川の果ての更に果てに

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2024.04.25 -

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本田圭祐はどうやらＶＶＶフェンロで３シーズン目を送ることが濃厚となったようです。
それに関する以下のコラムを読んで、最初は「なるほどね～」と思いました。

“耐える日常”を送る選手は心強い存在【金子達仁】2009年07月31日

ただま、その後しばらく考えているうちに、「本当にそんなものなのか？」という気もしてきましたので、勉強不足なのは承知のうえで一応書いてみます。あ、別にこれで金子さんを批判するとかそういうつもりはありません。最初は「なるほど、そういうものか」と納得しそうになったわけですし（笑）

コラムの中では耐える試合を送っている選手の方がワールドカップ本大会では有利である、というニュアンスのことが書かれてあると思うのですが、それほど強くない国の絶対的エースが活躍した状況というのがどんなものなのか、というのを考えるとあんまりそうでもないんじゃないかという気がしてきたんですね。

例えば、02年のワールドカップの日本のエースだったのは中田英寿で、まずまずの活躍はしていましたが、01－02シーズンはパルマで不遇の時を過ごしていました。
2000年のユーロでスロヴェニア代表で奮闘したズラトコ・ザホヴィッチはまさしく耐える国のエースでしたが、その直前シーズンはポルトガルの強豪ベンフィカで不遇の時を過ごしていました。
1994年のルーマニア代表のエースのハジは直前の所属はセリエのブレッシアですので金子さんの条件にあてはまりますが、その前にはレアル・マドリーで失敗しています。
同じ大会のブルガリア代表のストイチコフはＦＣバルセロナという超ビッグクラブに所属していたので、全く正反対ですがブルガリア代表でも大活躍しました。
同じ大会のスウェーデンのブロリンは中堅チームのパルマで活躍しており、中堅クラスのスウェーデンでも活躍しました。弱小ではありませんが、クラブと代表の水準が合っているという点では金子氏基準に合いそうです。
1998年のクロアチア代表のスーケルは直前はレアル・マドリーでしたが、限界説が唱えられておりました。

とりあえずパッと思いついたのがこのあたりですが、何といいますか、一番活躍しそうな選手のパターンというのは「ビッグクラブで出場機会のない選手」なんじゃないかという気がしてきます（笑）　ここではあげませんでしたけれど、確か02年のセネガルのディウフもフランスの中堅クラブで出番無しだったかと思います。
金子さんの耐えるの意味をベンチで耐える意味にまで拡大すればあてはまる選手はいそうですけれど、とりあえずそういう意味は含まれてなさそうで、弱小チームで頑張る弱小国のエースって選手は大きな大会で印象に残った選手、という範疇で捉えるとあんまりいないような気もします。
後付理由をするのなら、そもそも弱小チームだと負けに慣れてしまう部分があるので勝ちへの意欲が薄れるんじゃないかとかそういうことになるんでしょうか。逆に大きなクラブで出番の無い選手なんかは元々プライドの高い選手が多いわけですし、自己の存在価値を示すために奮起するという部分もあるのでしょう。

ということで、結局のところ本田の所属がＰＳＶだろうとＶＶＶだろうとあまり関係はないのかな、というのが結論ですかね。本人がどれだけ自分のプレーとプライドを信じることができるのかということが大切なわけですが、このあたりは五輪での反骨っぷり（スポーツ紙の話を聞く限りですけどね）を見る限りでは大丈夫そうなので、所属云々は取りこし苦労のような気もします。
むしろ心配すべきはあのキャラクターの持ち主なので、岡田監督に御することができるかということですかね。ぶっちゃけ私は多分本田の今季のシーズン中の活躍程度に関わらず、南アでは「お呼びでない」ということになるだろうと踏んでいます。それこそ02年の時の中村俊輔と同じで「ベンチに置くと悪影響が出るタイプ」という扱いになるんじゃないでしょうか。

そういう風に考えていますので、個人的には本田にはできればステップアップしてほしかったな～と思うわけで、特にＰＳＶに移籍してくれればトイフォネンと本田の関係なんてのが見られる～と密かに楽しみにしてたのですが、結局設定移籍金分の価値があると思うチームがなかったというのも事実なわけですし、このあたりは仕方ないのでしょう（ＶＶＶの設定移籍金13億は暴利というわけでもないので、この額のせいで手を引いたクラブがあると本田が無念に思う気持ちも分かりますが、それだけの評価をＶＶＶがしてくれていると捉えることもできるわけで）。
冬の移籍を狙っているということですが、変にワールドカップなんか考えずにそこでのステップアップを狙ってほしいものです。

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Comment

無題 - がちゃ

2009.08.01 Sat 16:31 URL [ EDIT ]

本田圭佑はネタ要素は十分にありますので(笑)、もっとビッグクラブで注目を集めるというのも歓迎ではあります。
(゜∀゜)

ただ、今季に関しては大きな移籍話の影でそれなりの実績・知名度のある選手も都落ち的(？)なトルコやらポルトガルあたりへの移籍も目立っている状況ですのでタイミングは悪かったかなぁ、という気も。

今後もそれにめげずにネタの提供には励んで欲しいものであります(笑)。

＞がちゃ様 - 川の果て

2009.08.01 Sat 19:16 URL [ EDIT ]

確かに移籍市場は一部のチームだけがドカーンとやっている以外は不況のあおりを受けてしまった感じですね。

代表になろうとならずとも本田圭祐のキャラは非常に捨てがたいものがあるので、大きなクラブでどんどん話題を提供してほしいのですが、今後に向けて頑張ってほしいものです。

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