川の果ての更に果てに

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2025.02.13 -

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訳の分からないタイトルですが、私立高校の水増しの問題についてです。
大阪学芸高校だけでなくて、他にも同じようなことをしている高校が幾つか出てきているということがぼちぼち明らかになっているのだとか。ま、正直大半の私立高校はやっているのではないかという気がします。
センター試験で馬鹿当たりした学生に受けさせれば黙っていても合格カウントが増えるわけで、合格した総合計数を実績としているのは特に私立などでは暗黙の了解である以上、できる限り多く受けさせて実績を増やそうとするのが人情でありましょう。今のところ明らかになっているのは私立高校ですが、ひょっとしたら予備校が出資しているなんてケースもあるのではという気がします。

ま、どちらにしても程度問題であって今までから行われてきたことですから、そのことについて特別批判する気はありません。これは発覚した時から変わらない私の考え方なわけですが（もちろん禁止するとどれだけ減るのかなという興味なんかはありますけれどね。特に予備校［笑］）、一方で試験会場に行くまでもなく合格できる試験形式の数が実際に調べると予想以上に多かったということと、あちこちで複数受験でカウントを稼いでいたことが明らかになっていることからはタイトルのようなことを考えたりもするわけです。

要はこれだけ各校が同じ人間に同じだけ受験させているということは、合格者の顔ぶれがどこの大学のどの学部でも同じ、ということになっているんじゃないかと思うわけですね。
多様な試験を行うという建前の元にこういうセンターのみでの試験を行うようになったのだと思いますが、そうした多様性の末に単一の結果を招いているなんてことになれば、これほど笑い話もないなあと思うわけです。で、その単一の結果を受けて、合格者がどうなっているのかとなるとおそらくは全然違うところに行っているのでしょうし、それなら何のためにそんな試験をやっているのかと。
ま、大学とすれば受験料さえ取れればそれでいいということなのかもしれませんけれど。併願の場合に結局行かなかった大学におさめた入学金については返さなければならないなんて考え方もでてきているわけで、少子化の中、少しでも資金源が欲しいというのがあるのでしょうし。

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単一化ですね - 加賀もん

2007.07.24 Tue 09:47 URL [ EDIT ]

当初は「多様性」を目的としながら、大学側が一斉に同じ方向性に走った結果が「単一性」とは皮肉な結果ですね。

あと、「受験生の親」としての私の経験から制度面でいくつか申し上げますと、

>センター試験で馬鹿当たりした学生に受けさせれば黙っていても合格カウントが増える

私が調べた大学（と言っても子供が受けるｏｒ受ける可能性があった大学だけですが）では、センター試験の前に「センター利用方式」の願書の受付は閉め切られますので、
「センターの出来が良かったから願書を出そう」というのは不可能なケースが多いようです。
後期募集としてセンター試験から身の試験方式を導入しているところもありますが、後期は概してボーダーラインが高いようで、「数を稼ぐ」には不向きのようです。

納付金の返還につきましては、
「前期授業料」については、授業の対価であるから授業を受けていない辞退者には返還するが、
「入学金」については、「試験や入学手続etzの対価なので返還しないのが通常で、それが判例となっているようです。
最近の判例を受けて、「前期授業料」の返還方法については、入試要項に具体的に明記されている場合が、現在では通常のようです。

＞加賀もん様 - 川の果て

2007.07.24 Tue 12:37 URL [ EDIT ]

皆考えることは同じということなのかもしれませんね。

＞センター試験の前に「センター利用方式」の願書の受付は閉め切られますので
これはうっかりしていました。調べて気付いていたのですが…。
一応大学側の歯止めみたいなのがここにあるのかもしれませんね。これだと大胆な勝負に出るには少しだけ抵抗があるかもしれませんし。

授業料と入学金については授業料の返還判決の時に「入学金にも」っていう意見を見たので今後はこちらも争点になるのかなとは思っていたのですが、入学対価と考えるとこちらの返還は難しいかもしれませんね。

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