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2011年は勝てるのだろうか…?
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先日、「スポーツジャーナリズム」という大仰なタイトルのエントリを作成したところ、反対者である(笑)yanzさんからの反論といいますか、TB記事をいただきました。
:: 雑誌「Number」について(路上の風景~landscapes on the road)
となると、こちらとしても何かしらの返事をしなければならないとなるわけですが、ただ…
正直ほとんどの部分において特別反論するべきところがないんですね。
「その通りだと思います」、「ここも仰るとおりだと思います」とそういうようになってしまうわけで全面降伏というかそんな感じでありまして(笑)
自分のところではあまり書いてませんでしたけれど、例えばラグビーとか競馬、F1やNBAなんかの特集がなされている時は大抵いい内容になっていますし、そのあたりの巻は買うことも多いのです。またこちらは完全に書いてませんでしたけれどマイナースポーツを取り上げる頻度が依然として一番多いのも確かです。
一方で、yanzさんも最近偏っている部分には不満があるようでして、「サッカーの特集が多いので,いささか食傷気味だったりします.特に,最近の困った時のオシム頼みというのは,なんとかしてほしいものです」と書かれています。ちなみに私は野球も何だかんだ言って多いような気もしているのですが。
で、私の説明不足もあったかと思いますが、私もどちらかというと偏っていることや、またその部分での内容に変貌が見られることについての疑問などが主たる部分でしたので、重点の置き場とそこに関する分量の差が違うだけでおそらく思っていることとしてはそれほど変わらないのではないかと思います。私がそう思うだけでyanzさんは「いや、違う」と仰られるかもしれませんけれど。
それを踏まえて捕捉といいますか少し思うところを付け加えるならばフリーランス中心の体制はいい部分が多いのはもちろんですが、常にいいのかというと必ずしもそう言えないような気もします。
これまた野球やサッカーなどの場合に多いかと思うのですが、競技の関心が高いほど寄稿しようとする人も増えるかと思います。当然その分起用しなければならない数が増え、そのため特集機会も増えるのでしょうけれど、母体が増えれば増えるほど精鋭による寄稿という形は崩れてくる部分があります。
今回コメントいただいた中で「大衆化」という言葉が頻繁に使われていましたけれど、フリーランスを積極的に起用しようとすると関心が高く母体が広がっている分野では自然そのような現象が起きてしまうのかもしれません。
また、ではかつての精鋭がどうなのかというとこちらは一応増えたフリーランスは同業者でありライバルであるわけで意識せざるをえないということになります。もちろんそれがいい方向に向かえばいいのですけれど、中には無理に「自分はこれだけの実績とかがあるんだ」というのを示そうとしていたりする人もいるように思います。また母体が増えるということは取捨選択の機会も増えるわけですからフリーランスが自己の言いたいことを主張しきれない場合もあるのかもしれません。編集側に多少なりとも阿るとかそういうのがあるのではないかと推測するわけですね。
個人的な印象としてですけれど、数年前の出来事とか海外のことを書かせると優れているのに、例えば日本代表の最近の試合の記事とかを書くと妙に肩肘張ったり、奥歯にものの挟まったような感じの文を書いてしまう人も少なからずいるように思います(スポーツ紙やサッカー専門誌のコラムなども含めると)。こういうのを見て首を傾げる時には、彼は書きたいことを本当に書けているのかなと思う部分はあります。
yanzさんはフリーランスの人達個々人の愛着からくる押し付けがましさは別にいいのではないかと指摘されており、私も本当に愛着からくるものならば仕方ないと思っています。このあたりも最初のエントリでは説明不足ではありましたけれど、説明不足なのは別に「Number」に対する敵意があるわけではなくて(笑)、そこまで真面目に考えてなかっただけです。
私がワールドサッカーダイジェストをとりあえず買っているのはヘスス・スアレスというコラムニストの意見があるからなのですが、この人の意見はというと「サッカーは攻撃的で美しくなければならない。守備的なサッカーによる勝利は結果としてはともかく、それは本当の勝利とはいえない」とまあ押し付けがましく一方的なことこのうえありません。どちらかというと結果主義の管理人とも反しています(笑) ただ、この人の場合10年ぐらいずっとそう言い続けてますし、また本人が完全に信念として持っていてそれを主張しているので不自然さもなく、個々の事例について同意するしないはさておき、面白いと思えるものだと思います。
そういうのならいいのですけれど、ただ、無理に違いを出そうとして殊更押し付けがましくなっていると思える時には少なからず鼻についたり、反感を感じる部分もあったりするわけですね。
で、関心が高まってきたせいであるのか、そうした不自然さを感じる時も少なからずあるということなのです。
このあたり結局のところそのライターの信念とかによる部分があるのだと思いますけれど、場合によっては全く他人の眼を気にしないお抱えなどの方がよかったりする場合もありうるのでは、という気がします。
