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今年になってツール・ド・フランスを見ることを再開しました。
まあ、実際には再開というようなレベルではなくて、前回ツール・ド・フランス始めとするサイクルレースを見ていた時代というのが、実はアームストロングをすっ飛ばしてインデュラインとかが走っていた頃で、「インデュラインが来た! インデュラインが来た!」みたいな実況の叫びだけが記憶に残っている有様、つまりほぼ初見に等しいという状況だったりするのですが(笑)
ただま、Twitterなどでレース関係のつぶやきは多く見ているので、ある程度の知識があったりはしたわけですが、今年に関しては山登り苦手そうなトル・フースホルト(ガーミン・サーヴェロ)が序盤総合首位におり、そこから奪い取ったのが伏兵のトマ・ヴォクレール(ユーロップカー)でヴォクレールがピレネー、アルプス前半までキープという当初の予想とは違う展開で進んでおりました。
で、まあ、初見に等しいので、当然勝ちそうなのより、そうでないのが勝つ方が面白いということでヴォクレールが行けるところまで行ってほしいな~と思いながら見ておったわけです。
ただま、さすがに実力者がそうそう黙っていることもなく、昨日はアンディ・シュレック(レオパード・トレック)がゴール地点ガリビエの前のイゾワールでアタックをかけ、そのままほぼ60km前進しつづけて、アドバンテージを得たという展開。
本日は距離は短いものの、ずっと山道がある中で今年はダメ?なアルベルト・コンタドール(サクソバンク・サンガード)が早々にアタック。ほとんど引っ張ったかと思うとラルプデュエズでドカーンと行って最後の意地を見せ、それのみならず一気にタイムを詰めるのかと思わせておいて途中で失速。結果的には好き放題振り回したけれど、実は振り回した印象ほど事態は変わらなかったということで振り回された有力選手は終わってみると、現状維持にほぼ近い状態で終わるという展開。まあ、振り回される中でもちろん色々な戦術的行動はあったのだろうと思いますが。
レースはというと終盤の山道ということで実力者優位のはずの展開の中で、新人賞争いも競っているピエール・ローラン(ユーロップカー)がサミュエル・サンチェス(エウスカルテル)と共にコンタドールに追いついて、そのままズルい位置取りからアタックをかけて勝利。
ヴォクレールは最初無闇についていって単独走行しまくった挙句、ラルプデュエズの登りで失速。ま、単独走行しなければどうだったかというと微妙ですし、無理して主導権を握りたがるのが個性っぽいので、戦術的には賢くなかったかもしれませんけれど、盛り上げる役割は担ったというところでしょうか。
あとはタイムトライアルということで終了ということになりますが、「インデュライン来た!」しか理解できなかった子供の時には立って自転車を左右に傾ける走るということしか覚えてなかったわけですが、分かるようになってから見ると違った趣があるものです。
今年はとりあえず誰がどういう選手なのかを理解するのに大半の時間を擁しましたが、来年は毎レースきちんとネタも交えつつエントリにできるようにしたいものです。PR
八百長の存在そのものは別として、メールでやりとりして証拠残すのはいかがなものなのかと書いた相撲の話ですが、3日ほどの間に認めた力士が永久追放になるらしい(その代わり永遠に名前は残りそうだ)とか、春場所は中止になったとか進展しております。
ま、個人的には中止させなければならんほどのものなのかという気はしますけどね。テレビでやらなければそれでいいじゃんと。私はそこまで誰か応援しているわけではありませんが、今のところ嫌疑もない力士に対して「中継がなくても彼を応援したい」という人もいるかもしれないので、そこまでやらんでもという気はしますけどね。
それこそ時津風部屋で亡くなった力士の親からしてみると、「誰か犠牲者が出たわけでもなく、違法組織に金がいっているという証拠もないのに何で場所が中止になるんだ」くらいの文句を言いたくなるかもしれません。
というか、モンゴルなんかから「大鵬の記録に近づいたら、朝青龍を無理矢理引退させて、今度白鵬が近づいたら場所を一つ潰すとかして、そんなに大鵬の優勝記録を守りたいか」とかいう怒りの声が飛んでくるかもしれません(苦笑)
メディアがこぞって叩いているのは、ある意味「相撲中継がなくなれば、視聴者がウチに流れてくるかも♪」みたいな下心もあるわけでしょうしね。特定のスポンサーとかをつけているわけでもないので、企業圧力とかも少ないでしょうし、政権も不安定なので文部科学省もアテになりませんからね(笑)
そういう意味では叩かれやすい立場だ、ということの認識が足りなかったというのはあるかもしれません。
正直他の競技でも八百長を撲滅するのは不可能でしょうから、伝統的に行っていて、しかもある種の弱者救済みたいな日本人的思考もある八百長をなくすのは無理だと思うわけですけれど、このあたりどういうところに決着をつけさせるんですかねぇ。
そのあたり、メディアとか怒ってる側の意見とか見ていると特別ランディング地点を見出しているというわけでもなくて、いわゆる学校のいじめなんかと同じで「あいつは悪いから、あいつが自殺してもあいつが悪いんだ」みたいなとにかく陰湿に叩き続けている部分も見てとれるわけですが、調査委員会とかはどうするつもりなんでしょうか。
あと、個人的には八百長そのものだけなら公益法人格に何か影響があるのという気はしませんし、暴力団に恒常的に資金が流れたりしているのなら公益法人どころか株式会社でもダメだろう(最低限の社会的責任はあるわけだからね)という気がいるわけですけれど、そのあたりの指摘が少ないような気がするのも気になるところです。
当然ながら私よりも皆さんそのあたりには詳しいはずだと思うのですけれど…?
