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夏の高校野球は日本文理の猛攻を耐え切った中京大中京が久方ぶりで、前身も含めて7回目の優勝を果たしました。
で、それとともに選手達がプロに行くかどうかという話とかが出てきます。
ま、菊地投手とか堂林君とかの進路も気になりますけれど、ここではピッチャーなんかによくありがちな話について考えてみたいと思います。
よくありがちというのはプロのスカウトなんかがいいピッチャーに対して「甲子園になんか行くな。地方大会の初戦で負けてもいい」なんていうことを考えたりするという話があります。
投手の肩は消耗品、ということを考えるとこういう考えが出てくるのも仕方ないといえば仕方ないところでしょう。で、まあ、それについて大方理解はしているけれど、でも細かく考えると野球発展のためにはどうなのかという多少腑に落ちない部分があるというのは以前、書いたとおりです。
今回は肩の消耗は度外視して、本当に地方大会1回戦で負けた投手を取った方がいいのか、というのを考えたいと思います。
というのも、選手の能力というのは基本的に心技体から評価されておるわけでして、世の中には「あいつは素質とかは凄いのにハートがない」と称される選手も大勢います。
この点、例えば甲子園の優勝投手とかそれに準ずるレベルなんかだと少なくとも大舞台でびびるということはないでしょう。一方、本当に全国選手権に出たこともない選手というのは、これは例えばプロのマウンドとかそういう環境に立った時にどうなるのかというのは入ってみないとわかりません。
例えば、仮に甲子園優勝投手のA君と、地方大会初戦で敗退した素質抜群のB君がいた場合、
A 心:80~ 技:60~ 体:60~
B 心:? 技:90~ 体:90~
みたいな感じになるのではないかと思います。この?部分の数値はプロに入った後に多分明らかになるのでしょうけれど、それが90あれば言うことなしで、60くらいでもそこそこにはなれるかもしれない。でも30だったら全然役に立たないかもしれないわけですね。10だったら、並の投手であるA君に劣ることになってしまいます。
NFLのクォーターバックなんかは大学最後の1試合(つまりボウル戦)の成績で「このハートならプロでいける(いけない)」と判断される傾向があるわけですけれど、その理屈はある程度までピッチャーにもあてはまるのではという気もします。
いや、だからどうなのかというと別にだから誰それを選ぶなとかそういうことを言いたいわけではなくて、単にそんな理屈があるかもしれないということが言いたいだけですけれど(笑)
ちなみに個人的には一番気になるのは堂林君ですかね。本人が野手志願というように投手としてはそれなりの印象ですが、あのガタイのいいのが揃っている中京大中京の中で堂林君は外見のパワーは普通そうな中で、柔軟に打撃センスの良さで打っているのが光っておりました。きちんと鍛えれば相当打つんじゃないかなと期待できそうです。
花巻東の菊地君については、ぶっちゃけMLB向きというか管理がきちんとできているところに行かないと当たり外れが大きいような気はします。闘争心は評価すべき点でもありますが、夏に関してはやや空回りしていた感もあるので、理論とか重視のMLBで程よくやってもらった方がいいのではないかと。
まあ、外野の根拠もない適当な意見ですけれど、そんな感じに見えました。PR
ということで、準々決勝あたりから見ている夏の高校野球ですが、決勝の顔合わせは新潟県勢として初の決勝進出となった日本文理と、もはやセミプロ集団なのではという雰囲気すら漂っている中京大中京となりました。
日本文理は正直、準々決勝見るまで「ここまで勝ち残っていたのか」というのに正直驚いて、相手の立正大松南が新型インフルエンザで離脱者続出という中で相手投手を打ち込んで勝利。ややもすると運に恵まれていたような気もしましたが、県立岐阜商業との試合ではソツのない守備が光っていた印象です。県立岐阜商業の山田投手は非常にタフな印象のあるピッチャーで、連日の投球を粘り強く投げていましたが、今日に関しては打がもう一つだったのが痛かったところです。
もう一試合は菊池雄星投手がほぼ出られない花巻東と徐々に調子をあげてきたらしい中京大中京、ということでは試合前からほぼ決まっていたというところでしょうか。
1、2回戦はイマイチな試合をしていたらしい中京も、準々決勝では貫禄の勝利で、この日も早い段階から優勢に立つ展開。で、まあ、セミプロかいなと思わせるのは下位打線のバッターでも堂々たる体躯をしているということもありますし、どれだけリードしていても淡々とやるべきプレーをしているところ。さすがに本命といわれていただけのことはあります。
堂林投手もそれほど凄いという印象はないですが、これまたきちんと投げていて大量点を取るのは難しいだろうな~というピッチングをしていました。
決勝はというと、地力だけ見ると中京大中京の方が有利ということになるでしょうね。河合君、堂林君、磯村君の中軸はシングルヒットだとラッキー、くらいの怖さがありますし、下位打線ですら甘く入るとあっさりスタンドまで運んでしまうのは今日の試合でも実証済み。日本文理はとにかく伊藤投手が3点くらいに抑えて打線が頑張る、特に中村君の前にランナーを溜めておきたいというところでしょうか。
来季の去就が未定なようですが、昨日も2本のホームランを打ったりと松井秀喜は出番があればまずまず打っているような気がします。ヤンキースの新スタジアムは左打者に相当優位…という話もありますが、常時出ていたわけでもないのにこの時点で19本打っているというのは大したものかと。
