川の果ての更に果てに

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2025.01.22 -

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何故かサッカーは北欧系なのに海外ニュースではメキシコの話が多い当ブログ。
今回もそんなメキシコの話で、シナロア・カルテルのホアキン・グスマンが富豪に認定されて物議を醸したという話がありましたが、それに関連するような殺人事件みたいな話があったそうで。

その現場がタイトルになっているシウダー・フアレスで、ここはテキサス州のすぐそばにあるアメリカとの国境近くにある街。付近はメキシコとテキサスの国境近くという地理からある程度想像できるような砂漠地帯があるそうで、ある意味埋める場所には事欠かないようです。

人口は110万少しの町ということで日本でいうとさいたま市とか札幌市レベル。
ここが現在麻薬組織とメキシコ（＋アメリカ？）警察や軍との激戦地になっているようで、2008年１月から今年の２月までで1800人以上の人が殺害されたのだとか。今月に入ってメキシコ政府は5000人の兵士を送り込んで掃討作戦にあたるということで、日本にはメキシコの話は中々伝わってきませんけれど、一説にはカルテル総出だと30万人くらいの戦闘員がいるということでこれがさすがに全部シウダー・フアレスにいるということはないのでしょうけれど、掃討は容易ではなさそうです。

シチリアとかコロンビアもそう、ひょっとすると中東とかもそうなのかもしれませんけれど、この手の組織と政府レベルを比べると銃と人による威嚇統制をしているのが闇カルテルとかマフィアであって、片や政府は所詮法律による統制、当該地域にする一般人としてみるとどちらを重視するかというと残念ながらという部分もあるようです。そうなると警察や軍にしてみると何のために犠牲を出してまで戦っているのかということになるわけで、そのあたりは非常に酷な環境ではありますけれど、でも、自分が仮にそういうところの住民だったと想像したら、やっぱり見て見ぬふりとかそういうのをするんだろうなぁという気もします。
と考えると暗く考えてしまいがちですが、コロンビアもシチリアも以前に比べるとその手の組織は弱くなったようなので、犠牲の上に地道にやっていくしかない、ということなのでしょう。

それにしても、つくづくコカインというのは恐ろしい代物です。

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