毎年恒例となっているスウェーデン代表新年国内組合宿メンバーが発表されました。
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club |
age |
caps |
ヨン・アルヴヴェーゲ |
エレブロ |
26 |
3/0 |
エディ・グスタフション |
リン |
31 |
8/0 |
パトリック・アントネン |
エレブロ |
28 |
- |
ラスムス・ヴェントション |
トレレボリ |
22 |
- |
マティアス・ビャルスミル |
イェーテボリ |
22 |
2/0 |
アダム・ヨハンション |
イェーテボリ |
25 |
- |
マルクス・ヨンソン |
AIK |
27 |
3/0 |
マルクス・リンドベリ |
カルマル |
28 |
2/0 |
マックス・フォン・シュリーブリッケ |
ブレンビー |
31 |
9/0 |
ダニエル・アンデション |
マルメ |
31 |
70/0 |
アンドレアス・ダール |
ノアシュラン |
24 |
2/0 |
マルティン・エリクソン |
エルフスボリ |
28 |
7/0 |
ラスムス・エルム |
カルマル |
20 |
- |
サミュエル・ホルメン |
ブレンビー |
24 |
12/2 |
アンドレアス・ヨハンション |
ハルムスタッド |
26 |
- |
アンドレアス・ランドグレン |
ヘルシンボリ |
19 |
- |
グスタヴ・スヴェンション |
イェーテボリ |
21 |
- |
ミカエル・ダールベリ |
ユールゴーデン |
23 |
- |
パトリック・インゲルステン |
カルマル |
26 |
- |
ヘンリク・ラーション |
ヘルシンボリ |
37 |
102/37 |
オラ・トイフォネン |
マルメ |
22 |
2/0 |
ポントゥス・ヴェルンブルーム |
イェーテボリ |
22 |
2/0 |
さすがに常時いるメンバーはヘンケ、ホルメン、ダニエルくらい。フォン・シュリーブリッケももう呼ばれないのかなと思っていたら、一応構想の中には入っているようで。
レギュラークラスのダニエルがいるにもかかわらずヨハンションとかランドグレンとかグスタヴ君とか中盤守備めの選手が多めなのはやはり現状には少なからず不安があつて一人くらいモノになってほしいというところなんですかね。もっとも、呼んでおきながら試合になったらダニエルを起用するのがラガーベック流だったりするのですが(苦笑)
トイフォネンとインゲルステンには移籍の噂があるわけで、いざ行く時にはFWは3人しかいなかったなんてこともありえたりするのかも。そうなったらアルベックが復帰だったら嫌だなぁ…いや、アルベック個人が嫌いというわけではなくて…
で、ここからはちょいとラガーベック考を。
正直、最近のラガーベックは、元気とはいえいい加減親善試合まで使う必要はないだろうヘンケを呼び続けたりとベテランばかりにこだわる困ったチャンです。
ただ、就任当初はもちろん今のベテランはベテランであったわけではなく、ヘンケも30前だったわけですし、メルベリとか22歳くらいだったわけで、今も若い選手を全く見てないわけではないよう。状況が状況なら若手にサクッと乗り換えることは決してできないわけではないんでしょう。
じゃあ、何でそれができないのだろうかというとおそらく苦楽を共にした面々に対して、「君は今までよくやってくれた。だけど、今後を考えると君より若い選手の方がいいと思う。今後の君の幸運を祈っている。さようならの握手でお別れだ」みたいなことを性格的に言えないんだろうなと。規律にはややうるさい部類ですが、逆に規律を守って頑張ってきた選手には余計にそういう部分とかあるんじゃないかなと。
このあたり、容赦なく「さようなら」と放り出すのがファーガソンであったり、「さようなら」が早すぎるんじゃないのかと思うのがヴェンゲルだったりするわけですが、長期政権を築くからにはそういう容赦の無さみたいなのが必要で(昔のドイツのヘルベルガーなんかもすごかったし)、それがない人のチームは老朽化していって最後はまたゼロから作りなおすことになる。
ラガーベックは多分ファギーやヴェンゲルよりは遥かにいい人なんだろうし、友人としても仕事仲間としてもいい人なんでしょう。で、戦術的にも決して暗いわけではない。だから協会としてもやや不満はあってもクビにはしづらい(性格面を除くとラガーベックより優れた指揮官はそんなに多くないだろうし)。いずれゼロから作りなおす日が来るのかもしれないけど、その日までは信用したい実績も人間性もあると。
監督とか協会の仕事というのは難しいもんです。PR