ただ、そこでちょっと思ったのですが、来季仮にヤンキースを出て日本に戻ることは多分ないにしても、2、3年後くらいに日本に戻るのなら、元々ファンだったという阪神とか巨人とかではなくてパ・リーグの球団がいいんじゃないかなぁと。
今季ずっとDHで使われているということは膝の状態はやはり良くないのでしょうし、一般には日本の球場の方がMLBよりも更に負担がかかるという話ですから、日本に戻れば守備ができるという話にはならないでしょう。今後劇的に膝がよくなるということになればともかく、それが難しいなら日本でもDHでできるパ・リーグの方がいいんじゃないかなと。
それに昔新庄がファイターズに入って活性化させたような感じで、松井がパ・リーグに入れば野球界全体にとってもプラスに働くんじゃないかという気がします。多分ダルビッシュ対松井とか、田中対松井の方が対戦としても面白そうですしね。
先のことを話していても鬼が笑うわけですが、何かそんな気がした次第です。
高校野球の全国大会の開幕が近づいてきて、それぞれのチームの投手が肩の検査を受けて全員がパスしたという話がありました。
まあ、この結果については別に疑うつもりはありませんけれど、例えば花巻東の菊地雄星投手の肩に異常あり、なんてなった場合に「菊地君には連投させないように」なんてお達しが本当に出るのかというとどうなんだろう、という気もしないではありません。意地の悪い奴ですねー(笑)
閑話休題。
こうした話があると、「将来のある選手なんだから無理をさせないように」なんていう意見とかが沢山あるわけです。
私も別に反対はしませんけれど、ただ、この考え方も突き詰めると微妙に変なところもあるのでは、という気もしないではありません。
例えば現在20歳の田中将大投手とか、25歳の山口鉄也投手なんかはかなり無茶投げさせられているような気がしますが、山口の場合は巨人の成績との関係で取り上げられることがあっても、「彼らの将来が心配だ」なんていう論調はほとんどありません。一応私は4月に田中と山口が活躍した時に不安を呈したりはしましたけどね。何といっても楽天の監督はノムさんですが、そのノムさんは当時20代前半だった岡林とか伊藤智仁なんかを壊した例などもありますので。
個人的には18歳と20歳とでそんな極端に変わる気もしませんが、とりあえずプロに入るまでが将来ということになるのであって、プロ入りした20歳の将来はあまり考えなくてもよくて、21歳の大学生には将来があるということになるのでしょうか。
例えばアメリカではベースボールの事情はよく分かりませんので置いておきますが、アメリカンフットボールなどでは地域によっては一番関心のあるのは大学の試合なんていうのはよくあることですし、大学のスタジアムが7万とか8万収容なんてのも日常茶飯事。当然、大学時代に活躍した選手がプロに行かなかったとしても、その選手の記録なんかはずっと語り継がれるなんていうのはよくあること。
日本でもONが出てくるまではプロよりも大学野球の方が人気があったということですが、そんな時代の大学生達に「将来のために無理をするな」なんて言ったとしたら、彼らは「将来って何ですか?」と答えたりしたのかもしれません。
何が言いたいのかというと、プロありきの見方っていうのはどうなのかな~という気がするわけで。
もちろん、菊地投手の場合には大過なければプロかMLBかは分かりませんが、かなりの契約金などを貰うことができるはず。それはめでたいことであり、だから彼個人にとってみれば壊れないことはとても大切ではあるのですが、反面、それで彼が全力でプレーしない(これは仮定で別に菊地投手が手を抜いているなんて言ってるわけではありません)とすれば、その試合はつまらなくなるんじゃないのということになるわけで。
そういう雰囲気を作ってしまうというのは結局野球全体にとってどうなのということが言いたいわけ。
無論潰れるまで投げさせられるのも問題ですが、その場その場において全員が全力でプレーすることが活況を生むのであって、アマの一場面といえども全力でプレーしない選手やチームがいるのだとしたら、結局その試合はつまらないものになるわけですし、そういう試合が増えることが全体としての野球をつまらなくしているということが言えるんじゃないかなと。
こう、「将来が大切だから無理をさせるな」という意見が支配的になっていたりするとそんな気もしたりするわけです。
日本はオールスターをやっておりますが(そしてそれを当然のように見ていないわけですが)、MLBでホワイトソックスのM・バーリーが完全試合を達成したという話がありました。
で、その試合で主審を務めていた審判のエリック・クーパー氏は、過去にもあの野茂英雄をはじめとしてかなりのノーヒット・ノーランを経験しているのだそうですけれど、大記録が近づいてくるにつれて観客の期待を受けてコールするにも深呼吸が必要というような話があるのだとか。
投手とか野手のプレッシャー、あるいは対戦相手のプレッシャーなんかはよく聞く中で審判のプレッシャーというのは確かにあまり聞かないですけれど、考えて見れば審判も大変といえば大変ですよね。ストライクボールを判定しなければならない主審はもちろんとして、微妙な当たりの内野ゴロのアウトセーフの判定をしなければならない一塁塁審とかも。完全試合だと野手の中には「自分のところに打ってくるな」とか思う人もいるでしょうけれど、一塁塁審の中にも「ゴロはやめてくれ。特にボテボテの内野ゴロは絶対に」なんて思ってる人はいるんでしょうね。
完全試合達成目前の9回で2-3からの微妙なボールだったら若干ボール寄りでも「ストライク」とコールしてしまうなんてこともありうるのかも。逆だったら何度もリプレー流されて、「こいつのボールの判定はどうなんだ」とかやられそうですしね。