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2011年は勝てるのだろうか…?
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さて、最近はネタ系とか密かに進めている創作系の影響で真面目なサッカーエントリが激減していますが、たまには多少長ったらしいものもということで、面白いエントリがあったのでそれに関連して真面目に考えていきたいと思います。
参考:
さよなら、日本代表 2 [◆Football Kingdom◆]
Jリーグの敵?[サッカーのブログ(* ゚∀゚)=3]
今回主に参考にしたのは上の方で、そのエントリを私なりに大雑把に流れを掴むと、
1.今の日本サッカーはあまり面白くないし、そもそも露出も少ない。
2.その原因の一つはスター不在でスターがいないのはそう思わせる選手が少ないからではないか?
3.スターがいないのはサッカーの特質かもしれないが、特にFWからスターのような選手が出てきてほしい
みたいな流れとなっています。
まずタイトルが「さよなら、日本代表」となっているので代表について個人的意見を言うならば、私はそもそも面白い試合を見たいという観点というよりは、「いかにして勝つか」みたいな戦術的側面などを汲み取る方が好きなので、ダメでもダメななりに勝とうとしているチームならそれはそれで見ていて楽しめます。
で、そのあたりはどちらか一方に極端に肩入れせずに見ているので、元々からして代表に関して特別な関心は抱いていませんが、逆に極端に関心を失うこともないだろうとは思います。
傑出した選手がいるわけでもなく、尚且つ古い古い戦術しか持ち合わせていないレーハーゲルのギリシアがユーロを制した例もあるわけで、要はプロセスを信じ、そこに向けて全員ができる限りの努力をすることがまずは大切。
だから個人的にはオシムではなく岡田武史でも全然問題ないと思っていたのですが、困ったことに前任者の後を継ごうなどと出来ないことをやろうとしていたことに後任者の問題があるわけで。
率直に言えば、オシム路線なんか端から無視して鈴木と今野を並べていれば良かったわけですよ。DFのフィードがどうこうとかやって岩政を外すなんて“アイリッシュ・コーチ”のやることじゃないですって(笑)
ま、そのあたりは正直オシムにも感じていまして、本気だったのか、あるいは川淵Cあたりに頼まれていたのか分かりませんが、「日本らしいサッカー」なんて言う必要もなかったと思うんですね。
そもそも大抵の代表チームが強くなる過程ではクラブチームの戦術を代表が採用して強くなったわけで、例えばオランダがアヤックスのトータルフットボールを取り入れて強くなったのはその好例でしょう。日本は浦和、千葉、G大阪あたりがかなり異なる戦術で試合をしているわけで、どこが優勢というわけでもなくそれでいきなり「日本らしいサッカー」も無いのではないかなと。上から無理矢理改革するのは政治には必要かもしれませんが、スポーツではかなり無理があるように感じました。
まあ、そのあたり今更言っても詮無きことですし、個人的にはそのあたりのゴタゴタとか葛藤も楽しむタイプなので、強化が紆余曲折していたとしても全然気にはしないんですけどね(笑)
で、代表の話が長くなってしまいました。
同人活動自体は大切
さて本題に入ると、コージさんは日本のサッカー界は同人誌のようなものだ、とぶちあげました。これはかなり巧い喩えだな~と思いました。実際かなりそういう部分はあると思います。
ただま、ケータイ小説とか一部同人ゲームなどが一般の商業小説とかゲームとかを駆逐している場合もあるので、別に同人レベルでダメということもないような気もします(笑)
実際問題、野球ファンからするとサッカーの地道な同人活動に危機感を募らせているわけですし。
もちろん大掛かりに取り上げてもらった方がいいというのはあるでしょうけれど、一方でメディアに取り上げられればいいのかというと、それこそ「昔川淵とナベツネが喧嘩していた時に読売ヴェルディないしは日テレヴェルディを認めておけば日テレでヴェルディ戦を放映してもらえたんじゃないか」とかいう方向性にも繋がりうる。
ただ、多分「あの時川淵はナベツネの言うことを聞いておくべきだった」というサッカーファンはほとんどいないでしょうから取り上げられさえすればいいというものでもなさそうです。ついでに川淵とJFAは派手に花火を打ち上げて関心を誘っているわけで、これもメディア対策とすれば評価できないでもないわけですが、こちらについても「余計なことをするな」という意見の方が多いようです。
変な話、サッカーファンというかJリーグファンにしてみれば、まずはコミケに来る人が少しずつ増えていけばいいんじゃない。無理に商業誌に出なくていいじゃん、というところのよう。
スターを維持できる土台があるか?
