとかあるし、たまに内野を5人にしたりするときもあるにはあるけど、それは奇策の類で基本的には共通じゃない」
ネミリー「確かに、サッカーだとGKが1人というのは固定ですけれどそれ以外は結構アバウトな部分はありますね」
リルシア「ついでに個々の役割も微妙に違ってきたりするじゃない。アメリカンフットボールだと多少数をばらしていいから、例えば3-4体型とか4-3体型とかあるし、ワイドレシーバーとかコーナーバックの数は変わったりする。ただ、ポジションごとの役割はある程度明確でしょ。もちろんQBには幾つかのタイプがあるし、RBもそう。TEやFBだとブロック型とレシーヴ型がいるわけだけど、サッカーみたいに同じポジションでもやることが全然違うということはないじゃない」
ネミリー「確かにそうかもしれないですね。FWとトップ下の役割をこなす人を俗に9.5番とか言ったりしますけれど、ショートが守備の下手な二塁手をカバーしているからといって特別な名称をつけられたりはしないです」
リルシア「打つ方でもイチローなんかは一番と三番の役割を同時にこなすけど、『だからイチローは2番です』とは言わないわけだしさ。清水とか稲葉なんかが2番にいたときも2.5番とはいわないしね。打順に応じて違う役割を与えられているという風に考えるものだと思うのよ」
ネミリー「だから野球的に固まったものを見たがって3バックとか4バック、1トップとか2トップについて語りたがるんでしょうね。チェルシーとバルセロナのシステムが同じですけれど、全然違うという部分は体よく無視されて。どっちかというとシステムよりコンセプトを見抜く方が大切だと思うのですが」
リルシア「もちろん、野球でも同じ9人で打順を組んでもハムと巨人では全然コンセプトは違うけどね」
ネミリー「巨人といえば、以前ラミレスについて守備力とか総合的な成績をベースにした貢献度とかで見てみるとあまり高くないからこの補強は失敗なんじゃないかという話がありました」
リルシア「あったわね。選球眼がないからとか守備力が今ひとつだとか」
ネミリー「でも、総合的な貢献度で言い出したらロベルト・バッジォや中村俊輔はどうなんだろうという気もするわけなんですけれど。彼らなんかがいると守備の達人なんかを入れて負担を軽くするという見方があるわけですけれど、そのあたりのチームでのカバー法というのをこの数字は無視しているような気がします」
リルシア「まあね。ラミレスについては巨人も去年のスワもセンターに攻撃貢献度の高い選手がいたということであてはまるんだろうけれど、昔のスワローズは全く打たないけど守備は完璧な宮本慎也をショートに置いて、無難だけど守備範囲自体はあまり広くない土橋をサポートしていたわけだし。昔スワローズの優勝に貢献したこともあるホージーなんて外国人はラミレスより守備が下手だったと思うし、打つ方も確実性がないしと総合的観点ではカスに等しい数字だったんじゃないかという気がするけど、それでも確実に戦力になってたわけだしね」
ネミリー「総合力で見るのは合理的ではありますが、役割分担とかを無視してチーム全体を小粒化させてしまうのではないかという気もします。守れない選手がいるならその負担を軽くする選手を入れれば特別問題ないわけで、実は総合力などの指数は監督の感性とか強いチーム作りへの信念を奪い取るものなのではないでしょうか」
リルシア「なるほど。まあ、そんな総合力が語られる以前から日本の選手は小粒化しちゃってるんだけどね。長所を見るより短所の方が見られちゃうということなのかしら。中田翔がもてはやされてるけど、ああいうタイプは最近では大島くらいしかいないからとりあえず興味の対象になるのは分かるような気もするんだけどね」
ネミリー「逆にサッカーでもOPTAなんかのデータが幅を利かせつつありますが、あれがもっと認知度を得てくると今以上に金太郎飴みたいなチームばかりになるのではないかという気がします」
リルシア「NFLはコピーキャットリーグとか言われてるからどの競技にしてもそういう傾向はあるのかもね。同じポジションでも名前が違うのはどうなのかしら?」
ネミリー「これ、プレーしている本人はどのくらい気にしているのかってのが疑問なんですよね。大体みんなサイドでプレーしたいか中でプレーしたいか。あるいは前でやりたいか中盤をやりたいかなんてことは言いますけれど、それ以外について語ることはないじゃないですか」
リルシア「つまり呼ぶ方の勝手な思い込みだと?」
