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- 2025.12.07 [PR]
- 2010.07.21 投票価値の平等
- 2010.06.25 消費税増税論雑感
- 2010.06.02 鳩山首相辞任雑感
- 2010.05.18 みんなで真相を闇の中に?
- 2010.05.15 兼業政治家
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今回の参議院選挙では一票の格差が5倍だったのだそうで、例によって今回も裁判を起こした人達がいたのだとか。
通常は違憲とか宣言しても結果をひっくり返すことはないのでどちらかというと本人達の自己満足以上のものはないような気もしますが、今回は結果は自民大勝でも総得票自体は民主が一番多かったらしいですし、ねじれ国会で色々進まないだろうということを考えると、仮に投票価値の無効で結果まで無効とするつもりが裁判所にあるのなら無効にするいい機会のような気もしないではありません。
選挙の回数が増えればメディアもネットも話題が増えてうれしいでしょうからねー(笑)
ま、でも、このあたりの投票価値の不平等というのはどういう選挙制度をとったとしても出てくるものですし、ごく稀には結果と得票が逆転するなんてこともありうると。
それを考えると、二院制というのもありといえばありなのかもしれませんけれどね。二度続けてそういう事態が起きるというのはこれは中々想定しづらいでしょうから。
一極化した場合に得票と結果が逆だったというと2000年のアメリカ大統領選挙では得票自体はゴア氏の方が多かったという話がありますが、結果はブッシュが勝利。
で、まあ、後ろめたいからかやたらと正義にこだわってあちこちでドンパチやらかして迷惑を広げたというのも既知の通りです。
ま、一部の権力構造が真相とか主張したがる人にしてみると、「それもロックフェラーとかの計算通り」なんてことになるようですけれども(笑)
それはさておき、やはり「お前ら本当は負けてたのに」なんてのが出てくると後ろめたいところとか出てくるわけで、民主主義以前でも権力継承に後ろめたいところがあった人なんかは大抵恐怖政策とかとったりしたという過去の事例とかもあるので、そういうのを防ごうという観点からは二院制というのはいいのかもしれません。
後ろめたいという点に関しては与野党議員の献金とかに対する弁明とかを見ていると「後ろめたい」なんて感情はそもそも存在しない可能性もありますけれどもね(笑)PR
ワールドカップたけなわな中で参議院議員選挙が近づいてきていて、その中の論議で消費税増税という話が上がってきております。
曰く、社会保障費用とかを賄うには財源が足りず、そのためには消費税を増税するしかないというようなもののよう。
これに対して、「消費税を上げたら逆に消費そのものが減って税収も増えないだろう」というような意見もありますし、関連する話として「消費税増税と並行して法人税減税を行うがそれはナンセンス」ってな話なども見聞きしたりします。
法人税関連については、そのうち別個に書いてみたいと思いますが(と言いつつ、すっかり忘れるのが川の果てクオリティですが)、消費税について仮にアップしてどうなるのかというと何か世間の意見と違う部分で問題点が出てくるのではないかという気がしてなりません。
というのも、個人的にはそんな消費者の負担が増えるっていう気はしないんですよね。仮にアップしたとしても。
何故かというと現在販売されているものは大抵税込価格で表記されていて、その値段は大抵キリが良かったりゴロがよかったりします。ま、例えば1000円のものとか998円とかですね。で、この数字そのものは消費税が増税したからと言って変わるのかなというと、あまり変わるような気はしないんですよね。
つまり消費税が仮に5%から10%に上がったとして、今まで税込み1000円だったものが例えば1045円とかそんな価格になるのかというとおそらくそんなことはなくて、多分1000円のままではないかと。もちろん、消費税便乗値上げで一気に1200円とかになるっていう可能性もあるとは思いますけれど、まあ大抵は1000円とかそういうままなのではないかと。
ということは、実は巷で言われている「消費税が上がれば消費者の負担が増える」というのは実のところそれほどでもなくて、むしろ製造業者とかそのあたりが苦しむんじゃないかという気がするわけですね。税金割合が増えるということは、その分原価部分が減るということで会社にとっては実質値下げを強要されるのではないかという流れがありますので(実際、最近デフレ傾向とかあるわけですし)。
結局のところ、消費税を増税したらデフレが更に進むことになって多分製造業者とか販売業者の利益が下がる、それらの利益が下がるということは産業が微妙なところになる、結果何だか逆効果しか生まなくなるというのがあるのではないかと。まあ、一応国庫の税収は増えるのでしょうから、それはそれで無意味ではないっていえばないのかもしれませんが。
で、そうなると法人税減税というのは別の意味で意味があるのかもしれません(苦笑)。ま、もちろん、中小企業は半分以上赤字ですから、法人税を下げたところで全く関係ないというのはあるんですけれどね。
それを避けるためにはどうすべき? ということになると、単純に表示制度を改めよということになるのかもしれませんが、そうなったらそうなったで5%どころではすまない増税感を与えることになってこれまた難しいということになりそうです。
税込み価格表示の制度というのも源泉徴収と同じで税負担の意識をあまりさせないようにと設けられたもののようですけれど、その制度のせいで消費税増税が全く逆効果になるのだとするとある意味皮肉といえば皮肉なのかもしれません。
ともあれ、消費税増税の是々非々については一概にどちらが正しいと言えない部分もあるかと思いますが、それ以前の現実的にどうなるかという部分について若干議論が弱いような気がするのが気になるところです。
