名古屋グランパス 1 - 1 浦和レッズ
(名古屋)35'ヨンセン (浦和)27'ネネ
名古屋グランパス
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浦和レッズ
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ヨンセン 杉本
本田 藤田 山口 金正友
阿部 吉田 米山 大森
楢崎
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ワシントン ポンテ
小野
相馬 阿部 鈴木 山田
ネネ 堀之内 坪井
都築
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ここから先はフィクションであり、実在の人物の行為、思惑などとは一致しないかもしれませんのでご了承ください。
分析家フェルホーセン「お~、今日は観衆が多いね」
赤い彗星オジェック「…何か久しぶりにまともな名前で出てきたな」
分析家フェルホーセン「管理人も最後までどうしたものかと迷ったらしい。あとは長谷川健太とかオズワルドがどうなるかも流動的だそうだよ」
赤い彗星オジェック「戦略家でなくて分析家なのが管理人の微妙な評価を示しているな」
分析家フェルホーセン「余計なお世話だ」
前半
開始から名古屋が高い位置からプレスをかけてくる。
分析家フェルホーセン「これだけ観衆が来て、積極的に行かずしてどうするというのかね?」
赤い彗星オジェック「…となれば、少しラインを下げて杉本にスペースを与えないようにしておこう」
分析家フェルホーセン「…むむ、シュートが打てないな」
浦和はプレスに苦慮しつつ、左の相馬の個人突破からチャンスを作る。
赤い彗星オジェック「最近の相馬は調子がいいからね」
分析家フェルホーセン「その上がったスペースを金正友につかせればチャンスになるが、個人技で突破されるのは辛い。縦に揺さぶりをかけられて上下の関係が緩んできたせいかプレスも弱まってきたな」
赤い彗星オジェック「もっとも、こちらもあまりシュート自体は打てないのだが…」
27分、CKからネネが先制弾。
分析家フェルホーセン「私の愛するゴールがあっさり割られた、何故だ?」
赤い彗星オジェック「坊やだからさ…じゃなくて、ゾーンで構えてるからギャップを突かれて対応できなかったんだろ?」
分析家フェルホーセン「ゾーンで守っているなら、該当ゾーンの担当者がカバーしなければいけないのに。ブツブツ…」
攻撃に苦しんでいた名古屋だが、35分左サイドから阿部のクロスをファーにいたヨンセンが押し込む。
赤い彗星オジェック「チィィィッ。右が本田につられてポケットになってしまった…金の動きに都築がつられて、最後はヨンセンの足の長さにやられたか」
ヨンセン「このゴールは愛知の警察官のために捧げますよ(ヨンセンはサッカー選手になる前は警察官をしていた)」
前半終了間際に名古屋がカウンターの機会を伺うも結局1-1で終了。
赤い彗星オジェック「何かね…片や直線的な戦術を邁進していて、もう一方は個人技で打開しようという展開で妙味はあるんだけど」
分析家フェルホーセン「本当は金正友と本田のチェンジなどに戦術的妙味はあるのだろうけれど、テレビで見ている分には中々分かりにくいところがある」
後半
開始直後、名古屋が前半終了間際の流れを引き継いで攻めるもシュートに至らず。
赤い彗星オジェック「君達は理論(パス)ばかりで実践(シュート)が少なくないかい?」
分析家フェルホーセン「くぅぅぅ、FIFAの技術委員というよく分からない仕事をしていた机上系の人間にそんなことを言われようとは」
その後名古屋が少し間延びしてきて浦和の右サイドからの攻撃が冴えてくる。
赤い彗星オジェック「…後半になって右サイドが機能してきた。本当は左からの攻撃も期待したいが、相馬は前半動きすぎて疲れたか…」
名古屋は杉本のカウンターと本田のFKに活路を見出そうとするも、中々入らない。
赤い彗星オジェック「相馬は完全に試合から消えてしまったな。仕方ない、岡野を入れよう」
ヨンセン「長官、自分達にも増援を!」
分析家フェルホーセン「今は試合が拮抗している。ここで迂闊に振り子を揺らすわけにはいかん」
ヨンセン「長官! 自分達に増援無しに持ちこたえよといわれるでありますか?」
分析家フェルホーセン「今に我々に好機がくる!」
が、好機が来るのは浦和の方で縦への簡単なパスにワシントンが抜け出して1対1になる。が、これは楢崎をかわそうとした際にあっさり捕られる。
赤い彗星オジェック「はっきり言う。気に入らんな…」
ワシントン「ウ、ウィーッス……」
が、終了間際にそのワシントンが左からのパスを受けてDFを振り切り、ゴール右上に叩き込む。
ワシントン「ウィーッス! やったっス」
赤い彗星オジェック「名古屋、私からの手向けだ」
分析家フェルホーセン「…またもゴールが割られた、何故だ?」
赤い彗星オジェック「君が私より消極的だったからだよ」
ヨンセン「長官! 自分達はもう限界であります!」
分析家フェルホーセン「だから今から藤田に替えて片山を入れる」
ヨンセン(ダメすぎる!)
結局、ワシントンのゴールが決勝点となりレッズが久しぶりの勝利。
分析家フェルホーセン「得意だったはずの豊田で敗れてしまった…」
赤い彗星オジェック「というか、シュートをもう少し打たないといけないが、2トップが高さと速さに特化しているからはまらないとこんな感じに袋小路に落ち込むというところなんだろうな。こういう試合になるとバランス型の選手が必要となるような気がするな。まあ、他人のことはさておき、こちらはベストな試合をしたとはいえないが、巧く対応できた試合ではあった」
啓太「監督が選手交替で上回ったっていうのは珍しいですね」
赤い彗星オジェック「信念に生きるしかないからさ。だから未だに嫁さんももらえん」
啓太(何の信念だ?)PR
確かに… - 藤沢雄二
今日は名古屋が動かなかったのでオジェック采配が積極的に感じました。ガップリ四つの展開になってラッキーでした。