ネミリー「まあ、ピルロやシャビなんかが『僕は司令塔の仕事がしたい』とか言うのは聞きますけれど、そもそもピルロやシャビにウイングとかガットゥーゾみたいな仕事をやらせようなんて監督はまずいないでしょうし」
リルシア「ラミレスにセンターより広い守備範囲を守れって言うようなもんよね」
ネミリー「それこそ引いては源義経は名将なのか智将なのか猛将なのか、福島正則は単なる豪傑か猛将なのか、土方歳三は規律重視の指揮官なのか、攻撃時には散兵戦術なども採りうる創造性のある指揮官なのかどうなのかとかでカテゴライズするようなものだと思います。本人達もあの世で勝手にしろとか思ってるんじゃないでしょうか」
リルシア「むしろ選手をカテゴライズするより見る側をカテゴライズした方が面白いかもしれないわね」
ネミリー「それはありますね。大体ベースが幾つかうると思うんですけれど、音楽が好きな人は大抵華やかな攻撃志向の愛好者でソリッドなのに嫌悪感を覚えると思います」
リルシア「数学好きはさっき言ったように総合力とか数値にしたがるから、総合力が高いのを好むかもね」
ネミリー「そして歴史好きはあれこれ言う挙句、全部適当に許容してしまういい加減さがありそうな気がします」
リルシア「パワプロが中田翔の能力データ作成に困っているなんて話があったわ」
ネミリー「新人選手で癖のある選手だと評価には困るでしょうね。身体能力は能力測定の結果を反映させて技術レベルを低めにおさえればいいんじゃないかという気はするけれど」
リルシア「このあたりの能力データはサッカーでも難しいのかしら?」
ネミリー「じゃないですか? 特にサッカーはシミュレーションゲームになることも多いですけれど、最近は若手選手が凄く多くなっているのでそういう選手をきちんと評価しなければいけないのが難しいところだと思います。評判の高い選手なんかは見込みだけで世界最高クラスの選手になることになりかねませんからね」
リルシア「世界中の選手を評価するなんてなると大変ねぇ」
ネミリー「下手なクラブよりもスカウト網を増強しないといけないでしょうからね。ただ、日本にはそれとは違った難しさがあるかもしれません」
リルシア「というと?」
ネミリー「日本の場合は高校選手権という結構陽の目を浴びる舞台がありますので、ここで活躍した選手はかなり甘めに評価を設定される傾向があるような気がします。例えば大前元紀と同クラスのFWはユースからの昇格組にもいると思いますけれど、ゲームで同じ能力値に設定されるとは思いません。実際、平山が筑波に入った頃のサカつくでは平山モデルの選手がかなり能力値が高く設定されていたそうですし。今はどうなのか分かりませんけれど」
リルシア「なるほど。野球でも甲子園レベルで活躍した選手とかはそういうので甘めに設定されるなんてのはあるかもね」
ネミリー「ハンカチ王子斉藤はプロに入ってなくてゲーム業界的には良かったかもしれませんね。田中将大との比較で能力設定がかなり困ることになったでしょうから」
リルシア「あとはあれよね。昔のファミスタなら容赦なくそのシーズンの成績が能力値にされたけれど、今は能力値が多岐にわたるから、何年か前に目覚しい活躍をした選手のデータなんかそのあたりの名残が残っているから難しそうね」
ネミリー「確かに、そういう選手の潜在能力とかをそのままと設定するとかなり現実にそぐわないスタメン構成とかになりそうですよね。ボンズの走力なんかどうなるんだってのもありそうですし」
リルシア「といって、練習をさぼる度合いとか能力値に設定するわけにもいかないだろうしね。実際にさぼっている選手だったとしても」
ネミリー「ゲームでサボる選手と認定されるとパワーとか低めに設定されるより怒りそうです」
リルシア「ケガの多い選手って認定も嫌だろうね」
ネミリー「サカつくでは容赦なく認定されてますけどね。あと、ファウルが多いかどうかとか。ファウルは実際の事実に基づくから仕方ないでしょうけれど、ケガも不摂生によるケガもあれば、この間のエドゥアルドみたいな本人に責任のないケガもあるので難しいところです」
リルシア「能力値とはちょっと離れるけど、Wiiのスポーツゲームなんかにかなり無体な批判とかあるって話があるわ」
ネミリー「どういうのですか?」
リルシア「例えばアメフットのゲームでQBがパスを投げる動作をWiiだと実際に自分でもやるわけじゃない。で、なりきっている本人だとふわりとしたパスを投げるつもりでやってみたり、剛球を投げるつもりでブンと振り回したりするわけだけど、そこまでゲームは認定してくれないからパスは同じようなのになって許せないんだってさ」
ネミリー「そこまでこだわるなら、ゲームでなくてグラウンドでやってくれよってゲーム会社は言いたくなりますよね」
