川の果ての更に果てに

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2024.04.20 -

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ヴァンフォーレ甲府　１　－　６　ジュビロ磐田
（甲府）増嶋３　（磐田）前田１，２　太田１，２　菊池１　ファブリツィオ２
磐田山羽家はかつて日の本を席巻した名門にございまする。しかれども駿河という都より離れた地に拠点を築いておりますゆえ、藤田俊哉殿、奥大介殿、名波浩殿、高原直泰殿、福西崇史殿といった精鋭達が上方文化に憧れるあまり次々と離脱。かつての威光が色褪せましてございまする。
そのような山羽家でありますから甲斐への遠征も苦労するものではないかと思われておりました。
しかしながらこの戦では、前田遼一殿が戦傷癒えて先陣に立っていたのでございまする。前田遼一殿はかの大歌舞伎者前田慶次の兄にして、「海道一の弓取り」の名を欲しいままにし、また民草からも「あじうそんに過ぎたる者が二つあり。爆発ＦＫと前田遼一」とまで呼ばれている猛将なのでございまする。
さすれば前田殿、いきなりその武勇を発揮して敵城を陥落させたかと思いますれば、敵軍を大喝して恐れおののかせている間に太田吉彰殿が更に甲府軍に痛撃を加えたのにございまする。前田殿の行くところ無人の野のごとく、「大ぶへん者」の旗はためきましてございまする。
前田殿の大活躍には甲斐甲府軍成す術もなく、増嶋殿僅かに気概を見せましたが仇花に終わりましてございまする。

清水エスパルス　１　－　３　ＦＣ東京
（清水）兵働１　（東京）鈴木１，２　馬場１
「攻撃、攻激、攻劇」の信仰をたてに勢力を拡大している東京一向一揆軍。この度、三河一向一揆軍と連携をとるべく駿河遠江への遠征を行い、当地を治める清水次郎長一家と交戦に及びましてございまする。
戦始まりますれば攻勢に出たのは東京一向一揆軍、両翼より鈴木規郎殿、川口信男殿が激しく攻め立てますれば、清水一家守勢に回るのみにございます。さすれば鈴木殿長躯奇襲をかけますれば清水一家これに狼狽し、城を攻め取りましてございまする。
意気あがる東京一向一揆軍にございまするが、清水一家も仁侠の名にかけ反撃を開始し、兵働昭宏殿が奪われた城を取り返しましてございまするが、東京一向一揆軍、「攻めれば極楽、攻めや攻めや」と攻撃を続け、鈴木殿が再度城を陥落させたのでございまする。
清水一家、反撃の糸口を探るべく西澤明訓殿、岡崎慎司殿を投入しますが、東京一向一揆軍の勢い衰えず、逆に馬場憂太殿が奇襲をかけて清水一家の本陣を奪い取り、清水一家無念の撤退を強いられたのでございまする。

横浜Ｆマリノス　１　－　０　ジェフ千葉
（横浜Ｍ）吉田３
相模水軍と南総里見家との国府台合戦は吉田孝行殿の活躍により相模水軍が勝ちましてございまする。

アルビレックス新潟　３　－　１　ヴィッセル神戸
（新潟）マルシオ３，４　エジミウソン８　（神戸）レアンドロ６
宿老三浦淳之殿と総司令官松田浩殿が相克し、三浦殿謀反の噂に動揺する三木谷神戸家。
このような有様では遠征の地で勝利することは到底適わぬことだったようにございまする。

浦和レッズ　（８／１）　サンフレッチェ広島
浦和赤備えと安芸毛利家との合戦は浦和赤備え明国と交渉中という事情がありますことから、勅令により二ヶ月間の停戦を命じられましてございまする。

ガンバ大阪　２　－　１　横浜ＦＣ
柏レイソル　０　－　０　大宮アルディージャ
大分トリニータ　２　－　２　鹿島アントラーズ
名古屋グランパス　２　－　２　川崎フロンターレ

Comment(4) TrackBack() ▲ENTRY-TOP

Comment

無題 - フォルテ

2007.06.11 Mon 00:28 URL [ EDIT ]

東京一向一揆軍、やりましてございまする！
「攻めれば極楽、攻めや攻めや」は是非ゲーフラで見てみたいものでございまする。
ゲーフラは「旗印」でよろしゅうございましょうか？

妙に納得… - 藤沢雄二

2007.06.11 Mon 05:59 URL [ EDIT ]

このｼﾘｰｽﾞ、大好きです。我が浦和赤備えは“明国と交渉中”なんだ（笑）このｼﾘｰｽﾞを読むたびに表現のﾊﾞﾘｴｰｼｮﾝに感心します。

＞フォルテ様 - 川の果て

2007.06.11 Mon 07:58 URL [ EDIT ]

確かに、「攻めれば極楽、攻めや攻めや」のゲーフラは実際にあっても面白いかもしれませんね。
ゲーフラは旗指物でよろしいかと思いましてございまする（日本語として変）。

＞藤沢雄二様 - 川の果て

2007.06.11 Mon 08:00 URL [ EDIT ]

赤備えは明国で日の本の立場を強めるために交渉中なのかと思います。
表現の模索は中々楽しいですが、これが出尽くすと書いている側も見ている側も飽きがくるのかもしれません。

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