…とはいえ、何か旗印を打ち上げることができればそこについていける訳で分かり易いのは確か。
一長一短の側面もあるでしょうけれど、大スターがいれば楽なのは変わりありません。
で、サッカー界を象徴すべき大スターがいるのかというといないというのも間違いありません。
この点については、あちこちで提唱されていて大半は個性のある選手がいなくなった、等の理由があげられてますし、実際そういう側面もあるのだろうとは思いますが、それ以外に個人的に思い当たるものとしてはこういうの。
1.突出した選手がいなくなった
2.大卒者が少なくなり、ユース出身者が増えた
3.実際に競技経験のある人がメディアの中にさほどいない
4.メディア対応などを教えている場が少ない
突出した選手がいなくなった、要は昔はもう少し、図抜けた選手が日本にいたのだろうということですが、ただ、それが悪いこととはいえない側面もあります。
というのも、例えばカズがスターだったのは周りが今のレベルより低かったから相対的にカズが目立っていた部分があるわけで、仮に20代のカズが今のサッカー界にいても90年代のカズほど特別な存在にはなれないのではないかと思えるわけです。
つまり、全体レベルが上がったから(ついでに育成プログラムがある程度共通のものになったから)日本人の中からは突出した選手は生まれなくなったのだろうということで、このあたりは何とも言えません。もちろんそんな中で現在の状況を突き破る選手の出現は待たれるところですが、これは出てくるまで待つしかない。
尚、コージさんはスター候補生はFWであるべきと提唱されていますが、私はこのあたりはポジションどうこうというのもあまり関係ないだろうと思っています。それこそアトランタの頃には川口とか前園あたりが取り上げられていたわけですし、ヤシンを産んだソ連が伝統的にいいGKを出していること、ドイツはDFやGKが重視されることを考えればポジションがどうこうというのはさほど気にすることはないのではないかと。
2は単純に学歴の問題です。フィールド内では学歴は関係ないわけですが、取材する側は大抵学歴がある人間なので、取材される側にも学歴があれば望ましいことは当然です。
ところがJリーグはそのあたりに逆行するかのごとく、ユース出身者(高校すら分からない)を増やしているので、取材にあたり関心を向けるとっかかりが少なくなっている部分も少なくないと思います。ユースに見に来いというのは多分大抵の記者にとっては面倒くさいことでしょうし、それで態度が悪いと「高校も分からんような奴だもんな」となりがちです(無論ユース出身者も高校は出てますが)。
3は高校サッカーから早慶に行ったりして大メディアに、という人が野球やラグビーと比べると少ないんじゃないかということ。上重(PL→立教→日テレ)みたいなのはサッカーだといないですからね。そして経験がないと共感も沸きにくい。
このあたりは人事の部分もあるのでしょうし、あとは競技経験のある人は総合メディアではなく、サッカー専門の方に行ってしまう部分とかあるのでしょう。
加えて、草サッカーなんかも中々できないので、このあたりも強化しないことにはどうしようもない部分があるでしょう。JFAもたまにはメディアの人向けに余興でサッカーをやってもらうとかしてもいいのかも。
4は例えばアメリカの大学などではきっちりとしたメディア対応などを教えているわけですが、Jクラブや大学・高校サッカーなどがそこまでやっているかというと。
メディア対応がしっかりしていない選手は、やはり真のスターにはなれません。
以上から、ポッと出でスター候補生が出てきても、世界トップクラスの選手にでもならない限りはどこかでヘマをやってかえって逆効果になる可能性もあります。
それこそボクシングの某一家のように…
逆に五輪代表の中で沈む一方の平山が何だかんだと多く取り上げてもらえるのは過去の実績云々もあるのでしょうけれど、競技以外の部分では他の選手よりもスターの条件を満たしているから、ということかもしれません。ペーパーテストの成績は良かったそうですし、筑波進学のうえで本場に留学ってのはそれ自体分かり易いですからね。のほほんとした性格も割と受けているのかもしれません。
そんな平山が注目を集めることにフラストレーションを溜めている人もいるかもしれませんが、Jの選手、あるいはこれからJに行こうとする選手が平山から学ぶべき点も少なくはなさそう。
企画力の有無
となると、既存モデルと適応しないJリーグは苦しいのかもしれない。
