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2011年は勝てるのだろうか…?
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これまでの話 → ◆
さて、3人は色々手を尽くして扉を開こうとしますが、扉はウンともスンともいいません。
そうこうしているうちに…
「うわーっ。何あれ?」
お約束で向こうの方から地面が崩れてきました。このままここにいたのでは3人とも奈落の底に飲み込まれることは間違いありません。
「開けー、ゴマ!」
叫んでも扉は開きません。
と、空中から声がしました。
『この扉は没個性を排除するリトマス試験紙。個性派にのみ開かれる階段だ。おまえ達は個性的か?』
「あ、あたし? あたしはあれ。へらず口をたたくというとりえがあるわ(それはとりえか?)」
『…通るがよい』
人魚姫の妹は空中にふわりと浮きました。声は人魚姫と王子様にもかけられます。
『おまえ達はどうだ』
「わ、私? 私は…えっと…」
人魚姫が泣きそうな顔で戸惑っていると、妹がフォローを入れました。
「お姉ちゃんは頭を打つと地獄少女になるわ!」
『通ってよい』
さて、王子様が残りました。
「わ、私は…ちょっと情けない系で」
『ブブー』
「せ、性格がちょっとパヌッチっぽい」
『どんな性格やねん!』
王子様が答えられないでいるうちに、どんどんと地崩れが近づいていき、とうとう。
「うわーっ!!」
「王子様~!!」
人魚姫の叫びも虚しく、王子様は地の底へと転落していってしまいました。
さて、王子を失った二人が大広間に戻ると、デコとベッカムは依然としてクラシコを続けていました。
しかし、ホームということで警備員の呼べるベッカムの方がやはり有利なようでした。
「う~む。まずいわ」
人魚姫の妹(いい加減固有名詞が欲しいところ)が顔をしかめました。このままベッカムが勝ったのであればせっかくのBIGを持ち帰ることができなくなるかもしれません。
(お姉ちゃんを気絶させて暗黒の力を借りたいところだけど、ついさっき全部の力を解放してしまったばかりだからまだまだ暗黒の力の溜まりが弱いはずだし…はあっ! ……とか気合を入れれば何か特別な力が出るほど甘くないしな~)
人魚姫の妹が思案に暮れている間に、ベッカムとデコの距離が開きました。
「距離が9.15メートルに広がった。チャーンス!」
ベッカムがボールをセットしました。その右足から強烈なFKを放ってデコを倒そうというのです。
「くっ…完全体になることさえできれば」
デコが覚悟を決めたその瞬間…
空を斬る音がして、ヨーヨーが飛んできました。
「痛っ!」
身体能力自体は平凡なベッカム。これを食らってもろくも倒れてしまいます。
「誰?」
人魚姫の妹がヨーヨーの飛んできた方向、自分達の真後ろを振り返りました。
後ろの、閉まっていたはずの扉がギギィときしんだ音をたてて開きました。そしてその中に一人の影が。
「……このくらいでアタイが死ぬと思ったのかい? がっかりだよ!!」
王子様はどこからか持ってきた竹刀を振るって叫びました。姿かたちは言うに及ばず。
「…お、王子、様…?」
唖然とする人魚姫を尻目に竹刀でバンバン地面を叩きながらベッカムに近づいていきます。
「ザケンじゃねーよー!!」
拾ったヨーヨーでベッカムを叩くと、たまらずベッカムは警備員を呼びました。
「き、貴様は一体!」
「アタイかい? アタイはね。エンジの名がつくスペシャルな王子。フランチェスコトッくんだよ!」
「…おのれ、変な奴め。警備員を呼んで全員とっちめてやる」
「アンタにそんなことができるのかい? アタイはいいものを見つけちゃったんだよ」
「いいもの?」
「アンタがね、浮気してるし・ょ・う・こ」
「ギクッ!!」
ベッカムの端正な顔がまるでこの世の終わりを見たかのように歪みました。
「アンタの奥さんに言ってやろうかね~」
王子様は携帯電話を取り出しました。
「ま、待ってくれ。この豪邸の財宝をやるから、どうかヴィクトリアには内緒にしてくれ」
ベッカムはへいこらと王子に頭を下げ、途端に弱くなってしまいました。
こうして、4人はベッカムのところから財宝を持ち出してきました。
