川の果ての更に果てに

裏金問題とかが取り沙汰されるのは、ドラフト制度自体が戦力を均衡させて、拮抗した戦いをしたいからというのがあるわけです。そういうのを必要としない競技などでは野球の世界では裏金と呼ばれるもの自体が正統なロビー費用であり、自由競争があるのかなと思っていましたが、Ｊリーグの川淵Ｃが「裏金もらえば降格だ」なんて言ったいたなんて話がありました。
サッカーでは１チームが用意できる契約金は500万円なのだそうで、それ以上払ったら処罰の対象になるということです。まあ、Ｊのクラブの場合は500万円用意するのも結構辛そうではありますが。このあたりは初めて知りました。
で、「もらえば降格」というのは非常に明快で結構なことです。川淵Ｃの独裁制とも称される日本サッカーですが、他人の都合も考えずに正論が押し通せるのも独裁制だからゆえというところでしょうか。もちろん、裏金をもらっているのが当の川淵氏だったりすればこれは大変難儀なことになるのでしょうけれど。FIFAがまさしくそうですね（苦笑）

で、アクセス解析とか見ていても高い関心があるらしい早大の選手（さっさと記者会見して謝罪した木村と東京ガスは賢いかも）については、「本人は知らないんだ」と父親が言っていたにもかかわらず、本人が覚書にサインをしていた話が出てきたり、所属していた専大北上高校の校長が「監督は本人も知っていると言ってたよ」と発言したりと何か追いつめられているっぽいです。
ま、大体のところ、名目が栄養費なのだから字義通りに使うのなら本人にお金が行き届かないと意味がないわけで、そういう意味でも当人が知らないというのは変です。それとも私腹を肥やすという意味での栄養費だったのでしょうか？　ああ、確かにそれならこの名称バッチリかも（笑）

しかし、そもそも専大北上高校なんて発表しちゃっていいのでしょうか？　同高卒の早大野球部の選手って一人だけのはずなんですけれど。
いやまあ、元々該当しそうなのは今季主将を務める田中幸長か清水勝仁のどちらかだろうなということで、去年の秋休んでたらしいということである程度分かってましたけれど…
そこまで書くならもう実名でもいいのにって気がするんですけれど、やっぱり各メディアともスポーツ関係のところには早大ＯＢが多いらしいので身内意識とかあるんですかねぇ…

ただ、別に清水だけ批判していたらいいというものでもありません。何せスワローズには専大北上出身の選手が二名（畠山と梶山）いるんですけれど彼らは大丈夫なのかと思ってしまうわけで。
いやま、多分というかおそらくというか間違いなく黒だろうと思ってしまうのですけれど（笑）

さて、巨人はトップ二人が抵抗勢力であり続ける一方で、清武球団社長あたりがウェーバーでもいいじゃないかと言っています。
で、ウェーバー制にするのなら、もらっていようがいまいが関係ないわけで、それなら最後に膿を出し切るということで、徳政令でも発布したらどうですかね。「今日から半年間の間に不正な金銭授受をしていたと自ら申告した場合にはドラフトにエントリーしても良し。ただし、申告せずに後で判明した場合には当人の知・不知にかかわらずその時点で球界永久追放にする」とするわけで。現実問題として何かしらの不正融資とかは受けているのばっかなわけでしょうから、たまたま判明した二人だけが批判されるというのもそれはそれで不公平といえば不公平。
嫌でも白状せさるをえない（だからといって申告すればドラフトＯＫにするのだから、選手の将来を奪うわけじゃないし）ようにすれば、どのくらい裏金が暗躍していたか知ることができるのではないでしょうか？