ただし、既存の企画モデルで派手に打ち上げつつ、現在の野球人気がジリ貧状態に陥っているのも事実なので(例えば坂本が満塁弾を打ったというスポーツ紙は既存モデルの典型ですが、それがかなりの数夜10時でも残っていた)すし、最近の民放系列の番組に対するシビアな見方などはメディア側の企画プログラムが老朽化していることを示しているといえそうです。
会社として認めるわけにはいかないわけですが、「そろそろ何か変えないとな~」という意識は多少なりともメディアの面々ももっているわけで、実際番組ディレクターなどは何か面白そうなネタがあれば「それをどうアピールすべきか」ということを考えているよう。まあ、そのあたりはサッカーに関しても同じなはず。
そこで担当者が「こういうのはどうですか?」と面白い企画をアピールできれば、「試しに深夜でやってみるか」となる可能性もあるわけですが、残念ながらそこまで提示できる人もいない。
メディアの若手が替わりに考えればいいといっても、彼らも「いや、向こうがこういう案を出してきて、僕も結構面白そうに思うので試しに深夜でやってみませんか?」と責任を負わない状態なら言えますが、「今のままではダメです! とりあえず僕の案を深夜でもいいのでやってください!」とは中々言えません。
結局、クラブ側も売り込むための案を色々練らなければならないんじゃないかなあと思うわけですが、このあたりの努力はやや少ない、というか、「とりあえず結果を出させることだ」とあまりにもオーソドックスすぎるような気もします。
もちろん、上のようなスターを維持できる要素がまだ揃っていないので、無理はできないという部分もあるのでしょうけれど。
もちろん、それらを超越する才能があれば別ですが、ロナウドクラスの才能がポッと出で出てくるとも思えません。
そうでないところで同クラスの他競技の選手よりどう注目してもらうかを考えていくと、結局のところは企画家とメディア対策の人が足りないということなんじゃないかなという結論に行き当たりそうです。
サッカー界に「~王子」は出てくるか
というようなことも今回参照にしたエントリにありましたのでちょっとだけ。
まあ、これは結局のところ運不運もありそうな感じですね。突出したプレーヤーでなくても「~王子」にはなれるので、そういうめぐり合わせを掴めるかどうかだと思います。
例えばまあ、You Tubeにリフティング写真とか掲載してユナイテッドと契約した9歳の少年がいましたが、仮に彼なんかが日本人だとすれば「リフティング王子」と騒がれたかもしれません。
もちろんこれは外国の話なので日本に直接あてはめるのはフェアではないかもしれませんが、もし今冬の大会で藤枝東が優勝していたら河合陽介は「ムラサキ王子」として確固たる地位を確立し、慶應大サッカー部のユニフォームは紫色に変わっていたかもしれません(笑)
ところで河合陽介については高学歴で、中々ウィットもあるようで、メディアが関心を寄せた実績もあり、またあまり大きくないので一般人が共感をもちやすい、という面では巧いだけの大前元紀以上にスターの素質をもってはいるのかもしれません。もちろん、競技面でどうなるかというのはあるでしょうけれど。
成長のスピード自体は確かに落ちた感じですね。
とりあえずハードなり基本ソフトを揃えば成長できるところまでは成長してしまった、というのが確かにあるかもしれませんね。
そこから独自性を模索しなさいよということなんでしょうけれど、まだそこまでにはクラブも代表も到達していないかなという気はします。
ま、ただ、あまり簡単に進歩してもかえって面白くない部分もあるかもしれませんし、苦悩する様も単なるファンという立場からは趣のあるものなのではと個人的には思っています。
無題 - コージ
こんばんは、TBありがとうございます。
はっきり言って代表絡みの「大枠?構造?」その辺を書くときりがないってのがあるんですよね。まぁ、私は3つのシリーズで気になった部分だけ書いて、ある意味、(これまでの代表云々に)自己完結したんですけど。
それでも以前に比べて代表熱みたいなのが冷めたというか・・・なんというか。
きっと川の果てさんも分かると思うんですけど、世代的な問題か、あるいは進化・成長がこの10年に比べてゆっくりになった(これが普通かもしれないが・・・)感じによるものかな?と勝手に思ったりと。
また、代表についてブログなどで書くとしても結末が「結局そこか」と自己嫌悪じゃないけど、同じ結果になるってものあったりと・・・
よって、今後は、突拍子もない視点・切口にしようかな?と考えたりしてます(笑)