野球賭博について色々メールなどの証拠を調べていたら、何と十両の力士とかが八百長を申し込んだりしていたメールが見つかったとかいう話がありました。
で、相撲協会も臨時理事会とかを開くのだとか。
う~む、正直、「ありえない」というような話ですね。
いやま、別に八百長している人はいるのかもしれないし、それについてとやかく言っても仕方がないというのはあるわけですが、それをメールで頼むってのが理解不能です。夜に電話で頼めばいいじゃんと。
野球賭博については胴元とかが絡んでいるので、メールとかで予想を送るというのは証拠が残るから不利になるとしてもそうするしかない。ということで、これをメールでやるのは理解できますけれど、八百長は当事者同士のやり取りなのでわざわざ証拠に残す必要がないじゃんと。領収証とか出してお金の動きをきっちり管理して申告する、なんてものでもないのでしょうし。
それとも角界には「八百長の依頼を受けてOK出した後にその約束を守らなかったら厳罰なので、証拠を残す方が得」みたいなルールでもあるのでしょうか。
ということで、善悪とか倫理とは違う側面から書いている自分もどうなのかと思うのですが、「八百長をする馬鹿者め、けしからん」というよりも「残す必要もない証拠をわざわざ残すなんて馬鹿なのでは…?」みたいな感想を抱いてしまいます。ぶっちゃけここまで「ありえない」レベルだと、その証拠自体がでっち上げだったりするんじゃないのかくらいの気にもなってきます。
そのうち見返して「俺はこの場所、こんなに八百長のに頼ってしまった。くそ~」と発奮材料にしていたのか、それとも、関取の中でも何でもかんでもメールということで、メール依存になってしまっている人とかいるということなのでしょうか。
相撲は全く見ないまま11日目まで終わっていますが、客席が寂しいことになっているとかいう話があります。
ただま、このあたりは今まであまり望ましくないところに券を配ってもらっていたことを考えると、人気低迷と直結するわけではないのかもしれません。そういう付き合いを度外視して純粋に見に来ている人だけでカウントすると余程のフィーバーでも起きない限りは中々満席にならないのではないかと。
それ以外では白鵬が優勝を決めるか、白鵬が負けるかしか話題にならない状態ですが、白鵬がまたまた稀勢の里に負けてしまったとのことで、これはさすがに苦手意識とかついてきたとかあるのでしょうか。
中日まで当然のように全勝を続けていたので、「もし今場所全勝したら、去年の3月場所から今年の初場所までの1年間という限定だと89勝1敗になって、もしそんな記録を作ったら抜くのは出てこないだろうなぁ」とか思ったりしていたのですが、これで88勝が限界になりました。
ちなみに双葉山は69連勝を止めた安芸ノ海に対して以降二度と勝たせなかったという話がありますが…
ただま、その稀勢の里もこの段階で4敗しているということで先場所も白鵬に早々に勝ったのに特別勢いに乗ることもなかったりということで、何ともよく分からない力士であります。かつての琴錦みたいな「強いんだけど、それが数字にならない」みたいなあたりが終着点になるのでしょうか。
ただま、相撲の取り口だけ見ると琴錦ほど鮮やかではありませんが…
は例によって、東洋大柏原が山登りで3分弱を跳ね返して優勝となりました。
で、1位の東洋大と2位の早稲田大がこれまでの往路歴代最高記録を塗り替え、それでいながら最下位まで12分足らずということでレベルの高いレースとなりました。どこのチームも一人か二人くらいはいい選手を抱えるようになったとか、テレビでも言っていたように当日のコンディションが走りやすかったので大きなブレーキとなる選手がいなかったというのが大きかったのでしょう。
結果として、どのチームとも復路で目指すべき部分があるわけでして、緊張感のあるレースが見たいという立場からは何よりな展開です。
ただまあ、去年も触れたように思うのですけれど、運営管理車から一々細かい指示が出るのはやはりいただけないなぁと思ってしまいます。
もちろん、選手の健康管理の観点で、そのあたりの判断を監督なりコーチがするというのは反対しないのですけれど、あれだけ「誰それとの差がどうだから」とか「そこで詰めろ」なりの指示を出すのはねぇと。特に早稲田とか駒沢のうるさいことうるさいこと。
今後陸上選手を続けていく選手の場合、例えばマラソンなどで一々コーチの指示とか受けるということはできないわけで、そういうところでの判断というのは本人がその場でしなければいれません。ところが大学最大のレースがそういう場にならない、そういう経験の場を奪うというのは将来を考えると正直プラスとは思いにくいところです。
また、別に陸上選手にならないにしても、キツい場面で箱根を思い出すなんてのはあるのでしょうけれど、そこで助言を仰いでいたりするとか一々上の指示が飛んでくるとなると自主性にマイナスの部分も出てきそうです。
要は、ちょっと過保護なのではないかな~という気がしてくるわけです。
それ以上に見ていてもコーチの指示がうるさいと興を削いでしまいます。
ここだけは何とかならないものなのかな~と思いますけれど、年々ソフトになっているのが各種競技の現状なわけですから、今後より過保護にはなっても厳しくなるということはないかもしれません。