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2011年は勝てるのだろうか…?
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これまでの話 → ◆
[登場人物]
カイ…人魚姫の妹。現時点では特技なし。
カイト…純白騎士でかつ汎用人型兵器。強いが存在感がない。
ズラタン…生意気な犬。
メッチー…演技と何故かプロレス技が得意。
エビちゃん…みんなのエビちゃん(笑)
アツシくん…逃げ足が速い。通称ケリュネイアの鹿
ということで、あたし達はケリュネイアの鹿を追うべくケリュネイアにやってきた。
「…遠距離スコープで調査してみます」
と、カイトが言うので早速調査してもらった。
「…ここから1キロほど離れた見晴らしのいい草原に一匹の鹿がいます」
「やっぱり周囲に気を遣ってるの?」
「そういう感じはありません。『ヤナギサーワー』とか歌っています。サーワーは妙に高いです」
…確かに鹿のようね。
「普通に草を食べているようです」
ま、それならとりあえず近づいてみよう、ということで向かうことにした。
しばらく歩くと、
「あ、何かに気付いたように警戒しています」
…って、まだ300メートル程の距離があるのに?
「『シュートの匂いがする』と言っています」
シュート?
別にあたし達は撃つつもりはないんだけど…捕まえたいだけで。
「あっ。『シュートは嫌だ。スペースに走る』と逃げ出しました」
早っ! まだ250メートル以上あるのに。
すごい警戒心の強い鹿なのね。ハンターに対する意識が並半端ではなさそう。
「ふむぅ。さすが俺様が認めるだけあって素早い。それだけ警戒心が強いとなると、逃げる方向に待ち伏せするしかないな」
とズラタンが言うので、早速待ち伏せ作戦をとることにした。駆り立てるのはズラタン、待ち伏せ役はメッチーはじめみんなということで。
「任せてください。僕があの鹿を捕まえてみせますよ」
メッチーは自信満々に引き受けた。
まあね、メッチーには期待しているから。
ということで、作戦開始。
「俺様が捕まえに来てやったんだ! 有難くお縄を頂戴しやがれ!」
ズラタンが大仰に叫んで鹿を追い立て始めた。
鹿は同じくスペースに逃げ始める。あ、ちなみにあたしは遠いところから双眼鏡でチェックして作戦指示を出す役ね。
む、鹿は急に方向転換をした。行く先にカイトが潜んでいて、ある程度近づいてきたら襲い掛かってくることに気付いたのね。200メートルほど離れているはずなのに何ていう鋭い嗅覚。
あ、更に方向転換をしたわ。エビちゃんにも気付いたのね。エビちゃんは無害そうに見えるのに…
しかし、メッチーにはさすがに気付かないみたい。そっちの方向に逃げているわ。
「……!!」
おっと、さすがにメッチーが視界に入ってきて鹿は警戒を強めたわ。
メッチーは倒れている。体に弾痕があって血を流していて、いかにも撃たれて息絶えたかのような感じで。その瞳孔は開いていて呼吸もしていない……一体どんなトリックを使っているのやら…
「……」
警戒の様子は解かないけど、ズラタン、カイト、エビちゃんが三方向から巧く取り囲むように包囲しているから逃げ道はそっちしかないし、メッチーのそばを通りかかる。
「今だ!」
すぐそばまで近づいた時、メッチーは突然起き上がり、起き上がりざまローリングソバットをかました。
「!!!」
「何!?」
しか~し、次の瞬間驚いたのはメッチーの方だった。完璧な体勢で決まったと思われたローリングソバットを、鹿はバック宙でかわし、全くスピードを落とすことなく側転を繰り返して逃げていった。
「スペースに逃げる~」
みたいなことを叫んで鹿は逃げている。空振ったメッチーはというと…
「そ…そんな…、そんな馬鹿な……」
愕然とした表情で、ガックリと膝から落ちた。余程ショックだったようね。
しかし、あの鹿の警戒心と逃げるための行動の鋭さは、本当にただものではないわ。
「…本能、生まれながらの本能がシュートを怖がり、スペースへ逃げようとさせているのでしょう。ただでさえ警戒心の強い鹿がああまでいたると、並の生き物では手が出せませぬ」
あたしもそれは同感。
「しかし、逃げることに専念してくれていて良かった。もしあの鹿が邪な野望を抱いていたら、俺様も一目置かなければならないほどの恐ろしい存在になっていただろう」
ズラタンはそんなことを言っている。
もっとも、邪な野望しか持ち合わせず、食べることしか考えていない奴もいるけどね。
「イタリア料理は美味いぶー。ヒラヤマソーダももっと食うぶー。あとでファッションモデルを見ながらビフテキも食おうぶー」
……
………
「シクシクシク。やっぱり捕まえられないのね」
こいつ……(怒)
にしても、あのままヤナギサーワーの鹿に好き放題逃げられるのも癪だわ。
次回までに捕獲作戦を本格化させないとね。
ファーストトライは失敗ということで…メッチーにはまた次の機会があるかと思います。
大五郎対ヤナギサーワーになればまたドタバタしそうな感じです。
メッチたん。。。 - ゼシカ
格闘家のようなメッチーが
でも無理でしたか。。
この上はミランに行った大五郎が
出てくるのかしらww