「全部アタイのおかげだね」
「そ…そうですね」
「悔しいがおまえのおかげで助かった。まだまだ俺一人ではどうにもならないものがある。一刻も早く完全体にならねば」
「…う~ん、お姉ちゃんとこの王子、頭を打つと人格が変わるあたりではお似合いなのかも」
王子様、強固な我を得ることができましたが、これでまともなキャラはゼロになりました(笑)。
「…ところで、これのどこが『アリババと40人の盗賊』なの?」
今更そんな突っ込みをするんじゃないよ。最初に一言、「開けゴマ」が入っているじゃないか。
これまでの話 → ◆
さて、デコとともにユーバリシティを奥まで進むと、やがて豪邸が見えてきました。
「ふむ。いかにも財宝の類がありそうな豪邸だな。あそこに俺の弟のボコはいるだろうか」
「ボコっていうと、リーベルと並ぶアルゼンチンの名門クラブ…」
「それはボカ」
「日本代表長谷部のチーム内での愛称」
「それはマコ」
「アホの類義語」
「バカ。二文字とも違うではないか」
とかやりつつ、豪邸の入口を探しました。しばらくすると、壁が一段低くなっているところが見つかりました。
「ここから入るのか?」
「入口には見えないけれど」
「でも入れそうだから別にいいだろう。入口を探すのも面倒だ」
デコは構わず中に入っていきました。仕方なく、残る三人も続くことにします。
「誰だ!?」
入ったと同時に突然、四人の周囲にライトがバババと照らされました。程なく特徴的な甲高い声のイケメンが現れました。
「変な日本人が侵入してきたと思ったら、また望まぬお客さんがくるとはな
ベッカム邸に日テレ取材班が侵入(日刊スポーツ)
おや、貴様は…人魚姫?」
「…お久しぶりです。ベッカムさん」
「…人様の屋敷に侵入するとは感心しないな。何の用だ?」
ベッカムは不機嫌そうながらも穏やかに話しかけてきました。しかし、デコを見ると豹変します。
「む、貴様…バルサマンのデコ!」
ベッカムは白の巨人軍に所属していましたが、白の巨人軍とバルサマンは長年クラシコと呼ばれる血で血を洗う戦いを繰り広げていたのです。そんな二人が出会ったのですから、これはもうタダで済むはずがありません。
「バルサマンは生かしてはおけん! 俺のピンポイントクロスとFKを食らえ」
「ふん。黒い商業主義め、今日こそ貴様の最後だ!」
デコとベッカムは周囲を無視していきなり激しい戦闘をはじめました。人魚姫と王子様はオロオロと。
「あわわ、どうしたらいいのでしょう」
人魚姫の妹は冷めた様子で言いました。
「放っておいたら? とりあえずドタバタやってくれている間に財宝でも探しましょ。ベッカムなら色々商売とかしていて色々なものを持っていそうじゃない」
まるで意に介していませんでした。
さて、そういうことで奥へと向かう三人。
部屋を適当に捜していると、人魚姫の妹が叫びました。
「見て見てお姉ちゃん。こんなあたりクジがあるわ。
出た国内最高5億8415万円=BIG8回目で初の1等的中-サッカーくじ(時事通信)
持ちやすくて価値も大きい理想的な財宝だと思わない?」
「も、持っていっていいのかしら?」
「どうせベッカムは沢山持ってるからこれくらいいいじゃない。それにデコさんがベッカムを倒せば持ち主がいなくなるわ」
「それって半分強盗っていうのでは…」
人魚姫は良心の呵責を感じながらも戻ろうとしました。
が、
「あれ、ここを抜ければデコとベッカムが戦っている大広間に戻るはずなのに」
何と大広間へのドアが開きません。
「…ひょっとして、何か特別な呪文でも唱えないと開かないのでは」
ベッカムの豪邸ならそういうことも十分にありえそうです。
「う~ん、それもあるんだけど」
「…まだ何かあるというの?」
「この手のトラップは大抵、一人が置いてけぼりになって残りの人達を逃がすものと相場が決まっているでしょ。あたしは作者が影の薄い王子ことシンドバッドを始末したいがための布石を打ってきたのだと見るわ」
人魚姫の妹はズバリと指摘し、王子様は顔面が蒼白になりました。
「そ、そんな! わ、私はどうすれば?」
「次回までに使いやすいキャラクターに変身できるかどうかね。それができなければ…」
人魚姫の妹は冷徹に言い放ちました。
「おまえはもう、死んでいる」
王子様の運命や、いかに?
