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2011年は勝てるのだろうか…?
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ワールドカップが近づいたからといって、あまりサッカーばかりというのも芸がないので、たまには小難しい(?)話でも。
日本の天皇は古来より男系で伝えられているという話があります。
つまりまぁ、女性の天皇が出たとしてその人一代に関しては仕方ないのですが、その後については男系でつながる遠縁を探して、そちらが継承すると、まぁそういう訳ですね。
で、まぁ、小泉政権の頃に女性天皇の話が出てきたときに「古来よりの男系天皇を絶やすべきではない」という意見が結構出てきたらしくて、私なんぞは「今時そこまで考えんでもいいんじゃないの?」みたいなことを考えたりしたわけですが、この程どうして男系天皇制を死守してきたのか、というので「要はこういうことなのかなぁ」ということを思いついた次第。
ということで、表題のもう一つの夫婦別姓が出てくる訳ですが、以前書いたように日本は明治になるまでは夫婦別姓だった訳です。確かその時足利義政と日野富子の例を挙げたかと思いますが、日野富子は義政の奥さんになっても日野富子のままであったと。
で、その息子は足利義尚ということで、現代中国なんかと同じなわけですが、結婚しても夫婦別姓、子供が生まれれば父親の姓を名乗るということで。
ま、あまりしっかり勉強していないので例外がいたりしたのかもしれませんが、基本はその形。
ということは、
男の天皇と、臣下から入った皇后との間に女の子が生まれたら、その女の子は皇室の姓(もちろん、皇室には姓はないわけですけど)を名乗ることになる。
仮に女性の皇族と臣下男性との間に子供が生まれたら、その子は臣下の男性の姓を名乗ることになる。
…と考えていくと、男系でなければならないのはある意味当然といえるわけですよね。姓が同じという一代限りの女性天皇なら、これは別に問題ない。が、しかし、仮にその子供ということになれば…
「宮様のお子様が即位したら天皇陛下が藤原さん(仮)になってしまう。臣下の姓を持つ天皇が即位するのはまずいだろ」ということで。
基本どの国も王家は男系だったらしいですけれど、日本の姓がないことに意義をもつ天皇制同様に昔は王権神授説なんてのがあったわけで、その姓というか出自は特別なもんだった…と考えると、その姓が変わってしまうわけにはいかんわな、とまあそういうことになりうる。
…という風に持っていかれると、私のように「伝統云々と言われてもね~」という人間にも「なるほど。そんなものか」となるわけで、少なくとも「遺伝子はxとyとで成り立っていて」とかいうトンデモ説みたいなものを持ち出す必要とかはなさそうです。
でも、不思議なのはこの理屈ならそれほど難しくなく理解できるものと思うのですけれど、こういう考え方なら男系天皇が理解できるじゃんというのは誰も言ってない。
まあ、私もたまたま思いついたものなので違う理由があるのかもしれませんが、一旦考えると非常に分かりやすく理解できるだけに違うのなら、「こういう考え方もあるが、それはこれこれこういう理由で成り立たない」ということが書いてあって良さそう。でも、そういうことが提唱されているわけでもない。
まさか明治から始まった夫婦同姓がず~っと続いていると思い込んでいる自称保守政治家が言うような「夫婦別姓になれば日本の文化が壊れる」なんて言うのに不都合だからだんまりを決め込んでいる、ということはないと思いたいですけれどね(笑)