川の果ての更に果てに

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2024.04.24 -

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茨城・土浦市で連続殺傷事件を起こした金川容疑者の父親が謝罪文を公表したそうで、その中で「悔やんでも悔やみきれない」みたいなことを書いていたのだとか。
まあ、「子供とはいえ成人したんだから今時連帯責任でもないし無関係だ」などとは（それも正論ではあるにしても）書けないでしょうし、ある意味当然というか当たり障りのない内容のようですけれど。

しかしまぁ、実際問題「ならどうしろって言うんだろうか」って部分もあるような気もします。
具体的にどうすれば犯罪を犯さない子供になるのかっていうと、そういう答えは正直言ってないわけですからね。

同容疑者の部屋には「死」とかかなり精神状態がヤバげな感じの状況になっていたそうで、家族が１月に入った時にはそのあたりは無かったとか（まあ、それが本当かどうかはよく分かりませんが）。そのあたり家族が管理していれば予兆として見極めることができたのではとかいう見方もあるのかもしれません。
ただ、自分の経験に照らし合わせてもそんなに親が頻繁に部屋をチェックしていたとも思えないですし、仮に自分が父親になったとしてもそういうことをするのかというとこれまたよく分かりません。逆に頻繁にチェックされたりすればむしろそれでキレたり抑圧感を感じたりするのではなかろうかと。

岡山で突き落とし事件を起こした方はというと、こちらはまあ未成年なので親の監督責任もあるわけでしょうけれど、原因の一つとして大学進学を断念するよう言われて悩んでいたんじゃないかという話もあるよう。
反面、東京の足立区では経営難とか資金繰りに悩んでいたらしい父親が一家を襲ったという話もあるわけで進学を断念させれば息子が、そうでなければ経済的負担に耐えられない親にストレスが溜まるなんて考えれば（もちろんそんな単純なものではないけど）どうしようもなさそうな気もするわけで。

結局何が正しくて何が良くないのかなんて言えないような気も。

むしろ教育問題云々を離れて、全ての自動車に自賠責保険の加入が義務づけられることと対比して、全ての人に「犯陪責保険」みたいなのに参加してもらう、なんてのがいいのかもしれませんね。それを元手に犯罪被害者給付金も払うと。
人間社会が競争社会である以上、どこかでそういうのは発生するからとりあえず社会の構成員みんなで金銭的負担だけは和らげようということで。性悪説の最たるものという感じもしますが。

もっとも、公務員に任せると年金同様消えてしまったり、タクシー代に消えるかもしれないので運用組織は慎重に決めねばなりませんが。

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