川の果ての更に果てに

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2025.02.05 -

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昼のＢＳのニュースを見ていたら、アメリカ国務長官のヒラリー・クリントンが現在のアメリカ・メキシコ国境間のドラッグカルテルと政府軍の衝突について「アメリカ側にも責任がある」みたいなことを言ったのだそうで。
ニュースで聞いている分には「アメリカが悪い」みたいに聞こえましたが、BBCなど見ていると、「（薬物と違法な銃が入ってくるのを）食い止める責任」みたいなようです。もっとも、仮に「アメリカが悪い」と認めていたとしても責任の大半は前政権ということになるのであまり痛くはないんでしょうけれどね。
いずれにしてもブッシュ氏はメキシコに対してはあまり関心を示していませんでしたが、それで彼のお膝元であるテキサス州との間でドンパチになっているというのも何だか皮肉なものです。
この間、アメリカは警備隊を追加で派遣することを決めたという話がありましたし、今後更に激しい抗争なんかが起きそうです。日本も大麻問題があるだけに全く無関心でいていいという感じでも無さそうですし、ボリビアとか東南アジアとかも含めてもう少し取り上げてほしいところですね。アメリカ52番目の州イギリスのメディアはこの問題をかなり深刻に捉えているようですが、53番目の州日本は無関心なきらいがあるのが気になるところです（ちなみに51番目の州はプエルトリコでこれは異論が少ないはず）。
大麻なら「タバコと比べてどっちが悪影響なんだ」と、ある種平和（？）な議論もできるわけですけれど、コカインが入ってくるとシャレになりませんし。

BBCには現在のメキシコの麻薬カルテル勢力圏に関する地図もありました。作成したのはメキシコの政府系のところみたいですけれど…

日本の警察もこういう地図で暴力団の勢力図とか示したりしたらいいのにという気もしますが…
実はあるのかもしれませんけれど、とりあえずこう子供でも分かりそうなものというのは今まで見たことありませんので。

アメリカとの国境近くにあるシウダー・フアレスについては以前にも書きましたが、北西部で日本企業なども多いティファナ（ピンク色のところ）も組織の活動が盛んだそう。東部のアメリカとの国境近くのマタモロスにもガルフカルテル（ホアキン・グスマンのシナロア・カルテルのライバルだとか）の本部があるようですし、米墨国境地帯の主要都市には多かれ少なかれ影響があるよう。これだとアメリカに流れる量は半端じゃないんでしょうなぁ。
1000万人の首都メキシコ・シティには大きな地盤はないようで、それだけ薬物もアメリカ依存って感じなのでしょうか。これを見ていると日本は陸続きの国がないというのは薬物取締担当者にとっては幸運なのかもしれませんね。

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Comment

川の果てが警備す - BlogPetのあけるなる

2009.03.26 Thu 15:40 URL [ EDIT ]

川の果てが警備するの？

＞あけるなる - 川の果て

2009.03.26 Thu 15:57 URL [ EDIT ]

訓練を受けたこともない人間に警備させて何を望んでいるのかね、君は？

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