亀田以外では久々に日本のボクシング中継。
そういえば、TBSの亀田戦の中継についてあれこれ言われてましたけれど、今日試合をやる坂田のロレンゾ・パーラとの試合を以前編集(1部のラウンドを省略したり途中から始めたり)していたような記憶があります。大分前の話なのでひょっとしたらきちんとやっていたかもしれず、ちょっと自信がありませんけれど、編集していたら亀田寄り実況どころではないです(笑)。
記憶がはっきりしているのは日テレで物議を醸す判定の試合(新井田豊-ランダエタ)を数ラウンド省略して放映していました。亀田の試合でそんなファンタスティックなことをやっていたらどんなことになっていたか想像するのも恐ろしいです(笑)。
判定の試合を編集すんなっちゅうねん。
管理人採点 |
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計 |
坂田 |
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113 |
デンカオセーン |
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9 |
9 |
9 |
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・-1 |
113 |
さて、坂田はどんな試合をしてくれますかねぇ。
1R デンカオセーンが機敏に立ち上がり、手数も多く軽打ではありますが当ててもいます。そして2分40秒過ぎに右を合わせて坂田がダウン! 当然10-8ですね。
2R 坂田が足を使ってリズムの取り戻しを図ろうとしていますが、デンカオセーンはメリハリがいいですね。リードで相手を止めて、強めのパンチも上下に散らしています。
3R 坂田のボディが入ったと思ったらローブロー気味の扱いのよう。となると、顔に三発中くらいの威力のパンチを当てたデンカオセーンの方になりますかね。坂田もヒット自体は増やし気味ですが…
4R 有効打はやはりデンカオセーンでしょうね。実際に効いているかは別としてアッパーで顔がのけぞっちゃうと印象悪いです。
5R 坂田がハッパをかけられたのか前に出て行き数もまとめました。ヒットもあったのでここは坂田でしょう。
6R このラウンドも詰めて攻撃的にいった坂田でしょう。デンカオセーンはリードがなくなってきました。
7R 手数と攻勢の姿勢は坂田ですが、有効打自体はデンカオセーンの方が多い感じ、難しいところです。
8R このラウンドは完全に坂田が圧倒しました。
9R 坂田の挽回が続きます。デンカオセーンはバテテしまいましたが、どこかでもう一つ取りに来ますかね。
10R 中盤以降デンカオセーンが完全に止まって坂田が一方的に攻めました。ただ10-8とまでは言えないですかねぇ。
追記:このくらい支配していてどうして10-8と判断できないのだろうと考えたわけですが、おそらく坂田のパンチはシャープな軽打が多かったから相手にダウン相当のダメージを与えたと思えなかったあたりが理由なのではと思います。2Rのデンカオセーンのような強烈なパンチを一打でも見舞ってグラつかせれば、このラウンドはダウンがなくても坂田の10-8をつけたジャッジもいたのではないでしょうか(採点表を見てないので実際には10-8にしたジャッジがいたかもしれませんが)。2Rのデンカオセーンは手数で負けていても素晴らしい出来栄えに見えましたが、メリハリをつけるとやはり印象が違うのでしょうね。
もちろん懸命に自分のパンチを打ち続けた坂田にそれ以上を望むのは酷だろうと分かってはいるのですが…
11R デンカオセーンも踏ん張りどころと手を出そうとしますが、終盤のスタミナと攻勢を考えると坂田ですね。
12R ラウンド自体は坂田が自重気味になったこともあり、互角。ただデンカオセーンはホールディングで痛い減点1となりました。競った試合での最終Rは本当分かんないですが、今日もそんな感じ(笑) それまでのラウンドと比べるとマシになった分とこの互角のラウンドで減点入れて10-8になると可哀相なのでデンカオセーンって感じですかね。そんないい加減なことでいいのかと思われそうですが、そんなもんです(笑)
となると113-113で同点となりました。
112-114?←聞き逃しました 116-112(ダウンと反則の減点は?) 113-113
判定は三者三様のドローでした。
坂田の数はともかく、デンカオセーンの少ないけれど強いパンチをどう評価するかは見ている角度によっても違うでしょうからねぇ。
ドローはすなわち王者の防衛。デンカオセーンにしてみると最終ラウンドの反則の減点が痛かったところでしょう(ただ、その場合管理人は12Rを坂田につけるかもしれないので反則がなければ114-113で逆に坂田が勝つことになったかも)。とりあえず亀田の試合なら疑惑のホールディングとか騒がれたのではないかと思います(笑)
ただそのあたりの判断はさておいて坂田の追い上げはお見事でした。最強かどうかは分かりませんが、フライ級屈指のタフファイターであることは改めて示してくれたと思います。
尚、ウェールズで行われたスーパーミドル級のスーパーファイト。ジョー・カルザーギ(WBO王者)対ミッケル・ケスラー(WBA・WBC王者)はカルザーギが3-0の判定で勝利し、三団体のベルトを統一しました。WBOについては21度目の防衛です。文句無しにスーパーミドル級最強ですね。
あとは記録と名誉への挑戦ということになるかと思いますが、どうなりますかねぇ。
5年くらい前から強いなーと思って見ている選手なので、できればミヒャエルゾウスキー、そしてジョー・ルイスの記録を抜いてほしいものですがビッグファイトで大金を得た後の本人の意欲とかは微妙ですからね。仮に続行に向かなかったとしても仕方ない部分はあります。PR