Twitterでも書きましたが、某国現代代表のDFラインの中で、当時唯一不確定だった最後の1人についても「就任1年で終了」の条件は満たされました。といって、別に威張ることでもないですし、望ましいことでもないのでしょうけれど。
個人的には最近は何となく参院選までやるのかな~と思っていたのですが、結局は「選挙に勝てない」という声に押されて辞任してしまったようです。選挙大変ですね~。
意見の中で見て、「なるほどな」と思ったのは、「総理になって何をしたいというのではなくて、総理になりたいがゴールの人が多いから、総理になると全てが後手後手に回る人が多い」という意見で、実際最近はそういう人が多そうです。
おまけに官僚と喧嘩しているモーションをとるべく、出来ないことまで政治家の守備範囲を広げてしまって、結果としてできもしないことの責任を負わされることになってということがあるのかもしれません。
ただまあ、それはそれとしても個人的には前の麻生さんもそうですし、今回の鳩山さんもちょっと可哀相な気はしないではないです。
確かに鳩山さんの場合は就任直後にあまりにも楽観的すぎた感があって、相撲で言うところの立会いがあまりにふわっとしていて相手に押し込まれて一気に土俵際、なんてなった印象がありますが、そこからの方針は必ずしも間違っていたとも思えない部分がありますので。
ところがまあ、今は一つ崩れだすと回りが鳴り止まなくなるわけで、このあたりは何も政治だけでなくてスポーツなんかもそうかという気はしますし、日本だけの問題でもないらしいようですけれど(オーストラリアで捕鯨反対のための日本訴追が90%賛成とかありましたし)、ま、とにかく一度崩れると止まらない。
しかもそれが客観的なものかというとどうもそうも思えないわけで、結果論的な部分も大きい気がすると。
例えば、口蹄疫なんかは初動の遅れで大被害になったということで、その初動の甘さは非常に問題なわけですが、それでは逆に初動で大きく構えて結果が小さかった対応、つまり少し前に「そこまでムキになるものなのか?」と書かれたりもしていたインフルエンザの時の舛添氏の対応を見直す動きがあるかというとどうもそういうものはない。
そんな感じの中で次の首相とか選ばれなければいけないわけですし、ついでに参議院選挙もあるということで大変といえば大変…
…と考えると、やっぱり国会議員は選挙だけじゃなくて試験も併用した方がいいんじゃないの?
という気もしないではありません。多分試験成績が良いというのは、少なくとも世論がどうこうというのよりは首相とか議員の資質の裏づけにはなりそうですしね(笑)
大阪・淀川で女性の遺体が見つかった事件で、その女性と養子縁組をしていたらしい養父が自殺していたという話がありました。
ま、今更言っても後出しじゃんけん以上の何者でもないわけですが、どうも養父母の報道がエスカレートしているのが何となく微妙な気はしておりました。「なんて言いつつそういうニュースを見ているおまえに言えた義理か」と言われるとそれまでなのですが、ああいう話って警察の人とかが教えているのかもしれないですけれど、何というか客観的な捜査という観点からはどうなのかな~という気がしておりまして。
ま、もちろん、報道が事実であるならば98%養父母が怪しいということになるのでしょうし、養父の自殺というのもその範疇の出来事ということになるのでしょうけれど、そもそも足利事件とかもそういう雰囲気の中で進んでいて結果冤罪になったという話のようですし。
といって、別に正義感ぶりたいとかそういうことではありません。私が「何だかなぁ」と思うのはそもそもこういう話というのは「そういうの知って誰が何の得になるの?」という疑問があるわけで。
結果として関係者が自殺したという以上は、仮に養父が加害者であったとしても(もちろん9割方そうということにはなるのでしょうけれど)真相の一部が解明されないという状況になったのかもしれず、それは果たして誰のためになるのかということを考えると、誰のためにもならない話。
なら、結局、捜査機関の流す情報に尾ひれつけて報道する意味がどこにあるのかということになるわけで、そうなると結局、匿名報道とか肯定すべし、ということになるような気がします。
柔道の谷亮子が立候補した時、何となく思ったのは「参院選の結果はともかくとして当分は民主党の天下が続くはずなので事業仕分けで五輪予算を削減されるのを防ぐためなのかな~?」みたいなこと。
というのは、あくまで憶測ですが、今夏予定されている参議院選挙ではいつも以上に知名度の高い人の名前が出ているような気がします。統計とか見てないので、実際のところどうかは分かりませんが。
で、まあ、私も「そういう知名度だけってのはな~」というようなことは思うのですが、反面、「二足の草鞋で政治をやろうなんてもってのほか」みたいな意見なんてのを見ると、「それはちょっと違うんじゃないか?」って気がするのも事実。
というのも、あくまで理屈のうえではとなりますが、政治オンリーということになると、議員である立場を失えばいわゆる「飯が食えない」ということになってしまいます。
「議員がバッジをなくせばただの人」ということになるわけで。
となると、政治をどうこうというよりも、まず議員であることが重要になってくるわけで、ある意味その典型的なのが小沢一郎氏とかになるんじゃなかろうかとなるわけで。
逆に別の仕事がある人が政治家になっていれば、それほど制約は受けないということになるわけで個人の良心のうえで法案の賛成反対に向かうということになりそうです。
ま、以上はあくまで理屈上ということで実際はそんな通りに進むわけではないというのは百も承知ですけれど、ただ、政治家オンリーの人だととにかく選挙に勝つことのみを考えるということになるというのは間違ってはいないでしょう。
海外ではむしろ兼業でやる人の方が多いなんて話もあるらしいですしね。
ということで、知名度オンリーというのは何だかなぁという気はするのですが、案外違う業界からのばかりが入ってくるというのは必ずしも間違っているわけではないのかもとも思うわけで、高橋尚子が「政治を勉強している人の方が立候補すべき」というのは間違ったこととは思わないものの、真面目に検討してみると面白いテーマなのではないでしょうか。