で、yanzさんの構成からすると順序が逆ですが、最後に「特定の競技に特化した専門誌ですと,その競技を対象として雑誌を作っている以上,競技を統括する団体の顔色を伺うような場面もあるのではないでしょうか」という指摘がありますので、こちらについても少し触れておきたいと思います。
これはもちろんYesだとは思うのですが、場合によってはそれ以外の場合もあると思うからです。
まず、私はボクシングが好きですが、ボクシング関係の雑誌が場合によってJBCなどの顔色を伺う、なんてことはあるんじゃないかと思います。
おそらく格闘技などでもそうでしょう。
一方で関心の高い競技の場合には別の顔色を伺う場合もあると思うのですね。
例えばワールドサッカーダイジェストで過去現在通じて一番優れていたコーナーは何かと聞かれると私はマーティン・ヘーゲレというドイツ人記者が書いていた「正統理論」だったと思っています。
これは毎回毎回サッカー界の問題点、移民の問題とかドーピングの問題など普通のファンなら見たくないようなことを特別関係する事件が起きてなくても取り上げて、「このような問題点や悲惨な現実がある」というのを主張しつづけていたわけです。基本的に物事は清濁合わせて知るべきだと考えている管理人的には正直それがあったので最初どの海外サッカー雑誌を買うかの選択段階でダイジェストにしたといってもいいようなものですが、残念ながら2002年に日韓ワールドカップが開催される前後になくなってしまいました。
ただ、このあたりは上(FIFAとかJFA)に敬遠して、というよりも単純に競技のイメージを悪くするようなことを頻繁に取り上げるとライトなファン層を掴めないというような理由があったのだろうと思います。実際このあたりからダイジェストもマガジンも一気に大衆化して最近では「サッカーゲームの攻略本?」と思いたくなるくらいに数値化したりしているわけで。
やはり売る側としては売れなければ仕方ないのであまり取り扱う商品のイメージを傷つけるわけにはいきません。関心が高まれば高まるほど一般人の目があるので上部団体が露骨に圧力をかけることはできなくなります(ボクシングだと関心が低いから亀田以外ならできないことはない)。ただ反面、商業イメージというこれまた怖い怖い圧力がかかってくるわけで。
その結果として気付いたらアイドル雑誌みたいになってくる部分がある、ということで。
もちろん、アイドル雑誌みたいになるのもいいとは思いますけどね。ただ、そればっかりだと何だかなぁと思う部分もありますけれど…
お二方のブログを共に読ませていただきましたがとても感心させられました。
さてWSDですが良い悪いは別にしても、個人的には日本人の戦術好きやフォーメーション至上主義に大きく寄与している雑誌だと思いますね・・・でもほとんどガセなんだよな~選手の能力とか戦術特集とかいっつもやっているけど低レベルすぎ(笑)
不満があるのは厳密にはサッカーと野球でしょうか。元々この2競技の特集が多かったこともありますし、最近ではかなり変貌してしまったような印象があります。
確かに野球は経験者の人とかが書いているのも多いですね。引退した人のセカンドキャリアとしてそういうのを勧めようという動きがあるのかもしれません。そのあたりは分からないではないのですが、専門誌でも元現役の人が書いていたりしますので、今後そことの違いづけがどうなっていくのだろうかという問題が出てくるかもしれませんね。
「小さな囲み記事一つでもあればいい」というのは事実上コラム一つのためにWSDを買っている立場からは分かります。ただ、既にそれで一つ買っている以上二つ目を買うには特集の方もそれなりにしっかりしてほしいところです。
結局このあたりは優先順位の違いにすぎないわけですけれど。
いえいえ、適当な意見ですので恐縮しきであります。
ただ、きちんとした意見をぶつけられて、それに対してきちんと答えられる場があるというのは素晴らしいことだと思います。
WSDにしろWSMにしろやたらとフォメとか戦術論とかやりたがりますよね。そのあたりは良し悪しがあるので何とも言えませんけれど。
で、問題にされている特集ネタのポジション適性とか能力値とかについてはサッカーゲームとのコラボなのだと思い込んでいます(笑)
適当な移籍ネタについても、このチームでクリアするならこうやるんだという攻略法なのだと考えることにしています(笑)
インタヴューと選手のコラムも正直本音がほとんど出てこないので面白くないですね。
アンチェロッティの戦術論がミラン擁護の部分を抜きにすれば一応面白いくらいでしょうか。
無題 - yanz
なんだか,私の暴走気味の記事にきちんと回答をくださり,恐縮です.
サッカーの特集については,中身が薄くなってるような気がしますし,それだけライターの数が増えているのでムリに個性を出そうとするのもあるかもしれません.
川の果てさんが不満に思っているのは,かなりの確率でサッカーの記事だと思うのですが(笑),個人的にはあまりサッカーに思い入れがなくなってしまったので,サッカーの記事に対して,興味がそれほどないかわりに,不満もないというのもありますね.
それから野球の特集の場合は,昔からOBのが書く記事がサッカーに比べ,多いように思います.これはOBでないライターが少ないという問題点の裏返しでもありますが,それは置いておいて,経験者が語る場合はそれほど間違ったことは言わないので,そのあたりもサッカーの記事とは違うのかもしれません.
それから,特集がつまらなくても小さな囲み記事が一つあれば満足できるというのもあるかもしれません.とにかく,ああいった雑誌がもっと増えるといいと思うのですが.