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アーセナルのネタ的マーケット戦略

2009.08.03 - サッカー
当ブログではどちらかというと叩いていることの多いアーセン・ヴェンゲルとアーセナルの人情味ない路線。90年代末から04年くらいまではアンタッチャブルな雰囲気もあったヴェンゲルですが、ここ最近は完全にタイトルから遠ざかっていることもあって結構批判も向けられたりしております。

ただ、日頃批判していることが多いくせにこういうことを言うのもアレなのですが、私個人としてはアーセナルの若手補強路線は結構好きです。ぶっちゃけアーセナルというクラブ自体はそんなに好きではありませんが、ビルバオの純血路線とシュトゥットガルトのぬるま湯路線と並んで、ショタコン路線とでもいうべきアーセナルの路線にはクラブとしての確固たるポリシーが現れておりまして、レアル・マドリーやインテル、スパーズのようなハチャメチャネタ路線もいいのですが、こうまっとうに進んでいるクラブ路線でネタに出来るというのは素晴らしいことです。ユナイテッドやバルサあたりの当たり障りなく、しかもマネーパワーも出しまくるというのは正直可愛げが無くてつまらない。
もし、ヴェンゲルがつまらない勝ちにこだわる補強とかユナイテッドのような味気ない補強を始めだしたら、きっとガッカリします。

現実的に見ると、もう少し手を伸ばせば優勝も夢ではないのに、そこに手を伸ばそうとしないヴェンゲルにジレンマを感じる人は多いでしょう。ただ、そこに手を伸ばそうとした大概が失敗してクラッシュしてしまったというのも事実。イングランドのどこかの白いチームは言うまでもないですし、ポーツマスみたいに変な方向に行った挙句辛うじて生き延びただけなんてところもあります。ヴェンゲルには既に成功した実績があるわけですが、成功したからこそ現在の状況では失敗するということが分かっている、という可能性もあります。馬鹿はやり始めると際限がないですが、それなりに頭が回る人は限界を弁えているということで。
実は最近のアーセナルは戦力低下だけでなくて結構無個性になっている感が個人的にはあるのですが(ロシアの暴君が本格化して、チェコの芸術家が戻ってくれば変わりそうですけれど)、これも案外意図的にそうしているのではという気もしておりまして、変な信念もって時代が激変して取り残されるよりかは変革に対応できるような状態でとりあえず様子を見ている、という可能性もあるような気はします。

アーセナルの財務諸表とか見たことがないので巷間伝えられる経営状態の実態は分かりませんけれど、とりあえずアーセナルがマンチェスター・ユナイテッドやリヴァプールみたいに1000億とか借金があっても平気で追加融資求めるほどの面の皮の厚いクラブではないだろうことは理解できますし(レッズはさすがにヤバくなってきたようですけれど)、チェルシーみたいに億万長者がついているわけではありません。健全経営のためには何かしら売らなければならないというのはこれはごもっともな話。
適当に今を濁しておいて状況の変化を待ち、例えばそれこそ上位陣が経営的にクラッシュして軒並みリーズ状態になれば、2015年頃にはアーセナルが我が世の春を謳歌している可能性なんかも決して低くはないでしょう。アングロサクソンの人達はラテンのようなノリとロマンを持ってませんから、スペインのどこかのクラブ達のように破綻しそうでも無条件で融資してもらえるなんてこともないでしょうしね。

んで、あまりに機械的な30歳前後の選手の放逐についても、もちろんネタにもなりますし、ネタにしまくっていますけれど、一応ビジネスとしては仕方ないということになるでしょう。
人情味がないといえば確かにそうですが、クラブにプラスにならないと判断すれば貢献度度外視でサクッと追い出してしまうのはファーガソンもそうなのでヴェンゲルだけが特別ということもないかと思いますしね。もちろんヴェンゲルの方が極端といえば極端ですがスタムの追い出しっぷりなんかを見るとファギーもかなり無茶苦茶なことやりますからね(暴露本に激怒して放逐というあたりにファギーの人情味があるといえばそうなのかもしれないが[苦笑])。

ただ、ビジネスライクが過ぎるとどうなるかというのはOBで移籍先のFCバルセロナで出番のなくなったアレクサンデル・フレブがローン先にアーセナルではなくシュトゥットガルトを選んだあたりにその一環が垣間見えるのではないかと。シュトゥットガルトは活躍した外国人にはすぐにクラブ永住権(笑)与えたりと完全にアーセナルの正反対を行くクラブですから。
結局選手もビジネス相手としてしかアーセナルを見てくれず、金銭で妥協できなくなればすぐに出て行く、というところがあるのでしょう。
このあたりに一長一短ありますが、それはどちらを選んでも同じなので仕方ありません。

ま、そのあたりはいいとして。
様々な事情からヴェンゲルがああいう方針をとるの自体は評価は分かれるとしても仕方ないところがあるかと思いますし、現状のバブルで堅実路線を歩んで、2015年に謳歌することを考えていることは決して間違っているとはいえません。

ただ、今回の移籍はちょっと違うかもという気もしておりまして、それは主力クラスの選手を同じリーグの、しかもこれからライバルになるかもしれないクラブに売却したというところにあります。
アンリにしてもヴィエラにしてもそうですが、大体ガンナーズを出て行った大物選手の移籍先はプレミアリーグ以外であるのがほとんど。主力クラスでプレミアに行ったのはとことん対立しちゃったA・コールと、あとは故障癖のせいで海外クラブが取ってくれなかったリュングベリくらいでしょうか。
海外に出す分にはアーセナルにしても、活躍されてもほとんど痛くも痒くもないというのがありますし、リーグ環境の違いもあるので移籍した選手(おそらくヴェンゲルにシステマティックに管理されている選手)は戸惑って力を発揮できなくなるということはあるでしょう。
ただ、国内に移籍するとなると主力クラス以外ではS・ラーションとか普通に活躍してますし、アップソンみたいにヴェンゲルが巧く使いこなせず移籍先で予想外に活躍しているなんてケースもあります。A・コールもきちんと戦力になってますしね。

ということで、仮にアデバヨールとトゥーレの売り時をタイミングとしては問題ないのだとしても、売る相手はどうだったのだろうかという疑問がどうしてもでてきます。
もちろん、アーセナルの懐事情を満たしてくれるのがシティしかなかったということなのでしょうけれど、これはヴェンゲルの言うところの長い目で見た場合にどうなのかなと。金はともかく経験のある選手がさほどいないのがシティだったわけですが、そこにわざわざ大きな試合の経験のある選手を二人も渡す。もちろん、ヴェンゲルには二人が絶対に成功できない確信とかあったりするのかもしれませんが、危険な賭けではないかと思います。
今季の経営状態を改善させた代わりに来季もしくはその次の年にシティが4位でアーセナルが5位なんてことになったりする危険性を考えれば、少なくともアデバヨールの譲渡相手については損得度外視でミランとかにしておいた方がよかったのではないかという気もしております。

ま、シティが大躍進したらヴェンゲルがシティに行くのかもしれませんけれど(笑)

…とか何とか書いてきましたが、最終的に何が言いたいかというと、とりあえずこういう味気ないクール路線を歩むヴェンゲルはネタ的には大歓迎であり、個人的にはこういうショタコンスタイルをもっともっと実践してほしいと思う次第であります。
アーセナルが強いと鬱陶しいので、そこそこ負けてくれてしかもネタにできるという現状は個人的には申し分のないものです。
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