これまでの話 → ◆
さて、四人は「進むも地獄、退くも地獄」というユーバリシティを目指して進みました。しばらくすると…
「うわわわ~、何なのよこのメールの雨嵐は~」
予想通りに大量のメルマガの嵐が飛んできました。たちまちPCを覆い尽くすかの量に一同逃げ惑うばかりです。しかも、スパムメールだけではなく、
救出の犬、「飼いたい」の声全国から 徳島(朝日新聞) - goo ニュース
などの無視できない要望などもあるので始末に終えません。
しかし、
「守りに入ってはいけない。しかし勝利のために攻撃の手段を選ぶ必要はない」
デコは凶悪なウィルスを添付した返信メールを次々と送りました。
しばらくすると、メールは来なくなりました。
「…いいのか? それで」
「…問題ない。しかし、完全体になったならば、もっとスマートに反撃の策を練ることができる」
ともあれ、メール攻撃はこともなげに跳ね返すことができました。
さて、冬のユーバリシティを進んでいると、
「マッチを買ってください」
寒そうに震えている女の子がマッチを売っていました。
「マッチを買ってください」
少女は人魚姫たちに気付いて、マッチ箱を一箱取り出しました。
「…どうする?」
デコが尋ねるも王子様は肩をすくめました。
「…別にマッチはいらないし」
「………」
女の子はマッチを取り出して火をつけました。
「…マッチを買ってくれない人は、みんな、いなくなっちゃえ!」
マッチ売りの少女が叫ぶと、突然空から流れ星が降ってきました。マッチ売りの少女のもつマッチは空想を具現化する力をもつ恐怖のマッチだったのです。
「うわーっ!」「ヒェーッ」「キャーッ!」
ボコッ!!
「あーっ! お姉ちゃん!」
人魚姫の頭に小さな流れ星がぶつかりました。そのまま目を回して倒れてしまいます。
「こんなところで倒れていてはいけない。決勝戦のつもりで頑張るんだ!」
ロナウジーニョ「ブレーメン戦は決勝戦のようなもの」=欧州CL(スポーツナビ)
デコが目を回している人魚姫をゆすり、妹が「余計に危ないって」と止めようとします。
と、人魚姫が目を開きました。
「あ、無事だったんだ」
「………」
「…人魚姫?」
「…人を呪わば穴二つ。他人の不幸を願う者は、自身も不幸になるという…」
人魚姫はユラリと立ち上がりました。その異様な雰囲気にマッチ売りの少女もギョッと後ずさります。
「…お姉ちゃん? め、目が座ってる…」
「日頃大人しい人間ほど、はっちゃけると大変なことになるというが…」
「闇に惑いし哀れな影よ,人を傷つけ貶めて、罪に溺れし業の魂…いっぺん、死んでみる?」
「お姉ちゃん、何でいきなり地獄少女…?」
「うわ~っ、怖いからいなくなっちゃえ!」
マッチ売りの少女は次々とマッチに火をつけました。何十もの流れ星が人魚姫の頭上目掛けて降ってきます。
「…無駄なあがきは、およしなさい」
しかし、人魚姫の周囲に現れた黒い渦が瞬く間に流れ星を飲み込んでしまいました。それはあたかもブラックホールのようです。
「ひええっ、あんな秘密の力があったなんて…」
「…秘密の力というよりは日頃押し隠している不満などの負の力が、人格の変貌とともに黒い力となって具現化したと見る方が妥当だろう。あれだけの強烈なエネルギーをくらっては、ヴァレンシアのごとく怪我人続出なんて辞退にもなりかねん」
「…ってことは、お姉ちゃんはあれだけの負の力を…?」
人魚姫の妹と、王子様は思わず背筋に冷たいものを感じました。
さて、流れ星が次々と無効化されるマッチ売りの少女は半狂乱状態になっていました。
「マッチ…マッチ」
慌ててマッチをつけようとして、落としてしまいました。
「あっ! マッチが」
マッチはもう使い物になりません。そして、他のマッチはもう全部なくなってしまいました。
「いやだ…マッチがなくなっちゃった…」
人魚姫はゆらゆらとマッチ売りの少女に近づいてきます。
「いや~っ! 何でもするから助けて~!」
マッチ売りの少女は泣き叫びました。と、人魚姫はまたバタリと倒れました。
「あれれ、お姉ちゃん?」
「力を使い果たしたのだろう。ところで…」
デコは座り込み、マッチ売りの少女を見下ろしました。マッチを使い果たしたマッチ売りの少女はただ震えるばかりです。
「何でもすると言ったからには、俺の弟の居場所を教えてもらおうか?」
「…し、知らない。そんなの…」
「じゃぁ、ユーバリシティに眠る財宝の場所は?」
「…あ、あっち…」
震える手でマッチ売りの少女は山の方向を指差しました。
「ふむ。じゃあ、取りに行くか」
さて、しばらくして人魚姫はまた目を覚ましました。
「何か変な夢を見たような…」
しかし、気のせいか心がすっきりしているような気もしました。
「人魚姫様、お疲れではないでしょうか。果物でもいかがでしょう?」
王子様がうやうやしくリンゴを差し伸べました。
「…? あ、ありがとうございます」
「お姉ちゃん、あたしいい子にしてるから」
「…???」
恐怖の暴狂星が去り、またしばしの平和がくる…のでしょうか?
回を進むごとに王子様の扱い方が難しくなっている…というかいらないこの人(笑)