ネミリー「サッカーに限らず、アスリートって歳を重ねるとケガが多くなりますよね」
リルシア「そうね。それだけ高い次元のパフォーマンスを要求されているということなんだろうけれど、大変よね」
ネミリー「やっぱり使い続けているうちにガタが来たり、あとは再生能力とかが衰えたりするものなんでしょうか?」
リルシア「それもあるだろうし、単純なことだけどそれぞれの身体能力のピークの違いのズレとかによるものも大きいんじゃない?」
ネミリー「身体能力のピークのズレですか?」
リルシア「つまり、基本的に…
1.柔軟性は生まれたときがピークで後は年齢ごとに低下していく。
2.俊敏性などは20歳くらいまでがピークで後を低下していく。
3.筋力は30歳くらいまでピークでそこから緩やかに低下していく。
4.持久力も30歳くらいまでがピークで筋力以上に緩やかに低下していく。
ということ。優れたパフォーマンスってのは総合的な部分からはじき出されるのだと思うけれど、落ちていく部分にズレがあるのが普通だから、そのあたりのバランスを維持して怪我をしにくい身体を維持するのは結構難しいと思う」
ネミリー「常にチェックしていなければいけないってことですね」
リルシア「で、厄介なのは俊敏性自体はある程度の年齢で低下していくんだけど、直線的なスピードだけなら筋力で強引に維持したりアップさせたりすることも可能なのよね。あらかじめオーガナイズされた動きならスピードは維持できる。野球とかアメフットとかはそんな感じだと思うわ」
ネミリー「逆により複雑な動きを要求されるサッカーとかラグビーだと無理に筋力でスピードを維持しようとすると…」
リルシア「低下している俊敏性とか柔軟性を超えてケガしてしまう部分とかあるかもね。最近はウェイトトレの占める割合が増えているけれど、ただ闇雲にウェイトトレしていればいいというものでもないわけよね」
ネミリー「理屈として分かっていても、それに応じたメニューを組めるコーチはほとんどいないでしょうし、そうなるとスピード重視の選手が段々ケガが増えていくのはある意味当然なのかもしれませんね」
リルシア「あと、例えば競泳なんかだと男子の選手より女子の選手の方が遥かに寿命が短いってされてるけど、筋力で低下した俊敏性を補うのがやっぱり難しい部分があるのかな~という気がするわ。もちろん、このあたりは若い頃からの日々の節制で保つことはできるのだろうけれど」
ネミリー「むしろ低下と巧く付き合って技巧派とかに転進したほうが長生きはできるわけですね」
リルシア「マイケル・ジョーダンなんかそのあたり弁えてたんじゃないかしら。若い頃はガンガン飛び回っていたけれど、最後の方は無理せず散らしたり、技巧的なプレーが増えていたって話だから。バスケットボールという複雑な動きを要求されるスポーツで40歳くらいまでスタイルを変えつつやっていたというのは、さすがに20世紀最高のアスリートの一人と言われるだけのことはあるわね」
ネミリー「逆にイタリアのロナウドさんとか日本の清原さんはそのあたり無視していたのかも。バルセロナのロナウドさんもジムワークが多いというあたりには危険な気もします」
リルシア「ところで単純な年齢云々を度外視したケガとかあったわね」
ネミリー「あれは凄惨でした」
リルシア「意図的なのかどうかは別にしてハイスピードでピンボールのように飛び回っていると、あんなことにもりかねないわよね」
ネミリー「まさしく激闘による消費です」
リルシア「安全を考えるとああいうスピーディーな展開をスリルがあると捉えるか、危なっかしいと捉えるかは微妙じゃないかしら。ボクシングなんかはここ30年くらいで一気にソフトな競技になったでしょ。最近では続けざまに3発くらいクリーンヒットが入ったくらいでも止めるレフェリーだっているわけだし。実際脳震盪状態になると2発目、3発目ダメージは二次関数的に増えていくから仕方ないんだけどさ」
ネミリー「選手の安全性とか商業による消費とかを考えるとそういうソフトになっていく部分があるのも仕方ないですよね。あれ、ということは?」
リルシア「Jリーグってやたらファウルにうるさいんでしょ。ボクシングと同じ考え方をするならばJリーグのソフトな当たりかつ厳しい判定は、サッカーの究極の未来図なのかもしれない、とまあそんなことを思ったりもするわけよ。海外だと年に2、3人接触プレーで大怪我している選手が出ているらしいけれど、日本はそこまでの大怪我はあまり出てこないからね」
ネミリー「でも迫力がなくて面白くない未来図って気もします」